見出し画像

1096.未解決だって、解決のひとつ。解決できなかったとしても、それも解決のひとつのような気がする。

Even if it is unresolved, it is still a solution. Even if it cannot be solved, I feel like that is also a solution.

【お馬鹿なcoucouさんの生きるヒント102.】
  Stupid coucou's tips for living

©NPО japan copyright association Hiroaki

1.自由詩35.「転ぶ人」 Free verse 35. "The Falling Man"


彼はよく転ぶ。
He often falls.
毎日転ぶ。
I fall every day.
そのたびに私は彼を起こす。
Every time I wake him up.

彼はそれでも転がる。
He still rolls.
ある時、傷口が開き出血が止まらない時もある。
At times, the wound opens and the bleeding does not stop.
回りにはいつも不安と心配と与える。
They always cause anxiety and worry to those around them.

しかし、それでも彼は繰り返し転び続ける。
But still, he continues to fall repeatedly.

彼はよく転ぶ。
He often falls.
転び続けている。
I keep falling.

私の仕事は二十四時間待機して、転んだら起こしに出向く。
My job involves being on standby 24 hours a day and going out to help someone if they fall.
夜中でも、朝方でもおこしに出向く。
They go out to wake people up even in the middle of the night or early in the morning.
多い時は、一日に数回転ぶ、それが日課だ。
At most, I fall over several times a day; that's my daily routine.

彼は周りの心配をよそに、それでも転び続けている。
Despite the concern of those around him, he continues to fall.
一年の間に何度救急車で搬送され、そのたびに周りは慌てふためき驚く。
He is taken to the hospital by ambulance several times over the course of a year, and each time, those around him are shocked and panicked.


©NPО japan copyright association Hiroaki

彼はよく転ぶ。
He often falls.
転び続けている。
I keep falling.

彼は転ぶことを自覚している。
He knows he's going to fall.
しかし、それでも転び続けていく。
But still, he continues to fall.

彼は転んでいる時に何を想い、何を考えているのだろう。
I wonder what he was thinking and feeling as he fell.
もしかすると、転ぶたびに人生を恨むのか、感謝しているのか。
Perhaps every time you fall, you resent life or you're grateful.
それとも生きている実感を味わっているのか。
Or is it the feeling of being alive?
彼にも誰にも、その事を理解ができない。
Neither he nor anyone else can understand this.

しかし、それでも転び続けている。
But still, he continues to fall.
転ぶたびに、どこかしら大怪我を負う。
Every time I fall, I get seriously injured somewhere.
頭部裂傷、脳挫傷、骨折を繰り返す。
Repeated head lacerations, cerebral contusions, and fractures.

彼は周りの心配をよそに、転ぶたびに笑顔を振りまく。
Despite the concern of those around him, he smiles every time he falls.
頭部から出血して血が全身に流れているにもかかわらず笑う。
He laughs despite the bleeding from his head and blood flowing all over his body.
それは照れ隠しなのか、驚きなのか、生きている喜びなのかはわからない。
I don't know if it's embarrassment, surprise, or the joy of being alive.


©NPО japan copyright association Hiroaki

ただ、転ぶたびに筋力と体力を失っていく。
However, every time you fall, you lose muscle strength and stamina.
もしかすると死に急いでいるのか。
Perhaps he is in a hurry to die?
生き残ってしまったという恥ずかしさなのか。
Is it the shame of having survived?

誰にもわからない。
No one knows.

彼は転ぶ。
He falls.
転がり続けている。
It keeps rolling.

一日に一回としても年間三百六十回以上転んでいる。
Even if you fall once a day, that's more than 360 falls a year.
それでも彼は諦めず転び続けている。
Still, he refuses to give up and keeps falling.

ある時、私は彼に質問した。
At one point I asked him a question.

「転ぶことがわかっているのになぜ注意しないのか?」
"Why don't you pay attention if you know you're going to fall?"

すると、彼はこう答えた。
To which he replied:

「生きようとしているんだ…」と。
"I'm trying to live..."

老人は、鍛えられた兵である、という。
The old man is said to be a trained soldier.


