【目印を見つけるノート】193. みずから光を放つことが「あらまほし」かなと

きょうは下の子どものインフルエンザワクチン接種に付き添ってきました。空いていてよかったです。
大人は来月になるようですが、混むのでしょう。

こちらのクラッカーをいただきました。

ファッションのタグでいただけるなんて、とても嬉しいです。今年のパリコレは、ある意味メゾンの「存在証明」といえる部分があるように感じましたので、書かせていただきました。

お立ち寄りくださって、本当にありがとうございます。

この「凄み」は他の年では出せない、稀有なものではないでしょうか。
表現・創作する方すべてに通ずるものであると思います。

発表や表現の予定が未定になり、長い逗留を余儀なくされ、ネットに居を定めて、稀有な時間に新しいものをたくさん作ろうとするけれど思うほどに進まない、もやっとしたジレンマの中で、それでも手探りで進んでいくーー皆さんにあてはまるわけではないでしょうが、そう感じられているかたはいらっしゃると思います。
私見です。以下も。


⚫「あらまほし」のことば

「あらまほし」という古語があります。
「こうあってほしい」という意味ですが、いまたくさんネットに散りばめられている言葉は、「あらまほし」に染められているようです。

今の状況が良くなってほしい、というのは誰しもが願うことでしょう。それは私も同じなのですが、どちらかというと状況に対してではなく、人に「あらまほし」をサゼッションすることばが多いように見えます。

もしそのような「あらまほし」ばかりになってしまったら、今がなおさらつまらなくなってしまうのではないかなと思うことがあります。

最近は空と同じぐらい地面の写真を撮りますが、足もとを見るのはたいへん面白いです。アリがたいへん働きものだなと感心しますし、この前つぶやきに出したように、苔を見るのも楽しい。

南方熊楠が今生きていたら、さぞかしべたーっと地面に張りついたことでしょう。それを想像するのがまた楽しい。

Echo And The Bunnymenの『The Game』という曲を思い出します。なぜかこの曲は彼らのお気に入りではないようで、公式のPVも見当たりません。あったら差し替えます。一部歌詞を。

義務感は　自分が唯一意図したこと
醜い美しさは　自分だけの発明
誇り高く拒絶したことに　誇りを持って
きみの承認を求めるのを
拒絶するよ

探し求めるたくさんの人
光はごくごく少ない
霧をくぐり抜けながらぼくたちは
みずから光を放ち続ける

きみの輝ける時代の
涙にくれた時間
見せかけの涙のうちにある
生き延びたすべてのもの
そして、乗ることのなかった
真夜中の列車
だって、ぼくはもう
ゲームを始めていたんだ

（中略）

ぼくたちがしたほうがいいのは
「なぜ」とか「どんなふうに」
ということを
すべて忘れてしまうこと
きみが失ったものを
思い出している間は
さよならにキスをする準備を
することができないよ

Echo And The Bunnymen『The Game』
（紹介のための引用　一部を意訳byさわ）

あの時期にはちょっと合わない曲だったのかもしれませんが、今はどことなくしっくり来る気がします。

そういう曲は他にもあるように思います。

⚫お籠りクラフトとばら

きょうは朱赤のシェルをまた使って😊イヤリングです。

ふたつめのつぼみも咲いてきました。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
（尾方佐羽）

追伸　5,000字分ほぼ出来です。約1/4。