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581.家庭ごみの中は宝の山~お願い、簡単に捨てないでほしい~

【お馬鹿なcoucouさんのアイデア論⑩】

1.世の中は簡単に捨てられてしまうものばかり


前回、10円ショップなるものを紹介しましたね。
coucouさんも驚いたけれど、みんなも驚いたみたいだね~

coucouさんはね、顧問先や苦戦している製造業の方々の苦しさを目の前で見続けてきた。膨大な在庫の山を見て、泣く泣くゴミ回収業者に大金を支払い、処分。
現実は処分できる人はいいけれど、処分するお金もない、というのも現実。

そのままにして倒産してしまえば、ごみ屋敷となる。

次の買い手はごみ屋敷つきなので、誰も買わないし、そのゴミの所有権は残り続けている。

また、現状活動し続けている出版社さんや在庫を持つ企業は、毎月の倉庫代を支払い、なおかつ動きのない大量の在庫に重い税金がかかってしまう~

実際に、どうしたらいいのか、苦しんでいる~

coucouさんはね、10円ショップとか、リサイクルセンターなどは唯一の受け皿のような気がしているんだ。
だから、かなりの数の人たちをcoucouさんは紹介し続けている。
そう、まだ少しでも元気なうちに引き取ってもらうんだ~

せっかく丹精込めて作った商品たちがゴミ処分工場で悲鳴を上げながら捨てられて燃やされていく。

ならば、リサイクルショップがその受け皿となればいいなあ…。

そうすることで、その商品たちが循環して浮かばれるような気がするんだ。
そしてね、何よりも経営者の負担が軽くなることが善のような気がしている。

だけれど、もう、大量生産の時代は終わり~
これからは「少品種多種生産」の時代。

つまり、小ロットで種類を増やすことのような気がする。
今までの時代は、100万円~1000万円かけて一つの商品を販売していたけど、これからは100万円を投資するならば、10万円の予算で10種類作って販売する方法がリスクが少ない気がする~

インフレ、値上げ、高騰、資材、材料不足と叫ばれている時代。だけど、値上がりすればするほど、買い手は余計に控えてしまう。

そう、売れない…。

すると、どこかしらが知恵を絞って低価格商品を販売する、すると、買い手はそこに集中して、また、みな価格競争に巻き込まれてしまう~

一体、価値や価格って、何だろうね?
原価って、何なの?
売値って何なの?

値上げしたものは、世の中が落ちっいたらもとの価格に戻るの?
いや、過去、戻ったためしはないよね~
便乗値上げもあるけれど、それでも実体って掴めない~

ねえ、おかしくない~

 

 
まだまだ続く低価格競争時代を見据え、私たちは知恵を捻出する必要性に迫られている気がする。
 

神崎市ホームページ 商工観光課 商工観光係より
捨てられたアルミ缶さんたち
家の中に放置されたままのアルミ缶さんたち


潰されたアルミ缶さん©NPО japan copyright association


2.リサイクル発明


 日々、coucouさんはね、ゴミ捨て場を見るようになった。
別に何があるわけでもないのだけれど、そうしているうちに、ペットボトルの王道と呼ばれるものがあることがわかった~
どうして、王道かというとね、なかなか手に入りにくいペットボトルがあるからなんだ。
それはね、焼酎のペットボトルなんだ。
ゴミ箱で大きいので目立つんだね~

焼酎の場合、他の自動販売機にある飲み物の種類とは異なり、まずサイズが大きい。そして、価格も千円以上のものが多く、重さもあり、しっかりとした厚さのある。
カットするのは大変だけど、カッターを使えば、以外と簡単に加工できる。焼酎が中に入っている場合はとても重いのだけど、無くなればとても軽く、何かに利用できそう~(明日ペットボトルさん特集~)


そんな時、どのゴミ箱にもあるのがアルミ缶。
以前から、coucouさんはこの「アルミ缶」を上手に利用できないだろうかと考えていた。

サステナビリティ・ESG投資 ニュースサイトより



3.アルミ缶を利用したアイデア

coucouさんの会では、こんなこともブレーンストーミングするんだ~
そう、三人寄れば文殊の知恵~
楽しみながら一つのテーマで話し合う~
参加者も楽しそう~

さらに驚くのは、参加者さんがチャレンジしてくれることなんだ~
今回のアイデアはね、アルミ缶をテーマで話し合ったら、参加者の女性が製作してくれた。

まさに仕入れ値ゼロ円のリサイクルアイデア~

みんな、見てほしい~

https://president.jp/articles/photo/45824より


(株)金鹿工具製作所から頂いた資料より©NPО japan copyright association


(株)金鹿工具製作所から頂いた型紙より©NPО japan copyright association


(株)金鹿工具製作所から頂いた型紙通りカット©NPО japan copyright association


アルミ缶をそれに合わせて切る©NPО japan copyright association


どんなアルミ缶でもデザインが面白い©NPО japan copyright association


 
これはね、かなり苦戦して作られた「アルミ缶」を使用した折り鶴。

アルミ缶の折り鶴は、ある中学校の授業で生徒さんたちが工作したのが初めだといわれている。coucouさんが毎年開催されている東京ビックサイトの展示会で見つけた商品があった…。