Ⓒお馬鹿なcoucouさんのひとりごと
Ⓒ Silly coucou's monologue
自由詩35.「転ぶ人」

Free verse 35. "The Falling Man"


©NPО japan copyright association Hiroaki

2.解決なんて必要ないThere's no need for a solution


 人って、何でも解決を求めてしまう~
もちろん、何事も問題が起きれば解決しなければならないよね。
でもね、解決できなければ、どうしても納得できない、と言う人も多い。
 
そう、黒か白、解決できないことは悪、解決できて当たり前と考えてしまう。
だけど、解決しないもの、解決できないことだってあるよね。それでも解決にならないと問題にしてしまう人もいる。
 
だけど、「解決する」「解決しない」「解決できない」、だけど「マシ」な場合だってあるよね。完璧な「解決」でなくとも、まあまあ、これでも良し、の場合だってあるよね。
 
「これで良し」って大切な解決なんだけど、実際は「これで良し」って、なかなか思えないんだよね。
「これでもマシ」と言う考え方ができないんだよね。
 
そう、完全を求めすぎている気がする。
 
また、やったところで意味ない、無駄だよ、解決しないという人が多いよね。
これも「これで良し」と思えない考えのように思える。
 
それじゃあ、答えにならないじゃあないか?と答えを求める。
答えがない、答えられない、ものだってあるけれど、「これで良し」とは考えられない。
 
上手くいかなければ、いくらやっても、無駄と考えてしまう。
本当は無駄なことなんてないのだけれど、「これで良し」とは考えられない。
 
中途半端なことならやらない方がマシと考えてしまう。
世の中は中途半端なことだってたくさんあるし、中途半端な答えの場合だってある。
「これで良し」とは思えない。
 
 
だけど、そんなに窮屈に考える必要なんてないよね。
 
解決できないことだって、無駄なことだって、意味のないことだって、答えの出ないことだって、答えのないことも、中途半端な答えや解決だってあるんだよ。
 
そう、「マシなこと」っていくらでもあるんだよね。
そう、何もかも解決を求めたって、そんなに物事は完全に何て無理だよね。未解決だって、解決のひとつ。解決できなかったとしても、それも解決のひとつのような気がする。
 

©NPО japan copyright association Hiroaki
©NPО japan copyright association 


Coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~
 
ここ数日、コメントとスキができなかった~
 
なんと忙しいの?
 
日曜日は、いつものように腰の治療(毎週(日)・(火)・(金)の治療を3か月間続く)。
終わったらすぐさまある病院の顧問先である総会に出向いた。
 
そして、お馬鹿なcoucouさんはこの席上で正式な退任式となった。
ようやく退任の挨拶~
 
なんと辞職願を出してから5か月となった。
この間、引き継ぎ、後継者等に対するレクチャーで終わった。
 
ようやく、トリプルダブルワークの場所を一つ減らすことができた。
 
ここの医療関係で約12年コンサル活動をしてきた場所。
自分の自由な時間がどんどん無くなってきたため仕事を減らす以外ない。
そのトップバッターだった。
 
この病院のお仕事のきっかけは父が7年、母が4年デイサービスでお世話になり、最終的にこの病院で父は母去った。それがキッカケで仕事をするようになった。
 
主な業務内容は、「病院」「ケアマネ」(指定居宅介護支援事業)「訪問看護」「リハビリ関連」(通所・訪問)「小規模多機能」「通所介護」「福祉用具」「サービス付き高齢者住宅」「高齢者安心センター」(市委託事業)などを行ってる。病院内で働いている人たちはお医者さんや看護師さんを含めて400人以上の中堅病院。
 
コンサルなんて言うけれど、実際にはお馬鹿なcoucouさんは随分と学ぶことができた。coucouさんの具体的なお仕事は広報やホスピタリテイ、そして現場で働く人たちとのレクチャー。
まったく医療関係と関係ない素人が器用された~。
 
