Yasushi Kitajima

統合失調症、発達傾向あり、間欠性外斜視の著者が、幻覚、幻聴、幻視の世界観をどう著すか、…

Yasushi Kitajima

統合失調症、発達傾向あり、間欠性外斜視の著者が、幻覚、幻聴、幻視の世界観をどう著すか、苦労しました。ありがとうございました😊眠剤飲みながら書いてみました。大好き❤

最近の記事

エンジェルハートに騙されて

すべては2年前に始まった。Pairsというアプリをダウンロードして、とある女性とマッチングした。恵子だった。 僕は11番目の彼氏だった。つまり10人の男と付き合った慣れの果てが、僕の順番だ。 恵子は自立していれば何をしても良いと言う考えの持ち主だと言うことに、ようやく気がついた。 恵子の遍歴はそれは凄まじいもので、アプリを使ってはセフレを釣り、生活保護を、うるおしていた。 僕は、そんな彼女と、いつか結婚できるものと信じていた。 しかし、彼女の自立は、自分自身を守るも

    • なんで世の中こんなに貧しくなっちゃったの?

      北野りんご🍎 夏帆 年収5,000,000円じゃないと結婚したくありません。相手が。でないと、私暮らしていけませんから。 事実、こういった会話が巷に溢れている。 一方で、 幸助 僕年収1,000,000円だから結婚は諦めています。 どういうことかと言うと、ここ最近の結婚適齢者はマッチングできないということ。 マッチングできなければ結婚できず子供も授かれない。 少子高齢化時代。 国は、子供世帯に補助金を出すと言っているが、肝心の子供が減っているのは、結婚自体が成り

      • 書いてはいけない

        ここ最近近代史、現代史が塗り替えられようとしている。 対談形式でお送りしたい。にゃんこちゃんどうぞ。 よろしくお願いします。 さて、日本の天皇制は2000年続いていたのを知っていますか? 知らなかった。日本を作ったのはマッカーサーだと思ってたから。 自虐史観と言うやつだよね。日本は戦争に負けたんですね。連合国軍が勝った。 最初マッカーサーは天皇を処刑しようと思った。しかし天皇は自分が戦争責任を負うかわりに、日本国民を助けてくれと懇願したんです。感動したマッカーサーは

        • 官能小説を語っているうちに

          靖子は、和也に官能小説についてをずっと語っていた。靖子のCDプレーヤーが語る。靖子は盲目だ。和也はヘルパー1級だった。同行援護も取った。 男と女の絡み合いよ。 こんなもん毎日聞いてるんですか? えーそうよ。毎日聞いてるわ。リクエストすれば送ってくるの。 好きなんですね。 官能小説が夫婦の営みを豊かにするのよ。 営みですか? 例えば私独身でしょう。あなたも独身。カップル成立ってわけじゃない? そうです。カップル成立です。ハハハ。官能小説の魅力ってなんですか? 濡れてくるところ。

        エンジェルハートに騙されて

          このままどこまで歩いて行くんだろう

          北野りんご🍎 このままどこまで歩いて行くんだろう まっすぐな道だと思っていた 自分を見つめて今思う 誤りを認めた時 全てが真っ暗になった 鏡に映した僕 苦しみの中食い縛り 自分を抱きしめた 生きる事は何だったのか 手を広げ、飛び立った 大空へ向けて 明日を思い 笑いかけた日々 また振り返る自分 まっすぐに前が見えない 歩いてきた日々 道は曲がりくねっていた 気がついて終わったとき 失ったものは大きい 生きるって何 たった1人でこの世に

          このままどこまで歩いて行くんだろう

          もう戻らない

          北野りんご🍎 めっちゃ機嫌が悪い。 元カノがやったこと。ブロック削除の行き届いていなかったSNSの動画にまでコメントを乗せてきた。アンチコメントである。気に入った動画ではあったが、まとめて削除した。感情平板化の僕の感情はのっぺらぼう。迷わず削除のボタンを押した。 さっきから過食気味だ。水を5リットル飲んだ。当然水中毒である。 僕はサザエさんに出てくるマスオさんではない。男1匹なのだ。男は女々しくてはいけない。砂漠の中を人を引っ張っていかなければならない。 正直言って

          もう戻らない

          あきらめの向こう

          北野りんご🍎 訪問看護が悪い。doctorが悪い。無性に腹が立ってその訳を考えていた。傾聴をしてくれない訪問看護。自己主張ばかりしてくる。doctorは聞いてくれない。尋ねてくれない。僕に興味がないのか?確かに無性に腹が立つのである。 しかし、よくよく考えてみた。周りは変えられない。変えられるのは自分と未来だけだ。 ならいいじゃないか。自分が変われば。 人間100人いれば、100通りある。訪問看護だって、規格化された人間が来るわけじゃない。100通りの訪問看護がいるの

          あきらめの向こう

          恋愛進化論

          恋愛進化論 北野りんご🍎 思春期の頃、誰それ君が好き、誰それさんが好き。 好きを経験します。 それはタダの恋ではないでしょうか? よくわからないまま、肉体関係に走る思春期の子供たちもいる。 男は簡単に気持ちが良い感覚を体験できますが、女は挿入だけで逝けるもんじゃありません。それはAVの世界です。 恋の世界のまま、歳を取る人もいます。いつまでたっても恋のまま。 恋は自己完結で終わってしまうのに、それに気がつかないままで歳をとる。 70歳のおばあちゃんもその1人

