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「今ここ」を生きるということ

「今ここ」を生きることが大切だ、とよく耳にする。
でも
「今ここ」を生きるってどんなことなんだろう?
それがなんで大切なんだろう?
 
「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」(The Power of Now)や「ニュー・アース」(A New Earth)
などのベストセラー本で知られる
エックハルト・トールは、彼の著書の中で
「思考=自分自身」というのはただの妄想だ
ということに気付くと
「今この瞬間に秘められた力」(=気づき)が高まって
エゴに振り回されなくなる
と言っている。

なぜなら「気づき」と
「エゴ」(自我、「自己」という意識)は
共存できないから。

更に、人間という存在の究極の目的は
エゴから解放されることではなく
「今に在る」ことだと言う。

「今に在る」ということ
それは
「内なる身体」の「存在感」を感じ
その「感覚」だけに集中すれば
体の内側にある生命エネルギーや
「生き生きとした感覚」は
「ずっとそこにあった!」
と気づくことができ
そして
自分も神であり大いなる存在であった
と思い出すこと

エックハルト・トールは言っている。
 
そして、「今に在る」こと
(思考を本当の自分だと思うことをやめ
身体の内側にある生命エネルギーを感じている状態)
だけが過去の後悔や未来への不安などの
「苦しみ」から私たちを解放し
「意識の状態を変える」ことができる
というのだ。
意識というのは振動数。
 
本当の自分は「意識」だ
ということを知って目覚めた時に
人生において「重要な出来事」
とか
「大切だ」と思い込んでいたもの
を失うことに対しての
恐怖心や不安がなくなり
常に幸せの状態でいられる。
そして、何が起こっても「これでいいのだ!」
という心境になれる。

なぜならどんなことが起きても
神としての自分の本質は何も変わらず
そのままだとわかっているからだという。
  
だから、本当の人生を生きるためには
そして幸せに生きるためには
日々の生活の中で
思考を「観察」する
大いなる存在である「意識としての自分」
を感じ
自分の細胞、臓器、身体などに生命を与えている
エネルギーを内側から感じること
が大切なんだ。
そしてそれが
「今ここ」を生きるということなんだ。
 
難しそうだけど
私たちが生まれたばかりの赤ちゃんだった時は
思考をせずに「今ここ」をただ体験していたのだから
きっとできるはず。
きっと思い出せるはず。
 
全ての悩みや苦しみから解放されるのなら
思考は自分自身ではないということを知って
身体の内側にある生命エネルギーを感じて
「今に在る」生き方を選びたい。

そう思った。

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