フクイ アサト

29歳で田舎暮らしを始めて気が付けば20年。滋賀県高島市で茅葺き民家をセルフビルドで直…

フクイ アサト

29歳で田舎暮らしを始めて気が付けば20年。滋賀県高島市で茅葺き民家をセルフビルドで直して、「いろんなこと」があって、今は子育てと米作りと畑と非常勤講師と移住促進アドバイザー、たまにセルフビルドの日々。これから、田舎暮らしを体験できる宿泊施設の開業に向けてさらに忙しくなる予感。

記事一覧

All I need money, all you need love.

感謝の気持ちって‥‥って話。 茅葺きの廃屋を自力で直し始めてからずっと 地元の仲間や、大学時代の友人たち、多くの人たちに支えられてきました。 暑い中、みんなドロ…

【茅葺き民家改修記 vol.4】  2002年12月

29歳の僕が田舎暮らしをすべく ある村の茅葺き民家に出会い、自分で直し、住むまでの話。 冬の準備ということで改修が始まって何かすんごい進んだって感じでもなく 冬の備…

【茅葺き民家改修記 vol.3】      2002年10月

29歳の僕が田舎暮らしをすべく ある村の茅葺き民家に出会い、自分で直し、住むまでの話。 友人が来てくれた6月から始まった改修ですが ありがたいことに休みになると友人…

【茅葺き民家改修記 vol.2】2002年8月

29歳の僕が田舎暮らしをすべく ある村の茅葺き民家に出会い、自分で直し、住むまでの話。 雨漏りは不幸の始まりってことで茅が落ちて大きな穴が空いている屋根にシートを…

「生きる力」って何?

「生きる力」って何?   お湯が出ない僕は、29歳の時に仕事を辞め、滋賀県高島市に移住ししてきました。 きっかけは24歳の冬、大阪で住んでいた時に、湯沸し器が壊れてお…

【茅葺き民家改修記 vol.1】2002年7月

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田舎暮らし20年目

「田舎暮らし20年目」 と、いう訳で、初めてのnote。頑張って書いていこうかな。   29歳で仕事を辞め、滋賀県高島市マキノ町でボロボロの茅葺き民家を衝動買いして 7年か…

All I need money, all you need love.

All I need money, all you need love.

感謝の気持ちって‥‥って話。

茅葺きの廃屋を自力で直し始めてからずっと
地元の仲間や、大学時代の友人たち、多くの人たちに支えられてきました。

暑い中、みんなドロドロになって解体作業もしました。作業終了後、「お礼」にみんなでお風呂に行ったり、食事に行ったり。賃金は払えないけど、お風呂代や食事代は出さないと・・・ね。

ある時
大きな荷物を友人に車を出してもらい運んでもらいました。
夜遅く、帰りに

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【茅葺き民家改修記 vol.4】  2002年12月

【茅葺き民家改修記 vol.4】  2002年12月

29歳の僕が田舎暮らしをすべく
ある村の茅葺き民家に出会い、自分で直し、住むまでの話。

冬の準備ということで改修が始まって何かすんごい進んだって感じでもなく
冬の備えの作業です。
ここは冬には2mを越す積雪地域です。
屋根から落ちた雪が家の周りに積み上がり外壁を押しつぶさないように
「雪囲い」というものを秋の暮れに作ります。
材料はススキと丸太と竹。
丸太を家の周りに立てて、竹を水平に結んで

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【茅葺き民家改修記 vol.3】      2002年10月

【茅葺き民家改修記 vol.3】      2002年10月

29歳の僕が田舎暮らしをすべく
ある村の茅葺き民家に出会い、自分で直し、住むまでの話。

友人が来てくれた6月から始まった改修ですが
ありがたいことに休みになると友人たちが手伝いに来てくれました。
廃材をまとめてくれたり
巨大なススキの根っこを掘り起こしてくれたり
屋根のシートを補強してくれたり
お風呂を解体してくれたり・・・・
マンパワーのすごさを痛感しました。
本当にありがとう。

永遠のパー

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【茅葺き民家改修記 vol.2】2002年8月

【茅葺き民家改修記 vol.2】2002年8月

29歳の僕が田舎暮らしをすべく
ある村の茅葺き民家に出会い、自分で直し、住むまでの話。

雨漏りは不幸の始まりってことで茅が落ちて大きな穴が空いている屋根にシートをかけました。
人が住まなくなった家というのは驚くほどのスピードで朽ちていきます。まずは水を断つことが課題でした。
大きなブルーシート(結構高い)をロープで引っ張って留めました。

余談ですが茅葺きの家は囲炉裏やかまどで火を焚くことにより

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「生きる力」って何?

「生きる力」って何?

「生きる力」って何?
 

お湯が出ない僕は、29歳の時に仕事を辞め、滋賀県高島市に移住ししてきました。
きっかけは24歳の冬、大阪で住んでいた時に、湯沸し器が壊れてお湯が出なくなった。
震えながら水のシャワーでタバコ臭い体を洗いました。
テンションが変に上がってしまい、眠れない僕は布団の中で考えたのです。
ボタン一つで温かいシャワーを浴びることができるってすごいことだ、と。
ありがたいことやで、

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【茅葺き民家改修記 vol.1】2002年7月

【茅葺き民家改修記 vol.1】2002年7月

29歳の僕が田舎暮らしをすべく
ある村の茅葺き民家に出会い、自分で直し、住むまでの話。

出会い草をかき分けて木製の雨戸を開けると、そこは玄関でした。

玄関の扉を開けると、カビ臭い、何もかもが土に還っていくあのええ感じ?の湿った空気が流れてきました。                                                      

移住先を探し求め、知り合いを通じて、

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田舎暮らし20年目

田舎暮らし20年目

「田舎暮らし20年目」
と、いう訳で、初めてのnote。頑張って書いていこうかな。
 
29歳で仕事を辞め、滋賀県高島市マキノ町でボロボロの茅葺き民家を衝動買いして

7年かけてセルフビルドで茅葺き民家を直し結婚して、子供が生まれ、米を作り、畑を耕し、鶏を飼って、薪を割り・・・

そして、なぜか今は木造の倉庫をセルフリフォームして住んでます。
あっという間の田舎暮らし20年、いろいろありすぎて、何

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