          人間関係の断捨離

          人間関係の断捨離 北野りんご🍎 昨日の彼女は今日の友。今日の友は、明日の他人。 何がいけなかったのかどうしても理解できない。 精神障害者同士だったからか。 いつしか経済的に依存してきた。 生活保護だったのが原因か。 出会ってすぐは、毎日が幸せだった。この人が運命の人だと信じた。 崩れてしまう山だったんだ。 タロットカードで占った。あの人はデビルのリバース。僕は死神。 苦しかった関係は終わり、僕は新しく生まれ変わった。 人間関係の断捨離。いつかしなければな

          人間関係の断捨離

          夢は、虹の彼方に

          夢は、虹の彼方に 北野りんご🍎 ちょうど午前5時。静まり帰った。朝。昨日は自分の理解者3人と会った。統合と発達の自覚症状を説明した。現実と非現実の境目がある。僕は非現実の側から境目に触れている。妄想の世界に住んでいるのだ。ただボールが、妄想の世界側から境界線に触れているのだ。ボールは自分。手を伸ばせば机に触れる。その感覚はわかる。でも現実感がない。夢の中を漂いながら、僕は生活している。健常者の方何人かとも語り合い、わかったことなのだが、やはり彼らは、あるいは彼女らは、現実

          夢は、虹の彼方に

          見にくいあしたの子

          見にくいあしたの子 北野りんご🍎 玉ねぎを切ったとき、妄想が始まった。そこは四角い部屋で壁は白かった。声をかければ、遠くから叫び声が聞こえてくる。セブンイレブンのお姉さんが僕の顔見て笑っていた。何がおかしいのか僕にはわからなかった。 でも、レジ袋に入れていく手つきは私と同じで、得意がっていた。 僕は私。性別不明だけど大丈夫です。お姉さんでもあり、お兄さんでもあり、妹でもあり、弟でもある。人だと思うよ。ね。ねえ。 もの語りは続く 雨が降り出した。物思いにふける。発達より

          見にくいあしたの子

          見にくいあしたの子2

          見にくいあしたの子2 北野りんご🍎 りんごは利口ぶった、とっつきにくい顔をしていた。性格なんて、基本変えることはできない。一生持ち続けなければならない。困ったときに1部手直しする事は可能。だけど、全てが変わる事は無い。りんごは悟った。 自己中、自分本位は変えてしまえと、言われ、苦しんで生きた。 実生活の中で寂しさ、孤独、怒りがあった。寂しさは浮気を産み、それは罪に違いなかった。 りんごは暇で寂しい。昼間は寝ている。ゆめちゃんは暇がない。りんごはなぜゆめちゃんしかいな

          見にくいあしたの子2

          見にくいあしたの子3

          北野りんご🍎 りんごは悩んでいた。自分の価値がない。1円にもならない。死んでしまえ。なんで生まれてきた?誕生を祝福してくれた人もいた。でも、今になっては何の価値もない。生きることを諦めた時、人死ぬんだ。それに気がついた。 就寝前の眠剤トリアゾラムを飲むと、なぜか目が冴える。ペンが走る。闇を走る旅が始まる。そこは南南病院の診察室だった。ドクターが1メートル先に座っている。何も語らない。りんごは質問をまった。 どうですか?ドクターが口を開いた。りんごは答えた。ドクターに不満

          見にくいあしたの子3

          谷底の夢

          北野りんご🍎 訪問看護が帰っていった後、りんごはしばらくぼーっとしていた。なんとなく録音しておいたICレコーダーを聞き直そうと思った。イヤホンをつけて寝床に入る。しばらくして夢に落ちた。 なぜかりんごは小学生。家の中に母がいるのだが、どう見ても見慣れぬ女性だ。女性は風呂に入っている。子供のりんごは、なんとなくトイレから風呂場を覗き込んだ。バスローブを着た女性が出てきた。そのまま女性の後をついていくと、キッチンの奥にテーブルと椅子があり、こちらを向いて奥側に座っている。なぜ

          時間がない

          北野りんご🍎 僕は見極めをしているんだよ。あなたに飛び込んでいいのかどうか。あなたがしているのは恋だ。恋は自分の中のもの。僕がしているのは愛だ。愛は送り続けるもの。あなたの恋がいつか愛に進化すると僕は信じていた。ずっと待っていたんだよ。見極めをしていた。時間をかけて。なぜ僕が最近モテモテなのか。愛を送っていたからさ。見返りを求めないで送り続けていた。だからモテモテだったんだ。今冷静にになってあなたを見つめている。だめ女のあなたを見つめている。観測できる時間は限られている。時

          極上ヘッドスパ

          北野りんご 1時35分 5分遅刻 何も言わず、にこっとアイコンタクトを送って、奥の2つ目の空いている席へと、BーニカのI子さんは手招きをした。大きな鏡に、はっきりと、ボサボサの自分が映る。I子さんのカットとヘッドスパが始まる。I子さんに語ってもらった。ちょっと細身の愛子さんは40代。 フットサルしてるの。運動ね。食事は1日2回。ライスは食べないの。サラダとささみ。体型が気になるのよね。お腹が出やすいから。 I子さんさ、ポールやリンゴが笑ったような髪にしてください。街中を

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