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わたしの心に響いた言葉たち #44 東京2020オリンピック編 ひとまず出し切っちゃった…


ウェイトリフティング日本代表の三宅宏美さんが昨日競技を終え、引退を表明しました

三宅宏美さんは今回で5度目のオリンピックの舞台

2012年のロンドンオリンピックで銀メダル、2016年リオオリンピックでは銅メダルと今回の東京では3大会連続のメダルとはなりませんでした


三宅さんは35歳とわたしと同い年。正直、日本代表として第一線で活躍していること自体がものすごいことだなと感じています

昨日金メダルを取った中国の選手や銀メダルのインドの選手たちが競技を終えて腰を押さえている姿をみて、三宅さんもそうですが、腰痛には相当苦しめられる競技かと思います


父の三宅義行さんは
「女性アスリートが21年も自分の目標に向かって、折れずに最後の最後までトライできた。怪我など色々と大変な事もあり、壁にぶつかって何度か辞めたいと思った事もあると思いますが、オリンピックの舞台に立って最後まで戦った。
この競技は27、28歳がピーク。
それを過ぎると落ちる一方だと言われています。そんな中で一途に競技者としてトレーニングを続けてこられたことは1番の誇りだと思います。」と語りました。

新型コロナウイルスの影響で五輪の1年延期が決定。腰や足などに痛みを抱え、満身創痍の中で大目標が先延ばしとなって絶望した。涙が止まらなかったといいます

失意で実家に戻り、21年前に初めて触った思い出のバーベルを持ち上げ、床が抜けてしまわないよう、ゆっくりと下ろす練習を繰り返した。「原点に戻れる時間だった」再び前進するきっかけになったそうです

それからは「いま、練習が楽しいです」と笑顔で言うほどにもなり精神的にも落ち着いていました


一年の延期によるモチベーションの維持、体調面との戦い、また選考されるかという不安。様々な事を乗り越えて代表に選ばれた精神面は素晴らしいです


今回の大会後

「しばらくは重いものは持たない。ひとまず、出し切っちゃった。ガス欠です。」

全身全霊、ベストの力を出し切ったのだなというコメントでした

本当にお疲れ様でした!

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