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#写真 記事まとめ

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写真や撮影テクニック、写真に関する記事をまとめていきます。
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#コラム

一つの場所の魅力をじっくり知る為にメインスポットを探していこう。という話

本拠地ってなんか活動感あって良いですね。あいりすです。 ぼくは普段、東京に住みながらも千葉で色々やっている身ですが、写真だけで言えばやっぱり東京も撮りたい。 ただ最近は、所謂最先端を目指し、イケイケだったりカッチリしていたりする都心の雰囲気の中で各地を撮り周るのは少し疲れる時もあります。 魅力が多くあると分かりつつも、転々と探し回るのは疲れる。そんな我儘を振りかざした結果、どこか1つのスポットをじっくり撮影するのも面白いのではと思い始めてきました。 むしろ、一つに絞ること

写真が上手くなる方法。

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。 「写真が上手くなる方法」というものについてはこれまでの至るところで聞かれるテーマなんですが、 「撮るより見る」ということを最初に話をします。 撮ることは大前提ですが、より良い写真を撮る上で 事前に「良い写真とはなにか」これを知ることが大切だという話です。 もちろん何も知らずに撮影していて「あ、これいいな」という感覚を知ることも大切ですが、写真も現在進行系で日々良い写真がこの世に生まれています。 上記のTweetで

ストリート写真における自分らしい撮影スタイルを考える。

貴方のスタイルは何ですか? アイリスです。 ——本題—— 僕が普段ストリート写真を中心に撮影している手前、 という2つのスタイルを使い分けているつもりでいます。 今回はその二つのスタイルについて良いところや悪いところを書きつつ、あくまで僕目線の自分らしい撮影スタイルを考えてみます。 待つスタイルこのスタイルは、既に自分の頭の中で全ての構図が完結している状態の時に使います。 「こういう風景にこういう要素が欲しい」と完全に想像できた上で、あとはそのタイミングを見計らっ

📸5年目の相棒。これからも、ずっと。

 ずっしりと重い機体は、私の心を躍らせた。  ボーナス一括で買った黒光りの相棒は、暑い日も寒い日も、嬉しい日も悲しい日も、たくさんの景色を映してくれる。ええい、と、購入ボタンを押した日のことは、今でも忘れない。  シャッター音もキレがよく、さっぱりとした色味。彩度を抜くと、これまた芸術的。シャッターを切るたびに、少しばかり本体が揺れるのも、何となく心地がいい。描写力も申し分なく、最高の相棒だ。  一時期、フルサイズ機に心を奪われたことがある。プロ機と呼ばれるものに、それ

写真を読むことへの考察、そこにいったん留まって超個人的な手紙を紐解く

わたしの住むアントワープには、フォトミュージアムと言って、写真に特化したエキシビションを開催する美術館がある。わたしはファッションという業界で働く上で、写真という媒体はわりと身近である。ランウェイ写真とかオンラインストア用の撮影、広告撮影とか、ファッション業界は写真なしでは成立しないのだ。 *本文、美術館フェチ写真シロウトの戯れ言ですので写真に詳しい方、ご容赦を。 アートの見方って人それぞれだし、もちろん決まりきった“見方”なんてないと思うのだけど、写真の見方でずっと印象

京都に来て、1年が過ぎました。

京都に引っ越してきて1年が過ぎた。 (THE京都という感じの写真。) 15年以上横浜に住んでいて(それまでは地元の佐賀に高校1年の頃まで住んでいたので)、そんなに場所に縁がない。 縁もゆかりもない京都にノリと勢いで来た。 『実際引っ越して、どう?』と聞かれることが多いけど、私にとってはベストな選択をしたな、と思う。 よく『移住して良かったこと』的なものでも言われているけど、 ・同じ家賃でも関東と比べると広さが段違い ・自然が近くにあるのでリラックスできる ・すぐに

けっしてモノクロなんかじゃなかった

一枚の白黒写真があった。 柔らかそうな革張りのソファで鉛筆片手に足を組み、何かを執筆している男性と、彼から少し離れてちょこんとソファの上でお座りするポメラニアン。 日常の何気なく愛しい瞬間が切り取られた、とても素敵な写真だ。 その写真が貼られたアルバムからふと顔を上げると、写真の中の男性がシワが増え、髪が薄くなり、カラーになった状態で、孫の私をにっこりと見つめている。 写真は1970年代に撮られたものだから、およそ50年前。 半世紀の年月を経て私の目に届いた祖父は、モ

