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胸が高まる瞬間はnoteで文章を書くということ
“素敵な靴は、素敵な場所へと連れてってくれる”
フランスにこういうことわざがあるようだ。出典を調べていないのであいまいだが、わくわくとした感情が湧いてくる良い言葉。
身に着ける装飾品は心をも装飾させる。僕は最近、数珠のブレスレットを買って職場で身に着けていたら「ラッパーですか?」と言われる。
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ラッパーで数珠をつけてるのは具体的に誰をイメージしているのか気になるところだが、自分が気に入ってつけているので別段気にしない。
僕をわくわくさせるものはなんだろう。
読書?
音楽?
シーシャ?
どれもパッとしない。
アスファルトの熱気が漂う夜に僕は高円寺にいた。仕事終わりにどこか出かけるのはめったにしないが、今日は違った。その翌日はめったにない平日休みを頂いたからである。
家路を急ぐ者、飲み歩いてる者、路上パフォーマンスしてる者、そんな人並みを避けて僕はアール座読書館というカフェにやってきた。
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私語厳禁がお店のルール。独り身の僕にはありがたい。友だちと来ておしゃべりするのもいいけど、1人で静かに過ごしたいときだってある。今日はそんな気分だった。
僕は水槽のある席に座る。
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ここにきてとくになにかするわけでもなく、ただボーッとする。亜空間にいるような不思議な時間を過ごす。これをチルいというのだ。
そしてこのお店には雑記帳があり、来たお客さんが好きなことを書き連ねている。僕も来る度に書いてしまう。
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以前、「含蓄ある言葉と自分の感情をストレートに表現する大切さを女子高生から学んだ話」にて登場した女子高生の恋物語もこのお店でたまたま見つけて読んだものである。
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自分の感情に正直に、ストレートに自分の感情が表現された文章を読んでいるとワクワクする。読んでいて心動かされるのはこういう文章だ。どこの誰かが書いたただの日記(もしくは雑記)なのに、どうしてここまで読みふけってしまうのか。自分の感情にストレートな文章だったからだ。
雑記帳に書いた後、目の前の水槽を眺めながら、次のエッセイのテーマを考えていたとき、ふと僕がこれまでに書いてきた記事について思い返していた。
僕も文章を書くようになって1年ぐらい経とうとしている。とくに毎週こうしてエッセイを書いている時間が楽しいとまで思う。
僕には上手い文章なんて書けない。ブレイディみかこの文章を読んでいればわかる。こんなの僕には書けない、と。
でも、それなりに続けていると読んで頂いた上でスキをいただけることがとても嬉しくなり、創作意欲が湧いてくる。そして今や、仲良くしているTwitter兼noteのフォロワー様からお題を出し合って記事を書いたりしている。こういった存在は大事にしたい。
文章を書いてnoteに投稿するなら、自分が納得がいくまで何度も書き直す。そしてボツになった記事もある。その中で、気に入ってる記事がこれ。
きっかけはある人の記事を読んで、未来の自分を考えた記事である。1度は考えるであろう将来について真剣に考えた。「人間は死に向かって生きる生き物」なので、どうせなら「生まれ変われるならまた自分になりたい」という生き方をしていきたい。こういうことに時間かけて考えて文章に起こせたことに、自分にとって価値のあるものであり、他の記事よりもスキを多くいただけたので、お気に入りの記事である。
もう1つお気に入りなのがこちら。
普段は雑文を書いているのだが、今回初めての試みとしてショートエッセイ集として投稿したものである。日常生活にひそむ「なんかいい日だったなぁ」というエピソードについて書いた。
その中で「人生、頑張りすぎないのがちょうどいい」がTwitterのフォロワー様から好評を頂いた。
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「ちょっと救われました!!」と、その方に届いて感無量だった。僕が書いた文章で人の心に響いてもらえたと思うと書いてよかったと思う。
さて、今後の展望について考えてみる。
引き続き月曜日のエッセイは続けて書いていくとして、チャレンジしてみたいのが年内のうちに長編小説を書きたい。
むか〜〜〜し、超短編を書いたことがある。
思いつきでバーッと書いたのでプロットとかちゃんと考えていなかった。
試しにプロット書いてみたら小川糸『らいおんのおやつ』に似てるな…やめとこ。と断念したり。
エッセイを書くのと違って物語の世界観をどのように描いたらいいのか…その難しさを知る。
もし、年内のうちに長編小説が書けたら、自分の文章スキルに絶大な期待が持てるかもしれない。
引き続き、僕の創作活動はとまらない。何かあったときにすぐ文章として残せるようにしていきたい。そしてそれがどこかの誰かに影響を与えられるような、そんなライターになりたい。(「ライター」というと結構仰々しいのだが)
根本にあるのが、僕は文章を書くのが好きだということ。文章を書いているとストレス発散になると最近気づいた。
引き続き、noruniruの記事を読んでもらえたらこの上ない喜びである。
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