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右手と左手とジェンダーギャップ

右手と左手とジェンダーギャップ

4月に書いて、しばらく眠らせていた文章です。時事がちょっと古いです。

数年前に左腕を怪我した。
スノーボードで、転んで。

恋なのか何なのか分からないままに、欲情に任せての女の子との旅。
前夜の宿での情けない告白の果ての、せめてもの抵抗で、ゲレンデを滑り降りた。
それが仇となり、無理な体制で手をついたため腕から肩にかけて痛めてしまった。

レスキューのモービルに乗って、ゲレンデを滑り降りていく。

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男性もセクハラを受ける

男性もセクハラを受ける

緊急事態宣言“前”のこと。
最近、近所に若い大将が切り盛りするお寿司屋さんができた。
定休だったり営業時間外だったり混んでいたり、なかなか行けなかったけれど、先日ようやくタイミングがあって行くことができた。

そこで、なんともかんとも傷ついてしまうことがあった。

その日ぼくは、仕事で疲れた目を擦りながら、のれんをくぐった。いらっしゃいませと大将の声を聞きつつ店内を見る。
目の前にカウンター席があ

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孤立するボートの上から

孤立するボートの上から

何を思ってこの投稿を書いているのか、もはやはっきりと分からない。

女性ではない自分が、女性のことを完全に理解して、寄り添えるとも思えない。
でもそのことをはっきりと言葉にしてしまうことの虚無感とは、距離をとりたい。

何より結果理解出来ないとしても、理解するための努力は最大限に行いたい。

この投稿によって、これまで対岸にいた人たちにほんの少しでも近づけるかもしれないと思う一方で、同じ岸にいた仲

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性欲を分解する。(「さよなら、俺たち」読書感想)

性欲を分解する。(「さよなら、俺たち」読書感想)

例の森発言を機に、2月は複数のフェミニズム、ジェンダー関連本に向き合った。

本を読み進める中で、色々思うところがあって、女性に対する言動を変えてみたり、男性としての意識行動変容を出来る限りやってみている。
しかし、しみついたジェンダー規範や行動を変えることはなかなか難しく、出来てない事もとても多く、反省の日々だったりする。

そんな中で、
清田隆之著「さよなら、俺たち」
(男性視点フェミニズムエ

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