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【目印を見つけるノート】1254. 5W1Hと不確定要素

気温の上がり方はわずかに緩やかですが、むしむししていますし、暑い☀️

きのうは『かもめのジョナサン』がポンと出てきたのですが、同じように今でも思い出せるのは、佐野洋子さんの『百万回生きたねこ』(講談社)です。とても有名な絵本ですので、手に取ったことのある方も多いでしょう。

以下はネタバレかな。
今手元にないので、うろ覚えのあらすじです。間違っていたらごめんなさい。

百万年生きている、百万回生まれ変わるトラ猫がいました。王様の猫になったり、船乗りの猫になったり、どこでも愛されてさまざまな経験をします。一生を何度も繰り返して、トラ猫は白い猫に出会います。
トラ猫は今までの一生の繰り返しをはじめは自慢げに語ります。白い猫はそれをただ聞いています。
そのうち、トラ猫は自慢を止めて、「そばにいてもいいかい」と白猫に尋ねます。白い猫はこくりとうなずきます。
トラ猫は白い猫と生きます。子どもも生まれて幸せでした。
そして、だんだん白い猫は歳をとって、トラ猫に抱かれて死にます。トラ猫はたくさんたくさん泣いて、そして死にました。
そしてもう、生き返ることはありませんでした。

この本にはいろいろなことを思います。
・トラ猫はいろいろな人の飼い猫だったけれど、それを止めて自由になったのが転機だったのだろう
・長く生き、繰り返し生きても幸せでいなければそれは不自由なのだろう
・一緒にいたいと思える相手を見つけてよかったね😊
・やっぱり今が大事だよね
・愛がなくちゃね
・はて、自分は今生で十分なように生きているだろうか
ーーなどです。
皆さまはどうでしょう。

上記とちょっと違う部分を取り上げます。
自分を書くことについてです。

トラ猫は白い猫にこれまでの経験を語り倒しますが、そんなことはどうでもよくなってしまいます。

というところから、
私もですが、一般的に自分を語ることは非常に多いと思います。これは範疇を越えると危険、どう覆ってもただの自己讚美になってしまいます。それではちょっと……と思いますので気をつけています。
それで、
「誰に(who)・なぜ(why)・何を(what)・いつ(when)・どこで(where)・どのように(how)」という記事などを書くときの鉄則を5W1Hといいますが、これをちょこっと使わせていただいています。

例として、商品を売る場合を想像します。
フューシャピンクの口紅を売りたいとしてその宣伝方法を考えます。おそらく、
・メインターゲット(購買層=who)
・フューシャピンクの口紅(what)
・3月から5月(when)
・全国周知するが関西地区に重点的に(where)
・新シリーズの目玉として(why)
・ポスター、雑誌、車内吊り広告など(how)
などという風になるのかな。大ざっぱですみません。もっと細かいですよね。
もし商品を売るならば5W1Hは想像しやすいのではないかと思います。もちろん取材記事でもそうですね。

自分で書くときは「何を、なぜ」というのを特に意識するようにしています。
他の要素は固定しているからです。
私の書く相手はほぼ「あしながおじさん」(前に書きました)ですので、対象のwhoが決まっているのです。「あしながおじさん」宛の手紙を公開しているというスタンスです。あと、小説の告知も兼ねていますね。
たいてい今日のことか、ちょっと前のこと、先のことを書いていますので、whenは今日が基準。ですので「日記」でもあります。
whereは私がいてものを見ている場所。
howはテーマに沿って考えます。4つはそれで決まっていますので、「what」と「why」が関心事になります。
・何を書くのか
・なぜ書くのか
ふたつはテーマと動機ということになるでしょう。これは、なかなかです。

・何を書くのか、そのテーマにどうアプローチするのか、何を知らせたいのか
 whatはwhyに直結します。whyは表に出さなくてもしっかりさせたい部分ではあります。
・なぜこのテーマなのか、なぜアプローチするのか、なぜ知らせたいと思うのか。

えー、いつもそんなこと考えてるぅ?
と聞かれそうですが、
さすがに朝から晩まで考えてはいないかな🤔 
でも「なぜ」と人にではなく自分に聞くのはそう悪くないものだと思っています。

緑の小径

最近は
武蔵野のことをちょこちょこ書いていますが、「武蔵野ってなにかしら」ということをいろいろな角度から見て、フィールドワークをちょこまかして、調べるレポートです。
そのように自分から離れて、目的がはっきりしている場合もあります。

始めるときはいつも偶然なので偉そうですけれど。

これからは、そのような要素を少しずつ増やしていけたらとも思っています。

まだまだ、書くとは思います😅
そして、トラ猫が白い猫と出会ったように、自分の経験すべてをなしにしてもいいと思えるぐらいに向き合える対象が現れたら、方法はまた変わるかもしれません。

不確定要素があるのもまた、楽しいことです。
自分を書くことについての雑感でした。

それでは、今日の曲です。
Echo And The Bunnymen『The Game』

この曲の歌詞がずっと好きですね。ちょっとひねてるんです。

A sense of duty was my one intention,
And an ugly beauty was my own invention,
という出だしからして、
義務感はひとつの意図で
醜い美しさだけが自分の発明したこと~ぐらいでしょうか。何のこっちゃい、という感じです。
ただ、通して聴くと、
今の状況から身軽になっていこうというような大まかな趣旨は伝わるのです。大まかだ😅

この曲の入ったアルバムを出した後、フロントマンのイアン・マッカロクは脱退しちゃったなあ(その後解散、再結成しました)。今だからそう帰結できたりもしますが、当時は不確定要素がありました。
それもまた、曲にかけられた魔法かもしれないと今は思います。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 ありがとう✨

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