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#学校図書館

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学校図書館について書きました。 お役に立つと嬉しいです。
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2020年7月の記事一覧

つれづれ…なるままに。217。

つれづれ…なるままに。217。

【学校図書館と子どもたちとの関係】

学校図書館で仕事をすると、大人の先生たちより、子どもたちとの会話が多いことになります。

子どもたちは無垢で残酷です。純粋で単純な思考回路のため、間違った情報も、当たり前のように会話に入ります。

以前

「特攻隊の人たちって喜んで死んでいったんだよね~」と、言われて

激怒しました!
そんなわけあるかっ!と…私も戦争体験があるわけではないですし、本からの知識

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つれづれ…なるままに。216。

つれづれ…なるままに。216。


【学校図書館と読書】

図書館なので『読書』は当たり前すぎるぐらい重要です。

しかし、たまに気になるタイプが児童生徒のなかにいます。

読むのが早すぎるタイプです。たくさん読むことは良いのですが…あまりにも厚い本を借りて、1週間で返すの繰り返し…これは

(本当に読んでいるのかしら?)と、思わずにはいられません。

返却のとき
「面白かった?」と聞くと
「うん」と答えます。
「どうだった?」と

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つれづれ…なるままに。212。

つれづれ…なるままに。212。

先日、ちょっと面白いことがありました。

中学年の女の子が、手には『古事記』を持ちながら

「この本の中に゛カンコクカン゛はありますか?」と質問されて、私の頭の中で

(♪箱根の山は天下の剣~カンコクカンもものならず~♪)が流れました。その子は

「史記ですか?」とも聞いたので(ラッキー!)「史記ですね(多分)~ここには流石にないです!」と返答しました。

後ろで先生が

「さすが!」と、驚いてく

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つれづれ…なるままに。211。

つれづれ…なるままに。211。

【学校図書館と貸出制限】

公共図書館だと、制限冊数いっぱいに好きな本を借りることができます。

しかし、学校図書館は『教育に寄与する』うえで、いろいろな制限をかける場合があります。

例えば

・借りられる冊数のうち、1冊は物語を入れること。
・絵本ばかり、図鑑のような本ばかり『〇〇ばっかり』にならないように選ぶこと。
・シリーズものは、1冊だけにすること。

などなど…担任や学年全体で決めてお

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つれづれ…なるままに。207。

つれづれ…なるままに。207。


【学校図書館と業務マニュアル】

ある日、突然配属されて、引き継ぎもない!ということが、この業界はよくあります。
学校内には、図書館システムのことを詳しく知っている人はいませんし、支援センターのように「教えてください!」とすがるところも…無くて、孤立しているところに
「さあ、ここが貴方の職場です!よろしく!」
ぐらいの感じで、ポンと任され、途方にくれます。

わりと、あるある話です。

そのため

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つれづれ…なるままに。199。

つれづれ…なるままに。199。

【学校司書の独り言】

ときどき「悔しい」と思う時があります。

・新学期、始業式の挨拶に呼ばれないこと。
・離れ小島のような図書室で、黙々と仕事をしているとき。
・この仕事を「仕事」として認識されてないと感じたとき。
・管理職に、忙しそうでもないけど「お忙しいところ、失礼します」から話始める自分。
・「あー私は透明人間なんだなあ」とわかるとき。

そのほかにもありますが。
ヒエラルキー最下位にい

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つれづれ…なるままに。197。

つれづれ…なるままに。197。

【学校図書館と図書委員会】

学校では、委員会活動があります。
放送委員会と図書委員会は、なぜか人気があるようです。(または、少しめんどくさいタイプが集まります。)

図書委員会の魅力(だと思っている)のひとつに

『ピッ』ができる!(バーコードリーダーが使える)と思っているようです。しかし、うちの学校では、私がほぼ毎日いるので

『ピッ』はやらせません!過去にいろいろ大変なこともあり、なかなかう

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つれづれ…なるままに。192。

つれづれ…なるままに。192。

夏の帽子の登場です。真夏の日差しは厳しいです。

今日は…悩みました。
オリエンテーションで「これは良かったのか?悪かったのか?」と悩んでます。

内容は。
図書館マップに、いくつか背ラベルがあり、それに対してヒントを伝えて、見つけて書きこむ。で~そこで「わかった!」という発見と「なんでだろう?」という疑問を、メモをして…後から私が質問するからね~というオリエンテーションです。

が、

これが、

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つれづれ…なるままに。191。

つれづれ…なるままに。191。

【学校図書館の不思議】

不思議なことに、初めて学校司書として勤めた自治体では

『図書館だより』は作らなければいけない。と言われて、ある学校では児童向けに月に1回、ある学校では、児童向けと教員向けに月に1回、など必ず発行していました。結構バードでした。

今の自治体にうつり
「図書館だよりは、どうしてますか?」と尋ねたら

「えっ!いるんですか?」というお返事で、こちらが「えーと」となりました。

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