随分といい度胸だよね。
 
つまり、外側の世界からまったく違う角度からの目線、考え方を取り入れたかったのでしょうね。
 
どうしてかと言えば、どの病院も独自の閉鎖された特殊社会だからだ。
結果はって?
う~ん~面白かった~
 
退任のご挨拶の一部をご紹介~
数百人集まる会場でお馬鹿なcoucouさん節で終わった~
 
「(前略)…健康な人って、絶対に自分が病気にならないと考えている。
だから、人の痛みも、人の気持ちもわからない。病気を持っている人は身体も心の痛みを知っている。
だから、人に対して優しいし、命のありがたさや重さがわかる。
だから、病を持つ者は幸いなり~

(中略)…
 
この病院の特徴はどこにも預かってはくれない『終末期医療』。
そう、見放された人たちのための病院。
政治家さんたちがどんなに介護だの福祉だのと声高に訴えても、現場の人たちや患者さんたちの気持ちがわからない。
 
(略…)本日の最後にみんなにお願いしたいことがあります。
それは『明日は我が身』ということ。
たった今、みなさんは元気かもしれないけれど、数時間後、明日、数か月後、数年後に病気になるかもしれない。交通事故で大けがしたり、転んだり、病気になるかも知れない。たった、今、お父さんやお母さんが元気だとしてもみんな同じ人生を辿る。
つまり歳を取る。そして動けなくなる。みんな同じ。だから、『他人事』じゃあない。全部『自分事』。世の中、『人ごと』「他人事」ばかりだけど、みんな『自分事』として考えてほしい。そして、自分たちの息子さんや娘さん、お父さんやお母さんたちにちゃんと伝えてほしい。みんな『明日は我が身』なんだということを…(後略)」
そして、大きなお花と記念品をいただいた。
 
愚かな、お馬鹿なcoucouさんの最後のご挨拶~
あとは若い人たちがしていけばいい。
 
coucouさんはこうして卒業式が終わって、こうして新しく進学となる。
 
さて、これで一つ目の仕事は終わり。次の仕事も減らしていきたい…。
自分の時間が欲しい。
 
もっと、note時間を増やしたい(笑)~
 
そう、青春だ~(笑)


しかし、何かを減らすと、何かが増えていく気がする....。
ここまで読んでくれて、ありがとう~

では、またあしたね~


文字数6,633文字
 

Ⓒお馬鹿なcoucouさんのひとりごと 自由詩35.「転ぶ人」
coucouさんバックナンバー16.より

※注 本noteで取り上げている「パニック」「ヒステリー」「興奮状態」は一般の誰もに起こる感情の一つ。「パニック」「パニック発作」「パニック障害」と、どれも似ているけれど、全部、別物。
例えば、私たちの日常で、仕事に追われたり、追い込まれると、「パニックになりそう」、頭の中が「パニックになった」なんていうよね。こんな風にどうしたらいいのかわからない?混乱する、何かの問題に巻き込まれた~そんなときに起こることを「パニック」「ヒステリー」「興奮状態」としてまとめているもの。ここではあくまでも、一般的に、不安や恐怖で、頭が混乱したときの状態を指している言葉です。また、特に医療関係の専門ではなく、あくまでも愚かなお馬鹿なcoucouさんの体験記録からお伝えしているものです。
誰もがパニックになるよね。そんなとき、まず、自分の興奮を抑えて「とりあえず落ち着く」ための方法論です。

567後に、パニック障害・パニック症候群という苦しくて、辛い病もあり、たくさんの人たちが苦労しています。そんな人たちが身近にいます。どうか、大切に見守ってあげてください。

また、パニック症候群と鬱病も違います。目に見えない心の病。様々なその人の事情や理由によって起こる病の一つです。決して、なまけ病ではありません。元気な方々たちがぜひ理解してください。どんな人でも明日は、わが身なのですから。

Goodbye To Love - Carpenters 和訳 カーペンターズ

coucouさんのアーカイブス(過去作品)だよ、みてね~

coucouさんのお気に入りnoteの素敵なクリエイターさんたち~

coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru


©NPО japan copyright association 



©NPО japan copyright association Hiroaki


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?