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「いずれ結婚するつもりですかと聞かれて、あなたはどう答えますか?」

いきなりで申し訳ございませんが、
1つ質問をさせてください。

「あなたはいずれ結婚するつもりですか?
それとも結婚しませんか?」

まあ、この質問に対する回答が、
どうなるのかは予測できますので、
コメントなどで答えて頂く必要はありません。

なら何故質問したのか、
それは今から紹介する本の中に、
上記の質問が出てきて、
なおかつその問題点を指摘しているからです↓

「荒川和久著・結婚滅亡」

なんだか物騒なタイトルですが、
同時に謎も浮かんできますね。

結婚が滅亡するなんて、
ありうるのでしょうか?

著者について

物騒なタイトルで中身も気になりますが、
まずは著者の荒川和久氏について、
解説していきますね。

荒川氏は独身研究家を自称するコラムニストで、
現在博報堂ソロモンラボ・リーダーであるとともに、
メディアの出演や記事執筆も多数行っている、
ソロ○○という造語を多数生み出されている方です。

荒川氏公式note

独身の研究という、他に例を見ない
分野を調べられている著者が語る、
結婚滅亡というのは何なのか、気になってきました。

本の内容について

では、本の内容について、
ここから触れていきますね。

まずは主題である結婚滅亡と聞いた
読者に対して、どう感じるかと言う、
問いかけから始まり

・結婚の構造が崩れ始めている事
・結婚しないのは悪いのか?
・結婚したら幸福になれると言うわけではない。
・そもそも結婚とは何なのかという疑問

・結婚から派生する家族とは何か
・結婚以外に安心を作る方法

以上6章から成り立っています。
本のタイトルからして、
当然と言えば当然ですが、
すべての章に「結婚」という
言葉が含まれていますね。

それだけ本の中でも重要な、
キーワードなのでしょう。

更に各章の中身では↓

・1章では人口減少、少子化以前の問題として、
現在の日本だけでなく、発展してきた国は、
そもそも結婚の全体数が減っており、
特に男性があまりがちになっているという
事実をデータを交えて解説されています。

冒頭で聞いた質問も中に含まれており、
内に潜んでいる問題点についても、
荒川氏は指摘されていますね。

指摘されている問題点は、
2択式、しかも極論になっており、
中間の質問が用意されていないために、
結婚に前向きだけど金銭など、
他の要因で結婚できないという話に、
すり替えやすい内容になっているということです。

・2章では結婚を勧めてくる人、
押し付けてくる人の存在と、
一方で単独生活を楽しんでいる人、
更には日本人にありがちな思考についても、
述べられています。

中では先週紹介した山岸俊男著
「日本の安心は何故消えたのか?」
参考文献として引用されていました。

本同士もつながっているとは、
なんだか不思議な気持ちです。

・3章になると結婚と幸福の関係、
更には年齢と価値観の違いから、
一人が孤独では無いという人が、
年々増加しているという話になってきます。

・4章では歴史的に見た結婚の形や、
そこから見えてくるこれからの未来について、
少子化の原因話も交えつつ話しており、

・続く5章で結婚から派生する家庭を始めとした、
コミュニティや幸福の形が、
徐々に変化しつつあるということを、
前向きに捉えつつ説明されています。

・最後になる6章では、先程名前を出した、
山岸俊男氏の著書にも出てきている、
様々な実験も踏まえて、これからの社会に
ふさわしい、新たな形のコミュニティに、
適応していく方法を出して、
締めくくられています。

なお、著者はほんのタイトルになっている、
「結婚滅亡」について最後に、
「確かに全体の数は減るが、滅亡して、
誰も結婚しなくなるという事はない」

と答えています。

全体を通してみると、
結婚や恋愛、家庭だけでなく、
割と広範囲に話が広がっている印象ですね。

私の感想

ではここから私の感想ですが、

「結婚や家庭、コミュニティうんぬんについては、
正直元々そこまで興味がわかなったが、
価値観を押し付けてくる人物や、
その問題性は非常にわかりやすく、
又言い返し方も分かって勉強になった」

というものになります。

価値観を押し付けてくる人物に対する、
言い返し方はぜひ取り入れたいと
思いましたし、無理に結婚や、
人付き合い、親切をする必要も無い、
と書かれていて私は

「無駄なコミュニケーションをしたくない、
という考え方でいいんだ!!」

と改めて知ることが出来、
嬉しくなりました。

なお、人口減少についてですが、
荒川氏の主張を聞く限りだと、
結局以前紹介した

「岡田尊司著・ネオ・サピエンス」

描かれていたように、
体外受精を行って、受精卵を育てられる
人口子宮、そして育児を行うロボットと、
教育を行うAIが完成しないと、
解決出来そうにないですね。

まあ、私は同作で描かれていた世界が、
理想の世界だと思っていたので、
ぜひ実現してほしいですが。

今日紹介した荒川和久著
「結婚滅亡」は記事を読んで
くださったあなたがもし

・人口減少の原因について知りたい
・結婚の今後について考えている
・価値観を押し付けてくる人への
上手い返し方を知りたい

のであればぜひ読むべきです。

まとめ

日常演舞の読書感想文、今日は
「荒川和久著・結婚滅亡」を
読んだ感想を書いて、
あなたに合っているかどうか、
レビューしてみました。

明日またお会いしましょう!!

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