Tsuyoshi Hasegawa

Photogragher & Writer Based in Kyoto

Tsuyoshi Hasegawa

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最近の記事

she loves you

出会いはありふれたものだった。 友人になんとなく誘われた日帰りドライブ旅行のLINEグループの中に、彼女はいた。 誰に撮ってもらったか分からない、寂しげな表情の横顔アイコンに何故か惹かれた。 前日の夜、集合場所や時間のやり取りの時、彼女の選ぶ一つ一つの言葉遣いが好きだと感じた。 まだ会ってもいない、声も聞いていない相手に、僕の心は揺れていた。 旅行当日、友人が運転する車に同乗して、彼女はやって来た。 車のドアを開けた時に合った眼差し、肩より少し長い髪、細く白い指先に塗られ

    • 選ばなかった道

      「もし、この先の角を曲がったら人生が変わるかもしれない」 そんなことをたまに考えたりします。 今の人生を変えたいとか、そういうことではなくて、ぼくたちが生きていく上で、 「選ぶこと」って今まで数え切れないほど経験してきましたし、 もちろんこれからも避けることはできないでしょう。 なぜあなたは今、 その職を選び、その恋人を選び、その友人を選んだのでしょう。 なぜあなたはあの時、 乗りたくない満員電車を選び、放ちたくない言葉を選び、食べたくもないメニューを選んだのでしょう。

      • 2017年のこと

        どうもこんばんは。もうまもなく年が明けようとしています。 2017年は皆さんにとってどんな年になったでしょうか。自分にとっては本当に良い出会いに恵まれた1年だったと思います。 今日は12月31日ということで、今年の振り返りと来年に向けての展望を少し書こうと思います。 Instagramアカウントがハッキングされましたいきなり出落ちみたいになってますが笑、これはまず忘れられないというか。 Tuckさんも直接電話くださって、そのあとRECOにて記事を書いてくださったのがア

        • 恐れずにスイッチングしていくこと

          新しいスタイルにスイッチングしていくことって当たり前なんですけど、覚悟がいることなんですね。見てくださっている数が分母が多ければ多い程、それなりのリスクも伴うわけです。 いま、INDYというWebメディアを運営しているのですが、Instagramもあって、フィードをご覧いただければわかる通り、普段の自分のスタイルとは全く異なっています。 でもこれは意図的にしているのではなくて、自分自身がほぼ直感で好みの写真をセレクトさせて頂いています。 アカウント開設から半年ほどで60

        she loves you

          南大隅町フォトトリップの裏側

          昨日RECOにて記事が公開されました! 本土最南端の町 鹿児島県南大隅町へ行こう | RECO Instagramの南大隅町オフィシャルアカウントを通じて、今以上に町を観光化していこうというプロジェクトなのですが、九州在住のインスタグラマーが何回かに分けてすでにフォトトリップをしているんですね。 そのフォトトリップもファイナルを迎えるということで、南大隅町のアカウントを運営している制作会社さんが関西のインスタグラマーを探していたんです。そこで1回目のフォトトリップにも参

          南大隅町フォトトリップの裏側

          写真と人をつなげるWebメディア「INDY」をローンチしました。

          本日5月6日、写真と人をつなげるWebメディア「INDY」をローンチしました。 http://indy-photolife.com/ わたくしTsuyoshi HasegawaはINDYのメディア運営を軸として、次なるステージを目指します。 また今後のINDYの動向もこちらのnoteを通して報告しますね。 INDY 公式SNS instagram Twitter Facebook

          写真と人をつなげるWebメディア「INDY」をローンチしました。

          海外から見た日本の魅力

          先月のことになるのですが、ベルリンの「Freunde von Freunden」というライフスタイルを提案するウェブマガジンがあるのですが、そこのInstagramアカウントを2日間だけ運営させていただきました。 じつは一度はお断りしたんですね。いわば「KINFOLK」のスタイルに似ていて、自分の写真は決しておしゃれとは程遠いものですし、フォロワー数10Kのアカウントの雰囲気を壊してしまうのではないかと思ったからです。 どう頑張ってもこんなおしゃれな写真撮れないですよね。

          海外から見た日本の魅力

          写真のパターン化について

          日々自分はinstagramなどのSNSで写真をPostしているわけですが、ある決めた範囲のフィールドで、写真のトーンもほぼ一定にしていると、いざ撮りに出かけてもどうしたって同じようなパターンの写真が増えてしまうわけです。 例えば、同じ場所で違うひとが撮影した写真をみても、もちろん機材の違いや焦点距離、露出の設定、その後のエディットで変わってはきますが、日々タイムラインで流れている写真を見る側からしたら「似たような写真」と第三者からは捉われてしまうことも少なくありません。

          写真のパターン化について

          「FUJIFILM XF23mmF1.4R」で大阪、京都を巡る

          わたくし244はFUJIFILM X-T1とXF23mmF1.4Rを2015年の1月から約1年愛用してきました。普段投稿させて頂いている写真もほとんどこのボディとレンズの組み合わせで構成しています。 この1年間、いろいろなロケーションでひとや情景など様々なシーンを撮ってきました。他にはオールドレンズのHelios44と広角レンズのXF14mmF2.8Rも使用していますが、「やっぱりこれ!」と思わせてくれるのが今回レビューさせていただくXF23mmF1.4Rで撮る大阪と京都の

          「FUJIFILM XF23mmF1.4R」で大阪、京都を巡る

          写真を撮るということ

          早いものですっかり季節は冬を迎え、もう間もなく一年が終わろうとしています。 今年はRECOというメディアを通じて、今までにないくらい写真というものを密接に感じることができましたし、写真を撮ることについて考える機会の多い一年でした。 唐突ですが皆さんにとって、写真を撮ることってどのような位置づけなのでしょう。 例えば職業にしているひと、またはこれから職業にしようと思っているひと、趣味として楽しんでいるひと、人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、写真との距離感はその人に

          写真を撮るということ

          その向こうへ行こう

          ぼくらの歩いている道は決して平坦なものではなく、いつかどこかで必ず何かしらの障害に当たります。 そんな場面が訪れた時、あなたならどうしますか。 飛び越えようとする、見えないふりをして回り道をする、もしくは引き下がる。 これは人と人との関係にも似ているんじゃないかなと思います。 目を反らさずに、目の前の相手に正直になること。 まだよく知っていない相手のことを知ろうとすること。 「目を反らす」という選択肢ももちろんあります。 ただ、知ろうとすることより、知らないまま

          その向こうへ行こう

          写真におけるファーストインプレッションについて

          今や写真とSNSは切っても切り離せない関係になっていますよね。 写真を共有するSNSといってもそれぞれ特色があって、独自のプラットフォームがあります。 例えば1枚の写真をそれぞれ違うSNSで共有するとします。 Aというプラットフォームでは拡散され、もう片方のBというプラットフォームでは反応がイマイチだというパターンもめずらしくありません。 写真のSNSで必ず目につくのはフォロワー数、ライク数です。そのSNSによっては違う呼び方をする場合もありますが、要はじぶんに何人のファン

          写真におけるファーストインプレッションについて