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【累計三刷】すなば『さよならシティボーイ』再び重版出来のお知らせ/夜夜中さりとて「『さよならシティボーイ』は過去との決別、ではない」

どうも、西川タイジです。

先日の大阪・京都ツアー、無事に終了致しました。まずは、お寒い中足を運んで頂き、本を購入して下さった方々に心からの御礼を。久しぶりにお会いした方や、初めましての方にたくさん会えて、とても素晴らしい時間でした。差し入れを持ってきて頂いた方もいて、温かい空気。イベントをやらせて頂いたtoi booksさん、文学フリマ京都運営の皆様にも感謝を。

面白かったのは、初日にお取り扱いをしてくれている大阪・天王寺のスタンダードブックストアに挨拶に行ってみたらカフェで遭遇し、文学フリマ京都でも一緒になり、最終日の京都観光の最中、街中でサンプリングのエナジードリンクを受け取った瞬間に遭遇した友田とんさん。ご縁がありすぎましたね。ありがとうございました。

現地のアテンドをしてくれた友人達、東京から遊びに来てくれた友人達、離れたところから応援して頂いた皆様も、本当にありがとうございました!おかげで、めちゃくちゃ楽しい旅となりました!またゆっくり行きたいなと思います!満喫したなー本当に。重ね重ねありがとうございました。

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夜の京都ではしゃぐすなばさん。ちなみにこのキャリーバッグは本人のものではありません。(Photo by トモエさん)

■すなば『さよならシティボーイ』、再度の重版出来(じゅうはんしゅったい)です!累計三刷!ありがとうございます!

という事で、ありがたい事に『さよならシティボーイ』の第2刷の在庫が今回の関西ツアーで手元から無くなりました…!ご購入頂いた皆様、仕入れて頂いた書店様、本当にありがとうございます!

まずは引き続きお取り扱いのある書店に足を是非運んでみて頂ければ幸いです!

あ、そうそう。書店に行った際には、是非『小説すばる』2月号(集英社)もお手に取って頂ければ幸いです。我らがすなばさんが、旅の帰り道と、その乗り物についてのコラムを寄稿しております!合わせてチェックしてみて頂ければ!

■重版記念キャンペーン

再度の重版という事を記念して、トーキョーブンミャクオフィシャル通販・送料無料キャンペーンを行います!ちょっとコロナの感染者が増えてきて、なかなか外にも出歩きづらいという方も多いかと思いますので、ちょっと長めの期間で実施致します!この機会にご利用頂ければ幸いです。すなばさんや豪華執筆陣も寄稿している『今夜』壱号も対象となっております。合わせて是非。本日無事刷り上がって参りましたので、受付を開始しております!

■期間

・2022年1月27日(木)~2/28(月)まで!

ご利用、是非ともお待ちしております!

■夜夜中さりとて「『さよならシティボーイ』は過去との決別、ではない」

再度めでたく重版という事で、前回の三浦希君に続き記念にグッドボーイ/好青年の歌人のホープ、夜夜中さりとて君に『さよならシティボーイ』の感想を書いて頂きました!こちらも是非お楽しみくださいませ!

(今も爽やかだけど、ポカリも爽やかすぎるぜ、さり君…!)

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「『さよならシティボーイ』は過去との決別、ではない」


『さよならシティボーイ』は過去との決別、ではない。

「僕を知らない人にとっては、この本が僕とあなたとの初めての接点であり、初めての会話になる。」(『まえがき』より)

と本人が言うように、僕たちは『さよならシティボーイ』で、かつてのシティボーイと初めて相対することになる。

僕がすなばさんと知り合ったのは比較的最近なので、まさにこの本を通じて彼のさまざまな一面に触れることができた。

すなばさんの行動原理や世界との関わり方は知れば知るほど魅力的だ。

非の打ち所がない人格者というよりはむしろ、小さく欠けた部分から漏れ出したどうしようもない魅力が、僕たちのゆるい共感や憧れを呼び起こしているように思う。

どのエピソードの中でも、すなばさんは自分のことをとても大切に扱っている。

どれだけ忙しくとも、自分の部屋や道具、あるいは心をケアする時間を確保する。

自分自身の喜びにも悲しみにも自覚的でいる。

やりたいことはがっつりやるし、やめたくなったらきっぱりやめる。

身の回りのものごとについて考えることを怠らない。

恥ずかしい失敗や過去の後悔も、やすやすと無かったことにしない。

特にこの「失敗や後悔を無かったことにしない」というのは本当にすごい。

今の自分を大事にするのと同じくらい、これまでの自分のこともちゃんと抱えて生きているというのは簡単なことではないだろう。


『さよならシティボーイ』は過去との決別、ではない。

かつてこういう出来事があって、そこにはこんな自分がいたのだ。というのを、盛ることも削ぐこともせず、そっと認めてあげている。

それぞれの場面をシティボーイとして生きたあらゆるすなばさんが、まだこの一冊の中でぬるっと生き続けているのだ。

そんな記憶や息遣いを、こうして垣間見ることができて本当に嬉しかった。


同時に、これだけ味わい深いエピソードたちを以ってしても、すなばさんという人間のほんの一端を知ったに過ぎないのだろうと思う。

彼はまだまだ謎多き、というかあんまりよくわからない人物で、そのわからなさがたまらなく愛おしい。

こないだ30歳の抱負を聞いたら「マシンガン」と即答されました。

なんでだよ。わかんねー。

そんなわからなさに触れてみたいと思ったら、ぜひこの本をお手に取ってみてください。

気さくで思慮深いシティボーイが、きっとあなたを待っています。

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さり君、本当にありがとう!急にお願いしたのに、快く引き受けてくれてありがとう!君は本当に好青年!

夜夜中さりとての歌集『ホーボー・サイン』は絶賛発売中です!こちらも是非お手に取ってみてください!

これは大阪で世話になったけんず君の感想です。

という事で、引き続き『さよならシティボーイ』とトーキョーブンミャクを何卒よろしくお願い致します。今後共、是非ご贔屓に。

それでは、また。

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