りゅうさん

1997年大阪府生まれ。鹿児島県種子島を経て、島根県の周布の幼稚園で過ごす。小中学校を…

りゅうさん

1997年大阪府生まれ。鹿児島県種子島を経て、島根県の周布の幼稚園で過ごす。小中学校を浜田、その後松江で5年間寮生活。2018年松江高専卒。就職を機に上京し、建築職を2年。タクシー運転手を2年。大阪で潜水士を経て土木へ。橋梁点検を2年。春から某指定都市の水道局勤務。

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忘備録 生い立ちについて

大阪に生まれ、種子島に移動。幼稚園を島根県の周布で過ごし、小中学校は浜田、高専のある松江で5年間寮生活。就職を機に4年間東京暮らし。 男4人兄弟の次男として生まれた自分はもともとリベラルな人格だった。父に実家はなく、母は実家と疎遠で、田舎暮らしながらも既得権益のない側(実家などがない立場)に生まれたなどが影響してか、中学校の頃好きだったのが与謝野晶子、平塚雷鳥といったぐあいに。大正デモクラシーや男女共同参画社会を目指すリベラル志向が好きだったし、選挙権の拡大や、居住地、職業

    • インフラの行方

      笹子トンネル崩落事故からはや12年。 橋梁をはじめとする土木構造物の5年に一度の定期点検も2周目が終わり、国交省は3周目に向けて、地域インフラ群再生マネジメントへ動いている。 僕が就活していた8〜10年前ごろからインフラの維持管理に目が向けられ、その時、熱い視線は橋梁に向けられていた。今は水道管だ。 特に耐震化率や耐用年数に着目されている。 能登半島地震では配水管の耐震率が低く、道路が障害物等で十分に機能しなかったこともあり、断水期間が4ヶ月を超える地域も出た。 災害が

      • 優美な沈黙

        沈黙している人はなぜ沈黙しているのか。 生きているのか、死んでいるのか、眠っているのか。 物事を考えているから黙る。話す。頭の中で言葉を紡ぐ。実際に言葉で話す。 高速道路と下道を使って2時間。季節は秋。普段の都会の喧騒から離れた、赤と黄色の間を蛇行する道を車で走っている。 現場に向かう車内には心地よい沈黙が流れていた。 僕は普段から車内であまり話さない方で、その理由は疲れていたり気を使っていたり、言葉が浮かばなかったりと様々だ。 この日も取り立てて多く話すことはなか

        • 異性愛における恋愛関係

          【注:センシティブで恥ずかしい表現があります】 付き合っているとはどういう状態だろうか。 どういった関係性を付き合っているというのだろうか。 知り合い以上、恋人未満とは角が丸みを帯びるほど擦られ続けた言葉で、一種の懐古の念おも感じる。 似たように恋とは〇〇で、愛とは△△だ。という言葉も出回っている。 僕は、恋とは錯覚的で一時的(瞬間的)な感情であり、愛とは持続的で定義づけされた感情である…と一旦決めてみる。 何十歳になってもパートナーに恋をしてます…これは、瞬間的な感

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        忘備録 生い立ちについて

          無意識に自分の過去を隠蔽する

          ※温まっていた下書き投稿です。 僕はnoteにその時感じたことや、言葉についての所感、自分の人生について綴ってみたりしている。 これらを体系的に取りまとめ、記録し、残しておくことで、さまざまな効果が見込まれる。 後から見直した時に、自分の、当時の感情や感覚が想起されるし、当時の感情からその当時、自分を取り巻いていた状況を推測することもできるかもしれない。 しかし、なるべく正直に丁寧に言語化しようと試みているが、多少なりとも文章と現実の間に齟齬は出る。あくまで自分の主観の

          無意識に自分の過去を隠蔽する

          足るを知った上で足らずを知ること

          人は贅沢な生き物であるとつくづく思う。 足りていなかったころの、前を目指すために培い育んでいた美しい思想も、それが満たされたなら忘れ去り、次なる欲求が満たされない。と嘆き、自分の既に満たされている部分には目を瞑り、自分は満たされていない人間だと思い込み、歪んだ色眼鏡、バイアスのかかった目で世の中を見るようになる。 足るを知る。という言葉がある。 その人が客観的に見て満たされている状態がどうかより、その人が自身の状態を満たされていると思うかどうか。が幸せかどうかの基準なのか

          足るを知った上で足らずを知ること

          青春という物語について

          思春期に手に入らなかったものを成人後に求めるとはよく言ったもので、自らの中にもそのような感情の働きを感じる。 ひとえに共通の青春という夢物語について共通認識させられ、目指すべきものとして定着させられているような感覚を覚える。 メディアやコンテンツもそれを煽り、ここを利用することこそ青春である。と掻き立てる。 自らの中から出た感情を表す文章が次の瞬間には、自らの中から出た感情を批判するような文章が出てくる。 異なる思考を持った人格が同居しているかのような感覚。これが人文科学

          青春という物語について

          たらればの話

          僕は中学卒業後、高専に通い、卒業後20歳で就職した。 高専は寮生活で、15歳で家を出た。 小さめの借家で、男4人兄弟で暮らしていたが、4人中3人が15歳で家を出た。高専生の兄弟には、高専生が多い。普通の人は進路に高専がある…ということを知りづらいから。24歳。家を出てから9年が経つ。思い出の家もとうにない。今思うと、少し早かったな…と思う。この9年の間に僕は松江〜東京〜大阪と移動し、両親も島根から東京に行ってしまった。 (とりあえずなんとかする生活力は身についた。東京に就職

