見出し画像

社長がサラリーマン時代に感じた違和感がミッションの原点に。日本ユニストのMVVに込めた思い

こんにちは、日本ユニスト代表の今村です。今回から新たに、当社の組織作りにまつわるあれこれをシリーズでお伝えしていきます!

皆さんは自社でどんなミッション・ビジョン・バリューを掲げていますか?
日本ユニストでは、創業当時から掲げていたミッションに加えて、2020年2月にビジョンとバリュー(MVV)を策定し、社内での浸透をはかってきました。その効果もあってか近年は離職率も低くなっており、採用面や組織作りに好影響をもたらしていると実感しています。
そこで今回は、MVVに込めた思いや背景についてご紹介したいと思います。自社社員にはMVV策定の裏側を知ってもらい、社外の方には自社における組織作りの参考にしていただければ幸いです。

ミッション・ビジョン・バリューとは

MVVは組織が目指す方向性や、社会における存在意義を明文化したものです。昔も経営理念や社是という言葉がありましたが、近年は特に自社のMVVを掲げることが社内外のコミュニケーションにおいて重要になってきています。当社における大まかな定義は以下の通りです

・ミッション…社会において企業がなすべきこと
・ビジョン …企業の理想とする姿
・バリュー …ミッションやビジョンを達成するための行動指針/営業方針/教育方針

日本ユニストのミッション(経営理念):
付加価値の高い不動産を提供し、社会に貢献する

このミッションを定めた背景は、不動産デベロッパーで働いていた私のサラリーマン時代にあります。当時は事業採算が合うかどうかをKPIとして追っていました。ただ、「地域の役に立つ不動産=不動産デべの事業採算が合う」というわけではなく、地域貢献よりも自社の売り上げを立てる選択肢を取ることも多く、もどかしい思いを抱えていました。
そんな中で、その土地や周辺地域にとってどんな不動産を入れるのが良いのか自分なりに考えることが多く、「社会や世の中の役に立ってこそ不動産業は成り立つものだ」という信念を持つようになりました

このミッションは創業と同時に決めたのですが、11年がたった今も文言は変わっていません。それだけに自分の中で1つの軸となっている考えだと言えます。このミッションがいつも念頭にあったからこそ、利益を上げた分は先に投資し、大阪市西成区など他社があまりやらないような地域の開発も手掛けてきました。結果的に、それが他社との差別化や事業領域の拡大にもつながり、好影響をもたらしたと思っています。

日本ユニストのビジョン:
不動産で金融をイノベーションする

ビジョンは創業から数年たってから決めたのですが、これは現状と少し乖離が出てきているので、今考え直そうとしているところです。ビジョンの再策定の過程は、また改めてnoteでも紹介していく予定にしています。

日本ユニストのコアバリュー(行動指針)

自分の中で大切にしている考えを6つ、行動指針として掲げています。コアバリューは採用を強化するため、策定しました。それぞれのコアバリューに込めた思いを紹介していきます。

①共存シナリオを持て
地域の方など関係を持っている人々と共存できるようにビジネスを組み立てることを私自身一番に心がけてきたので、社員にもここは意識してほしいと思い、1つ目のバリューとしました。

②リスクを取ることを恐れるな
共存シナリオを持った上で、リスクがあることにも果敢に挑むことを促しています。

③柔軟な発想を持て
マンションしか建てられなさそうな土地でも、店舗や他の業態としてでも活用できないか考えれば、自社にしかできない事業が生まれると思っています。

④困っている人は助けよ
困っている人を助けたら良いことが返ってくると思っています!
人助けを促すようなコアバリューを入れている会社は珍しいと思いますが、ここは人間としての価値観において大事だと思い、あえて入れました。

⑤まずはやってみよ
ベンチャーはゼロイチで人を動かす能力が求められます。

⑥公明正大であれ
かつて社員による不正行為があったことから、ガバナンスを強化したいとの思いが強く、このバリューを策定しました。

コアバリューの決め方、決めてよかったこと

コアバリューは会議メソッド「すごい会議」のフレームワークを活用し、ホテルの会議室に社員6人で2日間こもって決めました。
採用活動のために決めたコアバリューでしたが、採用活動だけでなく、社内での人間関係にも少なからず良い影響を与えたと感じています。行動指針と教育指針をしっかりと打ち出しているからこそ、部下のことを信頼し、ある程度大きな仕事も全面的に任せられるようになりました。私自身の心持ちが変わったとも言えます。

日本ユニストのパーパス:
事業用不動産の流動性を高め、日本の不動産価値を最大化する

MVVの上位概念であるパーパス(社会における企業の存在価値)。
私は2011年に創業してからずっと、不動産の経済価値を上げることを繰り返してきました。ただ、それだけでは会社を成長させながら持続させていくのは厳しいと、徐々に感じるようにもなりました。
DX化により閉鎖的な不動産マーケットの情報を流動的にしたり、熊野古道で宿を運営するような社会的価値がある事業に取り組んだりすることが、これからの時代はますます大事になってくると確信しています。

MVVは会社を体現する

MVVは会社の価値観を言語化したもの。
事業運営や人事制度など会社のあらゆる部分において常に意識されている、いわばアイデンティティのような存在になっています。
次回は、MVVを踏まえた上で今後目指したい、理想の組織体制について紹介したいと思います。最後までお読みくださり、ありがとうございました!


この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?