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【目印を見つけるノート】1298. Lowlandsとバスで出会った少女

年初からミュージシャン逝去の報の連続には打ちひしがれていましたが、またここで谷村新司さん、もんたよしのりさん、櫻井敦司さんと続けて逝去の報を見ました。ショックですね。

今年の3月だったかな、渋谷でBUCK-TICKのラッピングトレーラーを見かけました。凄いなと思って見ていました。今のヴィジュアル系といわれているバンドのおおもと的存在です(個人的にはポジパンだと思っていました)。ライブで倒れられたとのことですが……………。
それぞれの方のことを思いつつ、お悔やみ申し上げます。

今日は『オデュッセイア』を更新してから書いています。スコットランド女王メアリー・スチュアートのことを書いてからインスタのおすすめがスコットランドばかりになり、ついにはストーンヘンジとか史跡巡りとか……頭の中がブリタニアになりそうです。
『My Gentle Puck!』(誰のセリフでしょう)

そこでずっと流れているのがこの曲。
Bob Dylan『Sad-Eyed Lady Of The Lowlands』

なぜかというのを説明するのが、少し厄介なのですがしてみましょう。
スコットランドは北方の丘陵地を「ハイランド(Highlands)」、南方の低地を「ローランド(Lowlands)」といいます。エディンバラやグラスゴーなどの都市はLowlandsですね。
私はこのHighlandsという言葉をワーズワース(William Wordsworth)の詩の本で知りました。もう手放してしまったので写せないのですが、こちらだったかな🤔
The Solitary Reaper

「ハイランドの乙女」という訳がどこかの部分にあたると思います。麦を刈る乙女……違うかなあ🤔曖昧な記憶ですみません。
こちらの詩でも表現されていますが、HighlandsというイメージがWordsworthによって、私にがっちりと与えられたのでした。寂寥、少女、自然というような。

さて、その上でDylanさんのこの曲を見ると、どうしても上記のイメージに行ってしまうのです。日本語の解説では、「名字の音がLowlandsに似ている恋人(妻になる)に書いた」でほぼ終わっているので、そうだろうと思うのですが、Wordsworthの詩を読んだ身からすると、どうしても、前提にあったように思えてならないのです。Dylanさんならそうしていてもまったく不思議がないとも。

きれいな愛の詩が書きたかったのではないかと思うのです。そして、このようにいろいろなことが交錯する詩を書いたのだと思うのです。ご本人に聞いてみなければ本当のところは分かりませんが。

メアリーはLowlandsにある城の主です。その運命はよく知られていますが、そのこともまた、詩にはニュアンスとして含まれているのではないかと思うのです。そう思うと何も難解なことはなく、しみじみ聴くことができます。

……と小説を書きながらそんなことを考えていました。

今日は通院日でしたが、帰りのバスで興味深い光景に出くわしました。
私の前に高校生の男の子が座っていて、スマホを手にしつつ、チラチラと斜め後ろを見ています。私じゃないですよ。そして、チラチラ見るのをやめて画面に視線を戻しました。バス停に着いたところで、斜め後ろに座っていた女の子が立ち上がって降りていきました。女の子は男の子に挨拶しようとしているようでしたが、男の子が画面を見たままなのでそのまま降りていきました。女の子の表情が見えましたが、目を真ん丸にしていたのです。それで、私にも分かってしまいました。
私は少々乱暴な言葉を心の中でつぶやきました。
「彼女が後ろにいるって最初から分かってるんでしょ。チラ見してたのに、シカトしちゃ絶対駄目だってば。にこっと挨拶するぐらいできないの? そんなことしてると、女の子だって嫌われてると思って近寄らなくなるよ。あの子は可愛いからすぐ彼氏できちゃうからね。素直になれ~後悔しても遅いんだから😡」

以上です😁
余計なお節介ですけれど、青春っていいなあ❤️

それでは、脈絡もないままこの辺りで失礼します。お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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