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いっくん
2020年5月31日 14:41
「幸せ」とは何か?人生とは何か?優しく考えるきっかけを与えてくれる本ーーーーーーーーーきっと、誰にでもやり直したいことがあるーーーーーーーーーーーー『君膵』で有名な住野よるさんの第二作。前作が大ヒットしたこともあってハードルも高かったと思いますが、とても「面白く」一瞬で読み終わってしまいました。ところで「面白い」って言葉は言葉の意味が広く、多くの場面で使える万能な言葉の分、意味
ゆずりはすみれ
2020年5月31日 16:38
普段、ヘッセの詩集はよく読むけれども、小説は何年振りかに読んだ。もしかしたら十年振りくらいかもしれない。ヘッセの小説は『デミアン』が一番好きだ。あの長い、心の旅としか言いようのない暗く、真夜中の一番底を歩き続けるような物語には、苦悩する人達が多く現れた。この『クヌルプ』には、苦悩していると呼べるのは(いや、語られていないだけで誰でも苦悩はしているのだが)クヌルプのみかもしれない。ただ、基本的に三人
oginomen
2020年5月30日 18:21
高校生くらいまでは読書がとにかく嫌いだった。理由はいくつかある。まず小学生時代の読書感想文。宿題で出た時の絶望感。その後味わう地獄の宿題タイム。「好きでもない本を無理やり読んで感想って言われてもね…」と思っていたとかいないとか。感想文ありきで読む本なんて苦痛でしかなかった。加えて自分が生来の食わず嫌いの頑固者であることも読書嫌いに拍車をかけた。「本は読まん!小説なんてマジで