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ビワ?ビワやね。

どうも西尾です。

今日の大阪の天気は晴時々曇・最高気温21℃の予報で(Yahoo!天気より)、そこまで暑くもなく、過ごしやすい1日となりそうです。

そろそろゴキブリが出没する季節となりました。

ホームセンターやスーパーに行くと殺虫剤などが置かれた特設コーナーがありました。

今のところ我が家には出没しておりませんが暑くなり始め、ジメジメし出すと出てきそうで嫌です。



ビワ?ビワやね。

近所のお家からビワの木と思われる立派な木が空に向かって伸びている。

樹高は家の2階部分に悠に届くほどの高さだ。

大きな葉を広げて、黄色の実をつけて。

ビワかな?

ビワやね。

美味しそう。

取らしてくれんかな。

そんなことを思いながらビワの木を眺めていた。

いけない、いけない。

頭を左右に振りながら、我に返る。

何をおばちゃんみたいなことを考えているのだ。

まるで関西のおばちゃんみたいではないか。

こんなことを言うと、関西のおばちゃんに対して失礼かもしれないけれど、私の中では関西のおばちゃんはこんな感じだと認識している。

私の周りが特別この様なおばちゃんばかりだったからかもしれないが。

だからなのか、時々おばちゃんみたいな言動をしてしまう。

私の体にどこかのおばちゃんが憑依しているかのように。

関西以外のおばちゃんはどんな感じだろうか?

気になってしまう。

関西に限らず、日本全国どこのおばちゃんもこんな感じなのかもしれない。

そもそも、“おばちゃん”というのをやめて欲しい、と言われるかもしれない。

“おばさん”にして欲しいとか。

“マダム”と呼んで、と言われこともあるのか。

もしそんなことがあれば、お、おう、と身構えてしまいそうになる。

関西では親しみを込めて、“おばちゃん”や“おっちゃん”と呼ぶ。

“おばさん”だと、どこか他人行儀で素っ気なく感じる。

まあ、“おばちゃん”も“おっちゃん”も他人には変わりないのだが。

肉屋のおっちゃん、喫茶店のおばちゃん、会社のおばちゃん。

「若い女の子おらんくてごめんな〜。私らみたいなおばちゃんばっかりやねん〜」

初めて働きだしたバイト先で、バイトリーダーのおばちゃんから言われた。

なかなか楽しい、面白いおばちゃんだった。

駅のベンチで一緒に缶チューハイを飲んだこともあった。

私とバイトリーダーのおばちゃん、そのおばちゃんのお友達のおっちゃんと。

お友達のおっちゃんは小さなミニ鯛焼きを持って来てくれた。

中にはカスタードクリームやチョコクリームが入っていた。

お酒のつまみはミニ鯛焼き。

ある時、バイトに行くとそのおばちゃんからみかんを頂いた。

お友達のお家にみかんの木があり、取らせて貰ったからと、お裾分けで私も頂いた。

小ぶりのみかんだったが美味しかった。

ビワの木

この近所のお家のビワの木、いつも実を回収しないからか地面に落ちてスゴいことになっている。

取ったら良いのになと思う。

余計なお世話かもしれないけれど。

何なら私が取りましょうか。

喜んで取りますとも!

と、言えると良いのだけど。

そんなことを言える度胸がない。

時折、鳥がやって来ては実を突いてはいる。

鳥もビワの実が美味しいのだろうか。

ビワの実にはビタミンA・B・Cやポリフェノールなどを多く含み健康にも良く、ちょうど5月〜6月が食べ頃である。

さらに、ビワの木の葉は生薬やお茶、入浴剤などにも使用される。

医者いらずの木とも言われるのだとか。

スーパーでもビワの実が売られているのを見かける。

隅っこの方の脇役コーナーのようなところで。

主役はりんごやパイナップル、バナナ、オレンジ、キウイフルーツなどなど。

あとパックに入ったカットフルーツ。

確かに、ビワの実は色合いからしても地味だと思う。

正しく脇役のような。

でも、その脇役こそが栄養価も高く私たちの健康を陰ながら支えてくれているのかもしれない。

「あこのお家からビワの木伸びててな〜立派な実も出来てるねん。あれ取らして欲しいわ〜」

いけない、いけない。

また、おばちゃんになってしまった。

顔を左右に振って我に返る。

でも、ビワ美味しいもんね。

美味しいものには勝てない。




以上になります。

お読みいただきありがとうございました。




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