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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2019年11月の記事一覧

煎茶堂東京が2周年を迎えました。オープンから2年間の軌跡を振り返ります。

こんにちは。煎茶堂東京の谷本です。 銀座五丁目にある日本茶専門店「煎茶堂東京」は、2019年11月3日(日)に2周年を迎えます。銀座の老舗の大先輩たちと比べ、生まれたばかりの赤ん坊のような店ではありますが、今日まで多くの茶縁を繋げて来られたことを嬉しく思います。 この店の創業前、思えば、根拠のない自信が私たちを突き動かしていました。日本茶のリーフ茶市場が急速に縮小する中、新たに銀座という土地で日本茶専門店、それも煎茶の茶葉だけを扱う店を創業するということはあまり賢明な選択

越境ではないどころか軸が違った

昨日書いた越境どころではないというエントリーについて、 デザイナー1.0、2.0、3.0、なんていうレッテル貼りワード(本当にごめんなさい、、、!)がちょっとだけ話題にもなりつつ、 ALLYOURSの木村さんから、こんな指摘がありました。 ん?どゆこと? えーっと、、、、、 ああああ!なるほど!! まずは、昨日の図を振り返りますと これが1.0ですよね、と。 で、領域横断スキルを持つ、越境する天才たち、これがデザイナー2.0ですよと。 で、これがデザイナー3.0

越境するどころではない

こんにちは TENT と idontknow.tokyo として活動してます。 青木です。 #Designship2019 の内容をnoteにも書かせていただいたところ、身近な方から「けっこう面白かった」と言っていただけて。 「ああ、記事として残しておくのも大事なのかも」と思った今日この頃。 昨日のつながる工場と暮らしに続きまして、 過去の講演のスライドを掘り起こしてみます。 今日は攪拌するデザインのお話を、 要約・改変したバージョンで書きたいと思います。 ライブ配

061. 継続を疑う

 今月はじめ、成澤俊輔さん(TEDでのスピーチ動画)と2人きりで2時間語り合いました。彼は就労困難者支援の専門家で、それに特化したNPO法人の理事長をしています。  まだ知り合って2年ですが、思考回路が似ているらしく、会うたびにお互いの考えていることや行動がリンクして話が尽きません。  今回話している中で、私がモヤモヤと言語化できなかったことを、成澤さんがパッと言葉にしてくれました。それを紹介したいと思います。 一歩を踏み出すために

お店、という創作活動。

劇的に、違うものなんだなぁ。 今までの引越しは、仲介業者さん経由で賃貸契約した部屋に住んで、周囲の店を開拓して図書館に通って、友人や身内が訪ねて来た時に案内するようなスポットも見つけて…でも結局は室内でずっとこもって1日も外に出ないことの方が多い生活で、数年経っても知り合いどころか顔見知りくらいしかできず、それも、よく行くお店の人と皮膚科と耳鼻科の先生だけ…というのが普通でした。 物件や住む町を探す際のポイントは今までだいたい、「家で仕事をするので住みやすい環境であること

北欧流「もったいない」の解決法。アプリが2つの業界に革命を起こした

by パケトラライター 鐙麻樹(ノルウェー・オスロ在住) Photo:閉店直前、お店が「もったいない」と思いながら捨てる食品。でも、それ、なんとかできないかな?( 公式サイト https://toogoodtogo.com/en より) 「作りすぎ、買いすぎ、捨てすぎ」にストップ!環境意識の高い北欧では、これまで当たり前だった大量生産・消費のサイクルに、改革を起こすスタートアップが次々と立ち上がっています。特に現地で話題の2社をご紹介しましょう。 ひとつは、閉店直前にな

初めてお店を出してきました!

