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580.世の中にはね、ありふれたものが、いっぱいあるよね~そんなものに命を吹き込むんだ~

【お馬鹿なcoucouさんのアイデア論⑨】


1.使われなくなった鉛筆さんたち


エンピツが一本
エンピツが一本
ぼくのポケットに

エンピツが一本
エンピツが一本
ぼくの心に

青い空を かくときも
真っ赤な夕焼け かくときも

■黒い頭の とんがった
■エンピツが一本だけ3エンピツが一本

            詞曲 浜口庫之助  歌坂本 九


1本の鉛筆 コロムビアレコード 歌 美空ひばり

1:あなたに 聞いてもらいたい
あなたに 読んでもらいたい
あなたに 歌ってもらいたい
あなたに 信じてもらいたい

■一本の鉛筆があれば
■私は あなたへの愛を書く
■一本の鉛筆があれば
■戦争はいやだと 私は書く


2:あなたに 愛をおくりたい
あなたに 夢をおくりたい
あなたに 春をおくりたい
あなたに 世界をおくりたい

■一枚のザラ紙があれば
■私は子どもが欲しいと書く
■一枚のザラ紙があれば
■あなたを返してと 私は書く

●一本の鉛筆があれば
●八月六日の朝と書く
●一本の鉛筆があれば
●人間のいのちと 私は書く
                作詞 松山善三 作曲 佐藤 勝


そういえば、こんな歌があったね~
でもね、時代とともに鉛筆さんが過去のものになるのかなあ~
鉛筆は危ない、削るのも危険~
子どもたちに鉛筆さんを削らせるのは危ない…。

でも、coucouさんたちの時代は、最後の最後まで使い切ったよ~
もう、デジタル自体、無用の産物なの?

coucouさんはね、いまでも鉛筆さんを削りながら使っているよ~
だってね、鉛筆さんには、とても感謝しているし、大切なものだったんだものね。

確かに、シャープペンも便利だけれど、coucouさんの場合は絵や文などの下書きは常に削りながら鉛筆さんとおつきあいしているよ~

それに、みんな、お世話になったじゃない~


そう、そこでもう一度、鉛筆さんを見直して、現代に再び蘇らせたい~
鉛筆さんはね、文化なんだよ~

そう、1本の鉛筆があれば…。

2.ありふれたものを変化させる!


 
ここまでは、「ありふれたもの」「どこにでもあるもの」「どこでも手に入るもの」を中心のアイデアだったけれど、今回はね、どこにでもある、文具編の一部として「ありふれた鉛筆」を考えた~

100円ショップで10本(1本あたり10円)、10円ショップで5本、10円(1本2円)なんだ~
これを問屋などで購入すれば、1本2円から3円で購入できる。

なんと安い素材なのかなあ~

©NPО japan copyright association



「なんだ、鉛筆なんて時代遅れだよ、今は削ることがいらないシャープペンの方が便利だ・・」という方も多いよね。

でもね、coucouさんは軽いから鉛筆をよく使うんだ~
絵やイラストの下描きだって、手指が楽なんだもの~

だから、鉛筆も馬鹿にはできないんだよ~


アイデア次第では1本10円から100円ぐらいに化けることが可能な商品でもあるんだよ。ここでは鉛筆と考えず《グッズ》とお考えください(みちざねくん合格鉛筆参照)。
 
この鉛筆アイデアもどこにでもある、ありふれたれたもの。
でもね、大きな違いはデザインにあるんだ~

このアイデアは誰もが簡単に今すぐにでもできる代物で、鉛筆のデザイン(柄)をどう選ぶか?それだけ~

見本を見ておわかりのようにユニークで面白さがあり、何にでも応用できるのが注目点といえる。

1本2円から3円の品物を「5本セツト」「10本セツト」にしてもかまわない。会社の粗品でも、オリジナル鉛筆として販売しても、何かの記念鉛筆でもかまわない。

上代はどのくらいが良いかなあ?
やっぱりワンコイン500円以下がいいかもね。
2円から3円の材料原価だから、あまり高くでもまずい~

だも、いくら原価が安いからといって安すぎてはかったるい、面倒くさいので、考えてみる必要があるよね。

そこで、100円ショップでデザイン素材として、和柄の布地、壁紙、和紙、洋紙など、鉛筆に貼れるもので考えて見た。

こんな柄があったよ~

別に文房具屋で和紙を買ってもいいよね~

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和風って、なぜか高級感が出る気がする~

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やっぱり花柄がいいなあ~

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単色の柄もいいね~

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こんな文字柄もあった~

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次の実例写真をご覧ください。

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こんなふうにカットした~

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そして、糊で鉛筆に巻くだけ

なんか、鉛筆さんに見えない~

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どう?可愛らしくない?

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赤って、キレイだなあ~

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黒もしまるね~

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鉛筆さんだけじゃあ、かわいそうだから消しゴムさんにも巻いてみた~

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そうだ~筆箱さんも必要だね~歪みは後で調整

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そうそう、ふたもね~

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鉛筆さんと消しゴムさんを入れたよ~

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いいねえ~

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こんなアイデアも楽しいね~子どもたちやお友だちとのワークも楽しい~友だちに差し上げてもいいし、販売してもいいかもね~


3.すべての商品はパッケージで決まる!
 

このように、色、形、サイズ(大きさ)を考えると商品幅は広がり、売りやすくなるね。

商品が店頭に陳列された場合、たくさん商品群の中で、自分が考えた商品を何人の人が手にとり見てくれるかなあ~

実際には、ほとんどの商品が手に触れられず、視界にも入らないというのが現実~だって、多すぎるんだよね商品数が~

商品はね、お客様が《見てくれなければ》《触れてくれなければ》意味がないよね。

店頭に並んだ自分の商品が、
人目を引くのか?
他の商品よりも目立つか?
興味を引くものなのか?

