前進している実感がない時のためのメモ
自分なりに必死でやっているのに、なんだか同じところをぐるぐる回っているような気がする時がある。
あるいは、もっと露骨に「停滞」という言葉が頭をよぎるか。
そんな時に落ち込んで不調のサイクルに入ってしまわないように、対処法をメモしておこうと思う。
1.できたことに注目する
前進している実感が無いと、「今日もこんなに終わらなかった」とできなかったことに目が行きがちである。
無理やりにでも、できたことに目を向けること。
とりあえず外に出られたとか、PCに迎えたとか、とにかく「やったこと=できたこと」と解釈する。
私の場合、友人に「ほめて!」と言ってほめてもらう。自分だけで自尊心を満たすのには限界がある。他人のほめがもつパワーはすごい。私もお返しによく友人をほめるように心掛けている。
2.本当に前進していないのか考える
1の延長線上にある考え方だ。「自分で決めたラインを守れなかった」だけで、「進んでない」なんてことはないんじゃないだろうか。
1日単位で見るから進んでないと思うのであって、3日、5日、1週間、10日とスパンを広げていけば、確かに進んでいる(時の方が多い)。
「私にとって『前進』とは何か」を考えてみるのもありかもしれない。
私の今現在の例でいえば、修士論文を書く時、「前進」とは「〇時間作業したこと」なのか、「〇ページ書いたこと」なのか、「文献を〇ページ読むこと」なのか、「〇章の内容を詰めたこと」なのかを考え直してみる。
物理的な進捗がある方が安心感にはつながるけれど、無くても進んだ実感がもてるように、「前進」の定義を更新・多様化する。
3.本当に前進しなきゃいけないのか考える
「これを今できなかったらどうなるのか」を、冷静に考えてみる。感情は抑えて、条件のみに注目するようにする。
まだ締め切りまでに日数があるとか、あの人に怒られても別にいいやとか、最悪できなくても他にチャンスがあるかもしれないしとか開き直れればこっちのものだ。
もちろん、開き直っている場合じゃない時もあるだろうけれど。
どうしようもなく調子が悪い時だってある。
そんな時に無理したり、できない自分を責めたりしても仕方ないと考えるようにしている。
体や心より大切なものなんて、そうそうない。
4.それでも心が晴れない時は
2つ選択肢がある。1つ目は、最低限できる・やりたいことを決めて、それに集中することだ。へとへとになっても、自分で決めたラインまでできると、自分を少し好きになれる…と思う。
でも、どこまでできる・やるのかは、第三者に相談して客観的な視点から判断してもらった方がいいかもしれない。本気で調子が悪いと、自分だけでは正常な判断ができなくなる。相談しないなら、思い切りラインを低めに設定するといい。クリア→自分をほめるというステップを踏みやすくなる。
2つ目は、一旦休むことだ。ここでも第三者と話すとすっきりしていいかもしれない。自分では気付けなかった「前進の証拠」に気付いてもらえることもある。
休むほど疲れてないよ、と思っていても、一旦休むと冷静になれたり、思いがけないアイデアが浮かんだりする。
どうしても休むことに納得がいかないなら、マイナスから0に戻るための休息じゃなくて、0からプラスに転じるための休息をしていると考えればいいかもしれない。
こんな風にして、思った通りにいかない世の中を、少しでも明るい気持ちで生きていければいいと思う。
じりじりと見えない敵と戦っているような気分になる時もあるけれど、それもきっと、必要な時間だ。
最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。