山田太知

アウトドアをこよなく愛すインドア派です。映画評、エッセイ、イラストや漫画をアウトプット…

山田太知

アウトドアをこよなく愛すインドア派です。映画評、エッセイ、イラストや漫画をアウトプットします。 虚空天国(nothing is everything)は、山田太知が、何もないところから何もかも産み出すためのブログです。

記事一覧

【映画評論 】不作為という罪『葛城事件』

幼い頃、事あるごとに父は私に言いました。 「おい、もし学校で苛められたり、嫌なことがあったりしたら、いつでも俺に言えよ。学校なんていつ辞めてもいいんだぞ。」 冗談…

山田太知
4年前
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【映画評論】家族という地獄『ヘレディタリー 』

少し前にアリ・アスター監督作品である『へレディタリー/継承』を鑑賞したので、その評論をします。 家族は一種の地獄です。 親も子供も兄弟も、決して自分で選ぶことは…

山田太知
5年前
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【エッセイ】インプット

インプットとアウトプットは表裏一体である**初回の記事でアウトプットについて書いたのに、今度はインプットの話かよと訝しがる読者がいるかもしれませんが、アウトプット…

山田太知
5年前
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【エッセイ】アウトプット

言いたいこと、書きたいこと、自分の中に澱のように溜まっていることを吐き出したいと思うことがあります。 自分の中に溜まったガスのベント作業のように、アウトプットを…

山田太知
5年前
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【映画評論 】不作為という罪『葛城事件』

【映画評論 】不作為という罪『葛城事件』

幼い頃、事あるごとに父は私に言いました。
「おい、もし学校で苛められたり、嫌なことがあったりしたら、いつでも俺に言えよ。学校なんていつ辞めてもいいんだぞ。」
冗談好きの父なので、言われた当時は適当に笑って返していました。しかし、この一言は、後に私を救うことになります。

父の言葉をしみじみ思い出したのは、前回のブログで紹介した、赤堀雅秋監督作品『葛城事件』を観たからでした。
今回は同作について、私

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【映画評論】家族という地獄『ヘレディタリー 』

【映画評論】家族という地獄『ヘレディタリー 』

少し前にアリ・アスター監督作品である『へレディタリー/継承』を鑑賞したので、その評論をします。

家族は一種の地獄です。
親も子供も兄弟も、決して自分で選ぶことはできません。しかも、家族は相互に強い依存関係があります。一旦、家族という結びつきができたら最後、それを解きほぐすことは至難の業です。
雪山を登る登山家は、パーティのメンバー同士の体をザイルロープで結びつけ、滑落しそうになったら相互に助け

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【エッセイ】インプット

【エッセイ】インプット

インプットとアウトプットは表裏一体である**初回の記事でアウトプットについて書いたのに、今度はインプットの話かよと訝しがる読者がいるかもしれませんが、アウトプットする(出す)以上はインプットする(入れる)必要もあるということで、両者は表裏一体だと私は考えています。
そして、インプットとアウトプットの両者を橋渡しする「産みの苦しみ」ともいうべき混沌とした状態もまた、重要なものだと主張するつもりです。

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【エッセイ】アウトプット

【エッセイ】アウトプット

言いたいこと、書きたいこと、自分の中に澱のように溜まっていることを吐き出したいと思うことがあります。
自分の中に溜まったガスのベント作業のように、アウトプットをし続けることは、この世に生きる上で大切なことではないかと思い、このブログを始めました。

アウトプットのトレーニング目的に、最近、日記をつけ始めました。
しかし、日記は第三者に読ませる目的で書くようなものではありません。もちろん、文章にする

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