ブルーオーシャンの探し方、現代版ポジショニングマップ論
ブルーオーシャン戦略ってご存知ですか?詳しいことは名著「ブルーオーシャン戦略」という本で読んでもらうとして、一言でいうと競争の激しい場所=レッドオーシャンではなく、まだ誰もいないオアシスを目指せって事です。
これ、言うのはすごい簡単で一言なんですけど、誰もいない場所=ブルーオーシャンって訳ではないのが難しいところで、誰もいないけど魅力的な資源がザクザク出てくる場合と、誰もいなくてかつ資源も枯渇していて掘っても徒労に終わる場合があるんです。ほとんどは後者。
で、だいたいラッキーに当たった時に「これはブルーオーシャン戦略だ!」って後付けでマーケティングして、成功要因分析とかドヤる訳ですが、実際はマグレ当たりなんじゃねーの?と思うことが多いです。
でも、最近このブルーオーシャンを意図的に探せる方法があるんじゃないかと考えていて、一つ仮説を立てています。本日はそんなお話。
ポジションニングマップの弱点
上の図はいわゆる一般的なポジショニングマップです。価格帯やサービスの品質なんかで同業種の競合他社を選り分ける訳です。
でも、いわゆる一般的な2軸のポジショニングマップでは、過当競争なレッドオーシャンの業態ではマップのほぼ全てが埋まるんですね。
で、最終的にはスケールメリット=圧倒的な資本と物量とで勝者総取りになる。
例えばファッション=アパレルで考えてみた場合はこんな感じ(適当に作ったのでツッコミは無しで)
ほとんどのスペースが大手に手広くカバーされている。
ここに弱小で少資本のスタートアップが突っ込むとどうなるか?
はい、もれなく討ち死にです。巨像に踏み潰されるアリになります。
じゃあ、ブルーオーシャンを探そうぜ!ってなるでしょうが、ちょっと待て。今の世の中、手つかずの分野っていうのはハイテク最先端の分野か、忘れ去られて滅びかけた超ニッチ分野か、最果ての地(海外)くらいしかないです。
どれもリスクが半端じゃないし、おまけに失敗したら技術や経験の転用が効きづらい。挑戦のハードルが高め。
そこで、ちょっと見方を変えてみると、今あるレッドオーシャンの分野でも実は多層的なところでブルーオーシャンがあったりしそうなのです。
この使い古されたフレームワークであるポジショニングマップ、どうすれば新しい視点を加えることができるでしょうか?
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