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特許法 模倣困難性を上げる

 何からの製品を発売する際には、何らかの「真似されにくさ」が必要となる(これがタイトルの模倣困難性)。

 一般的には、模倣困難とするため、製品の技術レベルを上げたり、加工されにくい構造を採用する、といった手法が取られることが多い。

 しかし、後発品を販売する場合や、類似製品を既に販売している先行企業がある場合には、製品の技術レベルを先行企業よりも上げることは難しいことも多い。

 そのような場合、先行企業に模倣されないための一つの手法として、先行企業が「入って来にくい市場」で戦う、という手法が考えられる。

(具体例1)
 ライオンさんが先が曲がった歯ブラシを出さなかった理由として、歯磨きでの利益率が高かったが、歯ブラシの利益率自体は低かったことがあるようだ。このような利益構造であったため、ライオンさんは、歯磨きの使用量が減る歯ブラシ(先が曲がった歯ブラシ)を販売することはしなかったようである。

(具体例2)
 コクヨさんは物流企業との付き合いを重視していたため、アスクルのような物流まで行う直販ビジネスは行わなかった。

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