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ドMの晩酌 〜なぜか、がんばってしまうアナタへ〜

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2019年11月の記事一覧

《ドMの晩酌:第一夜》 心拍数マックスの人生

《ドMの晩酌:第一夜》 心拍数マックスの人生

長男からのツッコミ
私は現在、45歳の会社員、10歳と8歳の息子を育てているシングルマザーだ。

5年ほど前のある日、息子たちがミニカーで遊んでいる姿を横目に、茶碗を洗っていた時のこと。

長男がミニカーを床に走らせながら私のほうを見てニコリと微笑んだ。
それが実際にあった出来事だ。

しかし私には、長男が微笑みながら「お母さんってさー、パッと見ちゃんとしてそうだけど、全然自分の人生生きてないよね

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《ドMの晩酌:第二夜》 ドMのバイト(ラーメン屋 : 前編)

《ドMの晩酌:第二夜》 ドMのバイト(ラーメン屋 : 前編)

滑った瞬間に思い出した過去息子たちはラーメンが好きだ。私がたまに仕事で遅くなった時は、彼らと駅前で待ち合わせ、ラーメン屋に行く。もちろん私には大切な晩酌が控えているため、息子たちだけがカウンターに座る。その間、私は、待っている客など誰もいないのに、脇のベンチに座っている。

お店の主人はこの状況に慣れているので今さら何も言わないが、周りの客は私たち親子をどう思っているのだろうか。貧乏ながらも子供に

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《ドMの晩酌:第三夜》 セミのチャイム

《ドMの晩酌:第三夜》 セミのチャイム

今の時代なら通報されるレベル私は虫が怖い。

私も「いい大人」と言われる年齢になったので、その理由を論理的に分析するならば、それは「次の一手が読めない」ということだと思っている。

虫はどこを見ているかよくわからないし、どっちに飛ぶのか動くのか予測がつかない。それが心底怖いのだ。

私は、幼い頃から相手の心情を推察し、自分から積極的に働きかけることで、家庭内の不穏な空気を変えようとしてきた。

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《ドMの晩酌:第四夜》 女囚ノリコ

《ドMの晩酌:第四夜》 女囚ノリコ

ドMな誓い私には十歳と八歳の元気すぎる息子がいる。
正直、私は子供好きな人間ではないし、母親業よりも仕事の方が好きな人間だ。

そんな私でも、子供を育てる上で努力し続けていることがある。
いや、努力というよりも「誓い」と言ったほうが合っているかもしれない。
この誓いを破ったら、とてつもない罪悪感が襲ってくることを私は知っている。

その誓いとは、彼らに対して「誠実さ」と「正直さ」を徹底することだ。

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《ドMの晩酌:第五夜》 謎の中国人

《ドMの晩酌:第五夜》 謎の中国人

ドMのこだわり私は、ずっと「自分の人生」を生きてこなかった。
というよりも、かなり大人になるまで、そんな生き方があることを知らなかった。

いつだって「相手が望む自分」でいようと努め、二重以上の人格を前のめりに演じてきた。

しかし、「ノリコさん、●●して〜」といった要望にそのまま答えるのは、正直つまらない。

要望に対してそのまま応えたことも無くはないが、そういう時はいつだって「こんなことに時間

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《ドMの晩酌:第六夜》 意図せぬ筋トレ

《ドMの晩酌:第六夜》 意図せぬ筋トレ

もう一人のターミネーター昨日の晩酌(第五夜)で、当時の自分の母親を「ターミネーター」に例えたが、実は、もう一人、私の人生において、もっと「ターミネーター」な人物がいたことを思い出した。

彼もまた、嫉妬してしまうほど、私の想像を超えた人物であり、私のドM力を遺憾なく発揮させてくれた人物でもある。今夜の晩酌は、その、もう一人の「ターミネーター」について思い出してみることにする。

あれは私が高校一年

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