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よるのひとりごと

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徒然なるままに、日常や思ったこと、考えたことをゆる〜く書いていく日記のようなエッセイのような雑文のような。冷やかしでもいいんで読んでやってください。これでも文章を書く練習。気が向…
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2022年6月の記事一覧

胸が高まる瞬間はnoteで文章を書くということ

胸が高まる瞬間はnoteで文章を書くということ

“素敵な靴は、素敵な場所へと連れてってくれる”

フランスにこういうことわざがあるようだ。出典を調べていないのであいまいだが、わくわくとした感情が湧いてくる良い言葉。

身に着ける装飾品は心をも装飾させる。僕は最近、数珠のブレスレットを買って職場で身に着けていたら「ラッパーですか?」と言われる。

ラッパーで数珠をつけてるのは具体的に誰をイメージしているのか気になるところだが、自分が気に入ってつけ

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僕の取扱説明書〜Twitterやnoteのフォロワー様へ〜

僕の取扱説明書〜Twitterやnoteのフォロワー様へ〜

夏が一滴、素足に落下した。手に持ったアイスがみるみる溶けていく。6月の太陽が水銀のように照らされて眩しい。雨を予感させる温んだ風が吹いていた。その折、どうしたって興味が向いてしまうものがある。それは西日に照らされた街だったり、不規則に欠けたビルの灯りだったり。わずかな瞬間、僕は夏の匂いの中に沈んだ。この瞬間が永遠に続きそうな気がした。そして吸い込んで吐き出す。惹かれてしまうのは君と目が合ったから。

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今日という日がいちばん若いと感じた夜の下北沢にて

今日という日がいちばん若いと感じた夜の下北沢にて

今から書くのは私が体験した非日常的なことを記した旅ログである。忘れないうちに書き記しておこう。

毎日同じ時間に起きて、同じ時間に会社に行って、同じ時間に家についてご飯を食べて寝る。「そんな毎日で退屈じゃないですか?」と訊かれても困る。日々追われるように過ごしていたらあっという間に過ぎていくだけ。それが「楽しい」「楽しくない」という次元ではない。強いて言えば「次の休みなにしようか」と考えながら毎日

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たまに自分のことが嫌いになる夜。

たまに自分のことが嫌いになる夜。

カーテンの隙間から、温かく優しい光が照らされ、その光線が部屋中いっぱいに漲り溢れている。優しい光にようやく生きている実感になり、心臓がキュッとなっていた。いのちを潤す長雨の季節に入ったが、僕は甘酸っぱい喜びに満ちていた。外は初夏らしい日本晴れになっている。桜が咲いていた木も新しい緑に変わっていて、空気中に染み込んでいた。

いつもの街で、いつものように車を走らせていても、見慣れた光景が広がっている

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