いやーどうもこんばんはこんばんは。 去る11/24(sun)に無事遅刻しながらもお店を出してきましたよっ。 まさかの前日に職場(酒場)の先輩がニヤニヤしながら熱燗を持って来たが最後、朝別のお店でアルコールが抜けるまで記憶が持ちませんでした。 当日タクシーで向かう中で二日酔い/吐き気に襲われ... そんなこんなで素材代を稼いでいる少年がコクリコクリ...と超〜眠そうに座っている人生初出店でした。笑 さて! ただ作ったものを並べに行ったわけではありません。市場調査の側面も。

モノづくりと生活者へ価値提案について考えさせられたこと

この週末は、All yoursさん主催の「LIFE SPEC CO-OP」に、木村石鹸として出店させて頂いてて、沢山の素晴らしい人たちとの出会いがあり、出させて頂いて本当に良かったなと実感していいます。 個人的にも、イベントの中で、All yoursの代表2人、木村さんと原さんの対談があって、その内容が自分たちのモノづくりを改めて考えてみるすごく良い切っ掛けになりました。 どれだけ穿いても真っ黒のまま ガングロチノパンツの開発の話がすごく面白かったそれは、All your

memeの船出

今年でmeme chocolatを開店し2年が立ちました。 地元宮崎に根を張り、商品一つ一つにこだわり続け、本当に美味しいモノだけをお客様にお届けしてきたという自負があります。 そうさせて頂けるのも関係者各位、そして日頃からmeme chocolatの商品を召し上がってくださるお客様あってのものです。 さて、そのような宮崎発祥のmeme chocolatですが、どのように誕生したのでしょうか? これまで各種メディアでもあまりお話してこなかった歴史、そして私、代表パティシエ森岡

手書きのサンキューカードについて考えてみた。

こんにちは。astin muhlerです。ハンドメイド作家をしています。本物の果物を使った『押しフルーツ』のスマホケースを販売しています。 私は3年間ハンドメイド作家をやっているのですが、最近とても気になっていることがありました。 それは『手書きのサンキューカードは果たして本当に効果があるのだろうか?』ということです。 そして先日このようなツイートをしました。 そもそもですが、これはそれぞれの作家が個々に考えてやる事であって他人の私が言うことでは無いと言うこと、またこ

メイドインジャパンのウソ

メイドインジャパンっていいもの? 店頭でよくこんな文字を見る。 「職人のこだわりが詰まった・・・」 「日本の職人の・・・」 「高品質のメイドインジャパン・・・」 日本にはまだまだ「メイドインジャパン信者」が多い。 僕が監査法人の会計士さんたちと事業計画の作成や 工場のブランディングやマーケティングの戦略を決める時こんなことをよく言われた。 「メイドインジャパンってやっぱり高品質なんですよね?」 この問いを何十回とされた、 そして常に僕の答えは「No」だ、

古着屋を26年続けています

11月はわたしの経営する古着屋の周年記念で、今年で26年になりました。 なんのことはない毎年11月にひとつひとつ数がふえて26周年になったというだけのこと。今も続けているし、これからもしばらく続けていきたいと思っているので、まだ「途中」です。機械式の腕時計の日付がカチッと音を立てて変わったみたいに、ちょっとだけ「あ」って感じる。それだけ。 わたしは16歳で古着屋を開業しているのでわりと若めでベテランになれました。 何かでベテランと呼ばれるようになりたければとにかく早くはじめ

行きつけの中華料理店の閉店とGoogleローカルガイド のレビュー

「◯月◯日をもって当店は閉店します」の貼り紙で、行きつけの中華料理店の閉店を知った。 味は美味しく金額もリーズナブル。 台湾の名店で修行して、兄弟子が違う県で頑張っていると教えてくれた、日本語は苦手でもいつもニコニコしていた店主がいた。 子供の頃に大阪で生まれ育ち、その時行っていた美味しい中華料理のお店の味に似ていて。 家族を連れて休日の昼食や夕食にと通いながら、気になっていたのはGoogleのレビューだった。 はじめましての人に影響力が高そうなレビューその店のレビ

<個人店向け> 僕の写真の撮り方

^^^^^^^^ (2020年5月29日追記) この記事に登場する弁当店「park」は2019年末に諸事情により閉店いたしました。 ^^^^^^^^ 僕は福岡で個人の弁当店「park」を営んでいる。 僕と僕のお店にとって、”写真”はすごく大事なコミュニケーションツールで、僕個人のSNSやお店のSNS / HP / メニュー表などに使用する写真は全て自分でスタイリング・撮影・編集をしている。(飲食業なので料理写真がほとんど) スマホやインスタで誰でも写真を手軽に撮ってシェ