のり子

お腹が空いてない時とお腹が空いてる時の中間の時間が一番しんどいかも知れない

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お腹が空いてない時とお腹が空いてる時の中間の時間が一番しんどいかも知れない

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    シリーズものでない小説はここです。

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    読みかけの本について、本と過ごす生活、日々のよしなし事と読書。 ——的な感じで書くエッセイです。 ルールは、「読みかけの本しか扱わない」「文字数、投稿頻度に規定なし」と決めました。

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    グルーブ感と感覚だけで書く即興の文章です。一応日記としての役割が果たせたらいいな。のり子。

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記事一覧

堀川くんの憂鬱

「一旦、タバコを吸うのをやめようか」 私は、彼の口に引っ掛かったまだ火のついたばかりの四…

のり子
2週間前
5

曽根崎心中EDM

2/11 近松門左衛門『曽根崎心中』を読んだ。 驚いた。あまりの衝撃にバイト先の食事会に遅れた…

のり子
2か月前
9

天台のメンタリティ

ずいぶん長い間、天台宗がぼんやりとしていた。 自分なりにたくさんの本を読んで、さまざまな…

のり子
3か月前
10

シャーロックに関する事件

やっぱりシャーロック・ホームズが好きだ。 ロンドンの寒空、背の高い男女がコートの襟を立て…

のり子
4か月前
17

教養の壁

石川淳『江戸文学掌起』の「横井也有」の章からの孫引きである。 横井也有の鶉衣に大田南畝が…

のり子
5か月前
14

壁の裂け目 短編小説

ある年のゴールデンウィーク。 高校を卒業し、大学を待つ身である時岡は部屋で寝転んで漫画を…

のり子
5か月前
8

読書会曼荼羅なるもの(多読の真髄)

随分まえに「読書界曼荼羅」なる単語がわたしのなかでほつと生まれた。定義らしい定義をこれま…

のり子
6か月前
17

適当読書指南

さてわたしのり子が、ここ二ヶ月続けていること。 『よみかけ』なるエッセイシリーズ。 本シ…

のり子
6か月前
55

尾崎翠・梶井基次郎 対 消費社会 

思わぬ再発見があったりして、文学の細部がもつ奥の深さを思い知る。 最近、金を使うという快…

のり子
6か月前
30

休肝日的なやつなのか、はたして

休肝日とかいう面白い言葉。 まず語感がいい。口なじみがある。加えて、この一語にその日以外…

のり子
7か月前
14

生活にとっての幸せ、人生にとっての幸せ

今日もまた本の話をしてしまう。 毎度変化も、芸も、工夫もない手前味噌な話題作りである。 次…

のり子
7か月前
20

本屋慕情

貧すれば鈍する。 わたしはこの夏、この言葉を知った。ある二種の出来事から。 お菓子と本。…

のり子
7か月前
37

水槽と口紅、脱出不可空間と構造

静かな晴れ空。 後味のしない一日になるはずだった。まるで水か、空気でも食べるみたいに。 僕…

のり子
7か月前
7

休むと衰えるが珍しいことなのでそれもまた良し

本を読んでない。 たしか昨日に限っては一行も、一文字も読んでいない。 そんな日は、一体何…

のり子
7か月前
19

のり子'sリュック 夏の選抜

明日、家を出る。 行き先は和歌山県。祖父母の家だ。 五日間滞在することに決めている。 居心…

のり子
8か月前
23

堕落者の末路

アニマル浜口が飛び出した。 私のスマホの中。 「気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!…

のり子
8か月前
14

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2か月前
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5か月前
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7か月前
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7か月前
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8か月前
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8か月前
14