それは、新潟県三条市にある金切鋏(はさみ)、つかみばし、生花園芸盆栽用鋏、キッチン鋏などを製造販売している株式会社金鹿工具製作所の作品だった。
 
これは、ジュースやビールなどの使用済みのアルミ缶を切り開いたものを使うのだけれど、怪我をすることの無いよう気をつけながら、アルミ缶を折り込んだり、切り込みを入れたり、織り筋をつけたりしていく。

道具さえしっかりしていれば簡単にできる「アルミ缶クラフト」なんだ。

このアルミ缶クラフト折り鶴を考案した会社の専務取締役・鹿田実さんに、専門の道具を使用して折り鶴を作製するのに、どのくらい手間がかかったのか?と質問したら、かなり時間を要するとのことだった。

作製に適した工具の無いcoucouさんの会の女性は、100円ショップで購入したニッパやペンチを使って作製したので、大変苦戦した~

そこで、coucouさん道具を考えた。

まずカットには100円ショップの糸のこぎりを使用したが、まったく切れない。カッターも同じ。

平面ならば、カッターでもハサミでも簡単に切れるのだけど、アルミ缶の場合は飲み口部分と下の部分が頑丈なので切断に苦戦した。

この会社の道具を買えば簡単なのだけど、リサイクルアイデアなので、投下資本をかけずに制作するのが本道と思い、なるべく身近な道具で進めた。

やれやれ、どうしても飲み口を切って開くのがむずかしい…。
その時、ふと思いたのが千枚通し。
アルミ缶は紙のように軽く、簡単に開いたあとはハサミの出番。
穴の部分をハサミで切り、飲み口と下部分を外し、またハサミでカットする。13センチ角の寸法を書きこみ、あとはカッターできれいにカットした後に、重しをして丸みを平らに伸ばす。
 
でも、現実は厳しい…。
 
15缶以上挑戦したけれど、上手くできない…

そこで、株式会社金鹿工具製作所の専務取締役鹿田実氏からいただいたハサミを購入して製作した作品をご紹介することにした。
 
 
 アルミ缶アート「折り鶴」紹介(coucouさんグループ作成)

カルピス缶©NPО japan copyright association
いろんな角度から撮影©NPО japan copyright association
アルミ缶のデザインはいいね~©NPО japan copyright association
©NPО japan copyright association
©NPО japan copyright association
©NPО japan copyright association
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©NPО japan copyright association
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©NPО japan copyright association
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©NPО japan copyright association
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©NPО japan copyright association
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ケースも100円ショップ©NPО japan copyright association
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©NPО japan copyright association

coucouさんです~
ごきげんよう~

世の中にはどうしてこんなに捨てるものばかりがあるの?
「捨てる技術」「捨てる勇気」「断捨離」「捨てれば幸せになる」なんて言葉があるけれど、本当にそうなのかな~

coucouさんは、不思議に思う~

確かに家の中には何十年も眠っているものがたくさんあるけれど、その一つ一つにはいのちも宿っていたような気がするんだ~

それに思い出もある。

でも、そんないのちも思い出も閉じ込めておくだけならばまったく無意味なこともたしかだよね。

お年寄りが大切に一度も使われていない食器や引き出物、誰ももらってくれないものも無限だよね。

coucouさんの母も生前これだけは捨てないでほしい…。

なんて頼まれたものもあるけれど、最終的にトラック何台分のしまってあるものを処分した…。

物の価値って、みんな人によって違うし、大切なものだって違う。だから、簡単に処分してしまうより、誰かが再利用してほしいと願う…。

でも、残念ながら簡単に捨てられてしまう~
そう、一般の家庭ではそれを補完し続ける場所もないし、あったとしても保管や管理が大変~

だから捨てる以外ないよね。

でも、これが在庫を持たざるえない企業だったら、すべてにお金がかかってしまい、品物よりもそのためのお金をどぶに捨て続けるようなもの。

誰もが、この世を去るときは何にも持っていけない、とわかっているんだけれど、生きている限りは持っていたいんだよね。

だけど、知恵とアイデアを使えば、再利用できるものもたくさん存在している。

100円ショップは在庫を持たない、という優れた話もあるけれど、現実は下請け企業が在庫を持って、必要個数を納品している。

何も、すべてが中国製でなく、国内でも製造している。
でも、本体のお店の売り上げが行かなければ、在庫の山と化す。
そして、維持できずにリサイクル関係にその品物が流れていく。
これも、確かに循環なんだけれど虚しさが残る気がする。

衣料品や靴屋さんなども買い取りでなく、委託販売が目立ってきた。
本屋さんと同じ商法だよね。

この方がリスクが少ない…。

だけど、すべての在庫は製造業者に押し付けられている…。

もう、在庫を持つ仕事は生きて行けないような気がするね…。

だって、モノを考える人や、製造業の人たちの扱いがひどすぎるんだもん。

そう、これからの時代はね「少品種多種の時代」なんだから~

簡単に捨てられてしまうごみさんたちの悲鳴が聞こえませんか?


文字数4,990文字

Sunrise Sunset


coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru








 
 
 
 

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