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ホワイト小企業の作り方

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エリート銀行員から全くの異業種である造園会社を起業した社長の話をまとめました。
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#副業

第19話 木の上から新規営業せざるを得ない理由

第19話 木の上から新規営業せざるを得ない理由

起業してから3か月間、1本も電話がなかったが、植木職人の方と出会ってから、やれることが増え、チラシが変わり、毎日のように電話がかかってくるようになった。

ただ、電話を受ける事務員さんが日中事務所にいるわけでないので、会社への電話は僕の携帯電話に転送になるようにしていた。

木の上で剪定をしていても電話がかかってくる。新規のご依頼の電話なので折り返しに出来ない。メモ帖と小さなボールペンをお尻のポケ

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第20話 「見よう見まね」が招いた会社の危機、社員に与えた選択肢は

第20話 「見よう見まね」が招いた会社の危機、社員に与えた選択肢は

何枚チラシを配れば何件電話がかかって来るかを計算できるようになっていたので、社員を5名、10名と増やし、やがて20名以上の社員数になっていった。

もともと、ひとりでも多くの方にこのやりがいのある仕事にチャレンジしてほしいと考えていたので、社員増員だけでなく、創業4年目には人材育成の講座を開講していた。僕が講師をさせていただき、合計100人以上の卒業生を輩出している。

ただ、会社経営は、そう易々

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第21話 成功する会社は「集客」と「人」を大事にしている

第21話 成功する会社は「集客」と「人」を大事にしている

前回までは、私の起業してから現在までに至るまでの過去編として、第20話までお付き合いいただき、ありがとうございました!

次の章として、今日からは、18年間、小企業の経営者をやらせていただいてきて、今行き着いている「ホワイト小企業の作り方」についてお話させていただければと思います。

色々な切り口があると思いますが、根っこは何かと考えてみました。

「一緒にいたいと思われること」

ではないでしょ

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第22話 社員に仕事を「教える」だけでは辞められてしまう現実

第22話 社員に仕事を「教える」だけでは辞められてしまう現実

昨日は「ホワイト小企業の作り方」として、まずは根底にある考え方として、「一緒にいたいと思われること」ではないかとお伝えしました。

では一緒にいたいと思われるには?というなかに、「教えてもらえること」をあえて入れませんでした。

「転職当たり前」

「終身雇用は古い」

と言われて久しいですが、それは大企業や大きな中小企業では耐えられる話で、教育に年月がかかる職種の小企業は耐えられません。

なぜ

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第23話 社員に話を聞いて欲しければ、信用残高を積むこと

第23話 社員に話を聞いて欲しければ、信用残高を積むこと

前回は、従業員の方に長く会社にいていただくには、「一緒にいたいと思われること」がポイントであると話をしました。「一緒にいたいと思われる」ための1つは、「自分(従業員)に関心をもってくれる人」であることだとお伝えしました。

こうお伝えすると「従業員の方と話をよくすることでしょ?」となります。

もちろん、そうなんですが、その「話の順番が重要」です。

僕がそうでしたが、まずは「どういう会社にしたい

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第26話(最終話) 小企業経営者は現場の知識で競わない

第26話(最終話) 小企業経営者は現場の知識で競わない

さて、「ホワイト小企業の作り方」は、そろそろ終息に向かいたいと思います。今回をもって終了とさせていただき、次回からは、未来へ向けた動きのメイキングをご案内していきたいと思っております。

今回が「ホワイト小企業の作り方」の最終話です。

小企業経営を長く続けていくには、「現場を知っていること」は絶対だと思います。

エリート会社員の方は特に、マネジメントがわかっていれば、事業の中身に精通していなく

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