マガジンのカバー画像

#映画 #ドラマ 記事まとめ

242
テレビや動画配信サービスのドラマ・映画に関する記事をまとめていきます。
運営しているクリエイター

#日記

真夜中に大豆田とわ子と三人の元夫

真夜中に目をつぶっても、なかなか眠れなかったので、カラダに従って寝るという行為をあきらめた。カラダの手首にスイッチがあって、OFFにすれば眠くなって、 ONにすれば目が覚めるように操作できれば、便利だなと思いながら起き上がった。透明な夜の底に、テレビの前にストンと座り、こうなれば、映画かドラマを観ようと思う。レコーダーの中を彷徨っていたら、なかなか決められなくて、それで、目を瞑ってみる。リモコンの↓ボタンを押しながら、ひとりで安定のドラムロールを口にする。「ドゥルルルルルルル

「神話の法則」を徹底解説! ハリウッド発・ヒット作のテンプレ

あの映画も、このマンガも、そのアニメも、すべて「ウケる法則」にのっとって描かれたとしたら、あなたはどう思うだろう。 いま作品を作ってる人としては「そんなん私が知りたいわい」と思うかもしれない。ロマンチストであれば「そんなわけない! パターンなんてあるはずない!」と胸ぐらを掴みたくなるだろう。 しかし事実、エンタメ作品におけるヒットの法則は「ある」のだ。今回はハリウッド脚本の教科書、といわれるプロット「神話の法則」について紹介しよう。 「神話の法則」とは「ヒット作のテンプ

『どん底作家の人生に幸あれ!』を観る

本日は、チャールズ・ディケンズ(Charles John Huffam Dickens 1812/2/7 - 1870/6/9)の小説『デイヴィッド・コパフィールド David Copperfield』の映画化作品となる『どん底作家の人生に幸あれ! The Personal History of David Copperfield』の鑑賞メモです。 映画鑑賞は安全というイメージ2021/1/8に二度目の緊急事態宣言が出されてから、映画館で映画を観る頻度が増えています。昨年4

【あらすじ・ネタバレあり】トゥルーマン・ショーという最高のどんでん返しをフリに使った名映画

「最も好きな映画は?」という質問をしてもらえたら食い気味に「トゥルーマン・ショーです」と答えると決めている。この作品にはすっかり衝撃を受けてしまった。 20年以上も前の映画だが、いまだ古くならないストーリーであり、何より話の構成に舌を巻く。起承転結ではなく起結転結みたいな。「あ!え!もうオチ言っちゃうの!?」的な感覚に陥るわけだ。 さらにいうと、トゥルーマン・ショーは2021年現在のコンテンツ事情までを予言して、しかもピピーっと警笛を吹いている作品としても見られる。 今

ゾンビと美の世界

何年か前にジョージ・A・ロメロ監督のホラー映画「ランド・オブ・ザ・デッド」を観た。 普段ホラー映画は避けているのだけれど、偶然見つけたブログで作中のとあるシーンが紹介されていて、なんとなくそこから興味を持って深夜にひとりで鑑賞することにした。 ゾンビ映画なので、一貫してショッキングな映像が続く。B級映画によくある良い意味の滑稽さもあまり感じない。でもホラーと言ってもライトなほうではあるし、所々で切ない気持ちにもさせられるいい映画だった。ただ、私は個人的に好きな作品ではあるけ

青春映画っていいですね

友達が面白いと言っていた「ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー」をNetflixで観た。 いろんなキャラがいて、新時代の青春映画って感じがしたな。 いろんな人種、体型の人が出てくることや監督がオリヴィア・ワイルドであることも含めて。 それでいてストーリーは途中笑えてちょっと切なく、最後は泣ける青春ものの王道。 前半に比べると中盤以降はうまくいき過ぎなんじゃないかって気もしたけど、それも映画ってことで。面白ければそこまで気にはならないですね。 ホープ役のダイアナ・シ

『ゴシップガール』が教えてくれた、ネット社会と恋愛のハナシ|Netflix

時は少し遡って、2020年12月末。年内にハマったものは年内に消化しようと思って、海外ドラマ『ゴシップガール』をNetflixでひたすら観ていた。元々、アメリカのスクールものが大好きなわたしには、この作品はかなりハマった。ファイナルシーズンを含めて全6シーズンとかなりの長丁場ではあったが、最後まで目が離せず、飽きることはなかった。ネタバレがないようざっくりとした物語の流れだけを載せ、感想に早々うつる予定なので、作品が気になった方は是非、後ほど調べてみて欲しい。 シーズン1

2020年ベスト映画 10

2020年に観た映画でよかった作品を10本。そんなに映画館に行くことに強い思い入れを持っていなかったんですが4、5月に足を運べなくなり、7月まで新作が公開されない状況は非常に寂しかったのでやっぱり映画好きだなぁと思いました。若手監督の作品がどーんと増えた印象。年の瀬、良作多すぎ! 10位 ミセス・ノイズィ 「騒音おばさん」というセンセーショナルな題材ながら、とても意外性のあるまとめ方をしていた。物事にまつわる双方向の視点、当人の裏側を慮れる想像力の必要。すぐに他人のイメー

20年越しでも魅力的な「やまとなでしこ」

2000年に放送された「やまとなでしこ20周年特別編」が先週と今週、二週にわたって放送されていた。 当時私は5歳だったけど、幼いながらにめちゃくちゃハマり、セリフもほとんど覚え、毎日のように神野桜子を演じていたし、小学生の頃は実はドラマの影響で客室乗務員になるのが夢だったほど。 当時、どうしてあんなにもハマっていたのかはわからないけど、20年ぶりに観て、「やっぱり良いドラマはいつ観ても良いドラマだなぁ」と感じる。 貧しい家に生まれ、「お金が全て」と信じ、CAになり、ハイ

孤独のグルメと水戸黄門

最近「孤独のグルメ」を観ている。 「孤独のグルメ」はざっくり言うと中年男性が一人で食事しているところを観るというドラマで、セリフはほぼ一人言でかつ心の声。 何がおもしろいのか、正直よくわからなかった。 しかし孤独のグルメを好きだという人と観るとドラマの中でフラストレーションがかかる時間帯と、それが解消される時間帯があるという。 主人公は取引先の街に赴き一仕事。 その中で思いもよらぬストレスやフラストレーションを受けるのが前半部分。 後半部分がその解消方法。ものを食べる

いっそのこと、『まだ結婚できない男』には「独身」を貫き通して欲しい。

2006年に放送されたドラマ『結婚できない男』。 その続編となる『まだ結婚できない男』が、10月9日から放送スタートする。 物語は前作から13年後が舞台。桑野は以前と同じマンションに一人、暮らしているが、飛躍的に進んだIT化に合わせ、スマートスピーカといった最新機器を取りそろえるなど、引き続き独身生活を謳歌(おうか)中。偏屈さにはより一層磨きがかかっている一方で、将来のことを考えると、ちょっと不安を感じないでもない桑野。そんな中、偶然出会った女性たちとの間で、運命の歯車が