ヒラウチ

ツイッターの延長としてnote書いてます、25歳会社員

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最近の記事

おーきくなったら!!

「わくわく1年生」という、この世に生まれて6・7年しか経っていないちいさな人間が、「大きくなったら、〇〇になりたいです!!」とデカい声で言い切らなくてはいけない、非常に難しいイベントがあることをご存知だろうか。 男子はサッカー選手と野球選手が圧倒的に人気で、漫画家も多かった気がする、あとは警察。宇宙飛行士とかもいたと思う。女子はお花屋さんとパティシエ、保育園の先生になりたい人がたくさんいて、習い事をしている子たちはピアニストやバレリーナを選択した。 たくさんのお友達が幼稚

    • 人生のエポックを観測する会会長

      父方のおじいちゃまに告ぐ。 姉がお母さんになりました。かわいいかわいい赤ん坊が生まれて2ヶ月が経ちましたが、親族がメンバーのLINEグループ「ベビー會」には、毎日無数の写真や動画が投下されます。気づくとニヤニヤしながらベビーを眺めている自分がいます。お母さんになった姉は本当に頼もしいです。元々力強い人ですが、さらなるパワーを手に入れたようで、少し怖いまであります。わたしは何の努力もしていないのに、こんなにかわいい赤ん坊を毎日眺める権利を手に入れてしまって良いのでしょうか。お

      • 酔っ払ったら元彼に電話するって誰に教えてもらったんだっけ

        リストカットというものをいつ知ったか覚えている。 はじめて『ライフ〜壮絶ないじめと闘う少女の物語〜』を読んだときだ。幼稚園が同じだった友達の部屋の隅っこに隠すように置いてあったその漫画は、小学2年生のわたしには少し刺激が強かった。友達も、お母さんに内緒でおばあちゃんに買ってもらったから、お母さんには秘密にしてねと言っていた。 主人公あゆむはいつもカッターをポケットに入れていて、辛いことがあると自傷行為をするのが行動のパターンとなってしまっている。 「死にたいわけでもない

        • 祖父とアメリカで大げんかしたはなし

          大学一年生の夏、祖父と大げんかをした。 アメリカはニューヨーク、マンハッタンのど真ん中にある中華料理屋で。 大学生になったばかりのわたしは、夏休みにアメリカの東海岸を縦断することを目標に、たくさんのアルバイトを掛け持ちお金を貯めた。授業と授業の間はカフェ、放課後は夕方から家庭教師をして、夜は深夜まで居酒屋で働いた。体力的にはキツかったが、ニューヨークへの憧れがわたしを動かしていた。 そしてやっと一週間ほど滞在できるだけのお金がたまったとき、母からある提案を受けた。 「

        おーきくなったら!!

          カメラを買ったはなし

           今年の9月からフランスのリヨンに留学する予定だった。人生で初めての一人暮らしを、フランスのリヨンで始めるはずだった。留学することが決まってからのわたしは、週に5日朝6時からコンビニでレジ打ちをし、週4で塾で講師をし、週末には派遣バイトに出かけた。お金をなるべく使わないように飲み会を断った。フランス語の勉強も頑張った。リヨンの街はしっかり頭に入れたし、美味しいレストランを調べてみたりもした。全ては9月から始まる、ワクワクドキドキな、リヨンでの生活のためだった。  3月の中旬

          カメラを買ったはなし

          サヨナラ、愛を込めて(井口理ANN0が最終回を迎えて)

           一年前まで、ラジオをあまり聴かなかった。ときどき菅田将暉やオードリーのオールナイトニッポンを聴くくらいで、毎週聴く番組はなかった。電車で聴くのはラジオではなく音楽だった。   King Gnu井口理のオールナイトニッポンゼロの最終回から一週間が経とうとしている。わたしは次の日の予定と相談して、リアルタイムで聴けるときはMixchannelで視聴し、そして放送から一週間は時間が許す限りradikoで繰り返すタイプのリスナーだった。井口理ANN0を毎週欠かさず聴くようになった

          サヨナラ、愛を込めて(井口理ANN0が最終回を迎えて)

          帰り道のプレイリストは見せてあげない

           人と会うと、たくさんしゃべってしまう。わたしの悪い癖。大好きな友達に笑ってほしいから、自分が失敗した話を率先してしてしまったりする。おもしろいかは不明。  いまどこにいるのか発信するのが当たり前、いま何を考えているのか発信するのが当たり前。楽しいことも嬉しいことも悲しいことも辛いこともシェア、シェア、シェア。自分とSNSとの境界線が消えて、いつの間にか他人と自分の境界線も消えそうになる。危ない危ない!自分がSNSに流れ出しそうになるのを、ギリギリで我慢して、下書きに保存す

          帰り道のプレイリストは見せてあげない

          UVERworldがタイムカプセルだった件

          『約束のネバーランド』がおもしろいと聞いて、見ることにした。そのときはあんな事になるなんて、思ってなかった。  わたしは、日常的にアニメを見るわけではない。オンタイムで見ていたアニメは『ナルト』くらい。ドラマやアニメを毎週同じ時間にテレビの前で見るのは、不規則な生活をしているわたしには難しい。いつも友達や弟に勧められたものをDVDを借りたりアマゾンプライムやNetflixで一気に見る。  春休みに入り、一日家に居られる日ができた。友達にオススメのアニメを聞くと、何人かが『

          UVERworldがタイムカプセルだった件

          ユニコーンは見たことあるので

          21年生きてきて、結構たくさんのものを見たと思う。  うちには絵本と図鑑が山ほどあった。あと、恐竜のフィギュア。小さい頃はテレビをあまり見せてもらえなくて、キャラクターものは4歳で幼稚園に入るまでほとんど知らなかった。その代わり、絵本で見たから千葉県民だけど雪の日の遊びかたを知ってたし、フランスの街並みも知ってた。  わたしたち姉弟3人がみんなしっかり歩けるようになると、ママは沢山の「本物」を見せるためにいろんなところに連れて行ってくれた。雪だるまは思ったようには作れ

          ユニコーンは見たことあるので

          わたしのなかの、ちいさなaiko

          aikoのサブスクが解禁されて、一週間。わたしは、aikoをの曲を丸々脳内再生することができるまでに進化した。  aikoのCDは家に何枚かある。お姉ちゃんが好きだったことがあった。そのころはaikoの曲を聴いても、「なんだそれ可愛いな!」とか、「愛おしいね〜」という感想しか湧かなくて、わたしとは全然違う世界線で生きているひとの歌なんだって思ってた。わたしはaikoを聴くとき、外側から観察するだけだった。好きな人を見えなくなるまで見送ったり、好きな人にいいことがあるように赤

          わたしのなかの、ちいさなaiko