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Nakano Nanae
2023年5月20日 22:35
その時、十字路の真ん中に一匹の猫がいて、こちらを見ていることに気づいた。猫の瞳は不安そうに揺れていて、四本に伸びる道のどこへ行くべきかと、立ち尽くしているように思えた。「ねえ、見て。あの猫も、道に迷ってしまったのかな。」僕がそう言うと、彼は呆れたように大袈裟にため息をついてから言った。「違うよ。猫は迷子にはならない。君と一緒にするなよ?」
2023年5月11日 22:19
絵の具が乾くまでのただ待つことしか出来ない時間に考える君が好きな色は青と黄色と あと何色だったっけごみだと思って捨てようとしたら小さな花びらだった誰にも言ってはいけない気がした君が好きな色は白と紫とピンクとあと一つだけ 思い出せない
2023年5月10日 19:04
つまらない話に笑わずにいられた時誰かのためにきちんと嘘をつけた時いつも君を思い出す愛の種類なんてひとつしかないと思っていたけどそういえば今日時計を見た瞬間に5:55になったんだなんの意味もないけどなんか美しかった