息子にフィルムカメラを渡してみた

息子にフィルムカメラ渡してみた 前回、写ルンですを渡してみたらいい写真が多く本人もシャッターを切るのが楽しかったようなので、フィルムカメラでやってみました。 レンズを触るから油でボヤけてるけど、逆にそれっぽく仕上がっていたり、 目線が低いから見慣れないアングルになっていたり、 ぼくが撮るのとは違う仕上がりが見ていてとても面白い。 妻と二人で写真にうつるのなんでほとんどないので、それが撮れたのもよかった。 またやってもらおうかな。 191/365

週末フォトグラファーの現状について 11

こんにちは、平井(@yuji87)です。 近況報告先日、家にStartup Guide Japanという雑誌が届きました。その名の通り、日本のスタートアップ企業を中心にまとめられた本です。丁度1年くらい前に「大阪の企業を撮影してくれないか?」と英語のメールが届いたのがキッカケで、10企業ほど撮影させてもらいました。このとき撮影した写真が掲載されており、日本の取りまとめをしている方から、「良かったら1冊いかがですか?」と連絡を受け、「頂戴します!」という流れでボクの手元に雑誌

ゴーストとフレアがあれば何か凄そうな写真に見えなくもない。

インスタグラムを見ていると光の輪やエモい光に包まれた写真が沢山いいね!をもらっていますよね。それがゴーストとフレアです。これを使いこなすことで写真に非日常的な印象を与えることができ、いいね!が倍になるぐらいのインパクトを残すことが可能です。是非チャレンジして映える写真を撮影してみましょう。 では各説明をさせていただきます。まずゴーストとは、逆光などで撮影した際に、レンズ内に強い光が入り、レンズ内で反射した光が円や絞り羽根の形として写る、光の像のことです。現代のレンズは、コー

she loves you

出会いはありふれたものだった。 友人になんとなく誘われた日帰りドライブ旅行のLINEグループの中に、彼女はいた。 誰に撮ってもらったか分からない、寂しげな表情の横顔アイコンに何故か惹かれた。 前日の夜、集合場所や時間のやり取りの時、彼女の選ぶ一つ一つの言葉遣いが好きだと感じた。 まだ会ってもいない、声も聞いていない相手に、僕の心は揺れていた。 旅行当日、友人が運転する車に同乗して、彼女はやって来た。 車のドアを開けた時に合った眼差し、肩より少し長い髪、細く白い指先に塗られ

カメラを趣味にしている人、みんな幸せにできる説

ひっさびさに個人の方でコラム書きます。いつもは在宅ワークスの方で書いてたりしますが。 さて、今日は仕事で半日位自社製品広報のため自社の社員から選りすぐりのカメラマンと選りすぐりのモデルを選別し写真を撮りまくる日であった。 僕はそもそも必要なかったのだが、それ関係にすこしだけ足を突っ込んでいるので楽しそうなので一緒に参加させてもらった。 こういう感じに撮りたいよねぇーだなんて色々試行錯誤しながら使うのは3,4枚だと思われるが様々なシチュエーションや角度でとったり、光の当て

星空を撮るのが難しくて泣きそうになった

星空を撮りたかった。 カメラを買ったら撮りたいものランキングで2位にランクインしていた(1位は雨の都会の風景)。 きょう、星を撮るためだけに長野県まで来た。 車で約3時間。そこそこの長旅だ。 山の中にある旅館から少し離れたところに陣取り、できるだけ明かりの少ないところを意識して三脚とカメラを構えた。 …撮れない。 ピントが合っていないとかそんなレベルの話じゃない。画面が真っ黒なのだ。 もう一度ネットで検索してみる。すると専門用語だらけで訳が分からなくなった。IS

カメラを買ったはなし

 今年の9月からフランスのリヨンに留学する予定だった。人生で初めての一人暮らしを、フランスのリヨンで始めるはずだった。留学することが決まってからのわたしは、週に5日朝6時からコンビニでレジ打ちをし、週4で塾で講師をし、週末には派遣バイトに出かけた。お金をなるべく使わないように飲み会を断った。フランス語の勉強も頑張った。リヨンの街はしっかり頭に入れたし、美味しいレストランを調べてみたりもした。全ては9月から始まる、ワクワクドキドキな、リヨンでの生活のためだった。  3月の中旬