          たらればの話

          ラグビーと人生

          僕は高専のラグビー部で活動していた。15歳から20歳の間の、僕のラグビー人生。よくスポーツや芸事などをしていた期間を〇〇人生と書くが、まさにラグビーをすることがその後の僕の人生に影響を与えた。 僕が入部する前の部員は5人もいなかった。ラグビーを見ない人は知らないかもしれないが、ラグビーは1チーム15人でするスポーツだ。最低、15人だ。5人では到底足りない。入ってくださいと頼み込む部活動紹介に感情移入し、僕らの代は芋づる式に十数人入部し、ギリギリ試合ができる程度にはなった。

          ラグビーと人生

          忘備録 土木でお金をもらうということ

          橋梁点検の仕事に就いて、早くも3週間が経とうとしている。最近は現場、法面点検をしに、山道を歩く毎日。土木の仕事でお金をもらうって意味わからないな…と思う。(土木、お金って並べたら曜日みたい) 日本の土木構造物(橋、道路、トンネル、ダムなど)は大まかに作り終わっており、今後は維持管理が重要になっている。 鉄道でいうと、横浜〜新橋間がつながったのが19世紀の終わり。橋などは高度経済成長期に作られたものが多く、多くが作られてから50〜70年くらい経過しつつある。 コンクリート

          忘備録 土木でお金をもらうということ

          一応匿名でしている…というだけ

          実名でnoteを公開している人はどのくらいいるのでしょうか? 有料で公開している著名人、芸能人、会社などを運営している方…。 他にも一応匿名やニックネームで実質本名を名乗っているようなもん…という状況の方。活動内容などから実名まで辿れる方。僕もその1人です。 僕は元高専なのですが、そもそも高専生自体が全体の1%と珍しい方ですから。 その上、島根にある高専で、2018年卒で、土木を勉強していて、東京でタクシーをしたことがある…こうなるともう、1人しかいません笑 ロストボ

          一応匿名でしている…というだけ

          収まるところに収まったような感覚

          若い方はどのような感覚で日々を生きているのだろうか。 人の生きる感覚は、周りの人々や環境に影響されるところも大きい。 幼少期より東京で暮らしていた人と、地方の田舎で暮らしていた人では大きく違うだろう。 島国で排他的で、愛国心の強い日本人の感覚からすれば、生まれた地が多少不便な田舎町であっても、文化を愛し、生活を愛し、環境を愛し。その地で職に就き、結婚をし、子を産み育て、地に足つけて生きていく人生が見えてくるのかもしれない。僕は最近になってそれがとても美しいことのように感じる

          収まるところに収まったような感覚

          [取り急ぎ]一部ガラパゴス化する僕のリベラルフェミニズムと日本の表現規制の波〜日本の自由なBL表現の終わり〜

          ロシアのウクライナ侵攻はただの侵略戦争であり、どちらかというと第二次世界大戦の延長という見方が強い。ここから学ぶ教訓など現状なさそうである。強いて言うなら、政府のシリア難民などとウクライナ難民の対応の差。国防意識、国連という組織の見直しくらいか。 ロシアが日本に侵略してきたとして、僕としては、日本の女性、子供、文化、領土を守るため戦うのみである。その先には、大勢の人の死のみがあり、そこからもまた、学ぶことはなさそうである。戦争は多くの人が死ぬ。意味など特にない…と個人的には

          [取り急ぎ]一部ガラパゴス化する僕のリベラルフェミニズムと日本の表現規制の波〜日本の自由なBL表現の終わり〜

          ロストボール回収業者

          ゴルフボールダイバーは漁師に似てるなと思う。漁船の帰る港町には決まって食品加工所が立ち並ぶ。そこで旦那さんの帰りを待つ奥さんなんかが働いていたりする。 ゴルフボールダイバーも、回収や洗浄などの力仕事は男性が担当し、仕分けや検品、袋詰め、出荷、経理なんかはパートの主婦さんが担当してる。 僕はこの、女性、特に子育て中の方が活躍できる場を創出してる状況がやりがいだなと思った。ここの社長は能力で時給を上げる。また出勤時間も自由。ロストボールを拾った場合、拾わなかった場合に比べて、世

          ロストボール回収業者

          忘備録 Twitterで異様に絡まれた話(超長いです)

          Twitterで絡まれたので載せてみようと思います。 本当に長いので暇でなければ、見なくて良いと思います。主にUさんと僕の会話です。 今思うこと…。やはり、本物の好意を僕が表すのに最適だと思う言葉はイデアではないな…と思います。なんか物質に使うイメージがあるので。言葉に対する分からなさの例として水を出したまでです。 あと、僕は人がそこに在ることや、どう在るのか…または、どういう世の中の状況を踏まえた上でどう在ろうとするのか…ということに意味を見出そうとしているので、ニヒリ

          忘備録 Twitterで異様に絡まれた話(超長いです)

          スマートフォンと現在地

          今回、僕にとって自立してから3度目の引っ越しだ。毎回100%楽しみ…と言うわけでもなく、不安もある。来た手の頃は街の印象からあーでもない、こーでもないと好き勝手に、街での生活を浮き足立って想像するが、少しずつ揃えていた家具が完璧に揃った時、近くにいいパン屋さんを見つけた時、初めて最寄り駅までスマホなしで行けた時。そんな瞬間を積み重ねながら徐々にその地に、家に根を下ろしていく。僕は今、ここで生きている。たとえ今スマートフォンをなくしても帰ってこられる場所がある。 引っ越し時の

          スマートフォンと現在地