このようにイメージしたなら、すぐに答えが出る。

すべての商品はね、パッケージで決まるんだもの。
 
 

4.ヒット商品のアイデア


 ヒットする商品には秘密がある。
ヒットする商品には仕掛けがある。
ヒットする商品は人の心をつかむ魅力がある。
ヒットする商品には必ず理由がある。
それはデザイン力(見せ方)にある。

 
最後にもうひとつ、色のお話をしますね。
夜のネオン街では赤色の看板が目立つ~
昼間でも目立つけれど、夜はさらに鮮やかに見えるよね~

場合によっては、夜の街は赤色だらけといえるかも~
でもね、なぜ赤なの?

居酒屋は「赤ちょうちん」というように、昔から提灯や看板に赤が使われてきた。人は、赤い看板を見ると居酒屋だと判断する。
居酒屋の赤い看板は、昼間も目立ち、夜はさらに目立つ色という理由で使用されているような気がする。

大手チェーンの居酒屋のほとんどが赤い看板だよね。このように、赤色には人を引きつける力があるんだ~赤は人の理性を鈍らせ、本能に近づける色だともいわれている。

最初に形成される視神経細胞が赤色に反応しやすく、赤ちゃんが最もよく見る色も赤だという。闘牛の牛さんたちも赤に敏感~
お酒を飲んでいる人は、特に、赤に敏感になるともいわれている。

また、闘牛士が赤い布を持って牛さんと闘うのは、赤色を見た牛が興奮しやすいからだと言われているのだけれど、牛さんには色がわからないので、それは誤った解釈。
闘牛士の赤い布は、闘牛を見る観客を興奮させるためだというのが真実。
そして、興奮した観客の声を聞いて牛さんたちは興奮するんだという。

赤い布は遠方からでも目立ち、闘牛士の技がよくわかる。

闘牛士が白い布で闘牛を行ったとしても牛は突進してくるそうだけど、観客は赤い布ほど興奮しなくなるだろうといわれている。

もしかすると、赤は人間を興奮させ、より本能に近づけさせる色なのかもね。
 
この【お馬鹿なcoucouさんのアイデア論】は、こんな感じで次回も「アイデア著作権」としてご公表していく予定。
売るための営業マニュアルみたいなもので、皆様には必ずお役に立つて、何かしらのヒントになればと思っているんだ~

ぜひお楽しみにしてくださいね~

5.金色の鉛筆

次はね、鉛筆さんを製造している会社のオリジナル「金の鉛筆」なんだ。これはもともと金色の鉛筆さんで、鉛筆さんに名入れをする業者さん。ネットで調べればかなりある。

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これをcoucouさんの顧問先の商店会に提案した~でもね、最初は金色に驚いていたけれど、鉛筆だと聞くと、みんなひいてしまった…。
その理由はね、ボールペン、シャープペンなら現代的だけれど、もう鉛筆の時代じゃあない、っていうんだ~
そう、一斉に反対された…。

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でもね、coucouさんはひるまないよ~
地元の学生さんたちとコラボして商店会さんたちには一銭も負担をかけない。その代わり商店街の駐車場で学生さんたちの企画のバザーを頼んだ。もちろん、お客が集まるイベントを、しかも商店会は一銭も出さないのだからリスクはない~つまり、反対する理由がない…。

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そして、この企画を地元の行政に持ちかけて、ほんのわずかだけれど助成金をいただいてこの金色の鉛筆を製作した~1本名入れで10円から15円。1,000本で10,000円から15,000円の原価。合計3,000本、45,000円で製作した~助成金は10万円。残りの55,000で、焼きそば、綿菓子、クッキーや合格祈願パン(勝パン)をキャラクター入りで販売した~
売り上げ収益は、合計で500,000円を超えた~
(500,000円の売り上げに対して、客単価300円。約1700人が買ってくれた)

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もちろん、お客さんの対象者は小学生、中学生、大学生さんたち。
ステージでギター1本で音楽や手品、踊りを披露~みんな地元の学生さんたち。そして、パンフレット、小冊子、ポスター、チラシを作り広告集め~なんと800,000円集まり、総売り上げ1,300,000円~

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そして、この「合格祈願の金色の鉛筆」はお買い上げの方々に無料でプレゼント、最終的に子どもたちにも配り、3,000本があっという間に無くなってしまった~

たかが、鉛筆~
たかが、鉛筆1本~

きっと、みんな受験に合格?したと思う~
ちなみに、このキャラクター(菅原道真公)は学生さんが考え、coucouさんが描いたもの~(名前は「みちざねくん」)

えっ~
儲かったお金はどうしたの、かって?

当然、coucouさんもいただいたけれど、
学生さんたちの打ち上げ費用に消えた~



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coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

そして、数年間、このイベントを開催し続けたけれど、
学生さんたち、みんな卒業してしまった~

でも、それでも終わらない~

横目で売り上げ内容を知っていた商店街さんたち、ぜひやらせてほしい、という希望によって毎年、年末から1月いっぱいこの「合格祈願鉛筆」をお買い上げのお客様に差し上げる企画となり、現在毎年、10,000本(10万円の原価で27店舗が割り勘で製作)作るようになり、もう、5年以上続いている。

もちろん、coucouさんの仕事の一部~

さて、アイデア実例、まだまだ続くよ~

このアイデアをみんなで利用して欲しい~

では、またあしたね~


文字数5,294文字、ちょっとオーバー~



coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 







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