「生きる力」って何?
「生きる力」って何?
お湯が出ない
僕は、29歳の時に仕事を辞め、滋賀県高島市に移住ししてきました。
きっかけは24歳の冬、大阪で住んでいた時に、湯沸し器が壊れてお湯が出なくなった。
震えながら水のシャワーでタバコ臭い体を洗いました。
テンションが変に上がってしまい、眠れない僕は布団の中で考えたのです。
ボタン一つで温かいシャワーを浴びることができるってすごいことだ、と。
ありがたいことやで、まったく。
災害かなんかで電気が止まると、湯沸し器はおろか水道の水も出なくなるのでは?
マンションではポンプが動かないと水は出ません。
ガスは?冷蔵庫は?スーパーに品物は残ってるのか?
淀川の水・・・の、飲む?
電気がなくても昔の人は生きてた、間違いなく
昔の人はどうやって暮らしていたのだろうか?
水道も電気もガスもない時代、人はどうやって暮らしていたのか?
以前、テレビで見たのですが
新潟県で地震が起きた時、山が崩れ、道路が寸断して孤立した集落へ取材班が必死にたどり着いたとき
意外にも村の人たちはいつも通りの生活をしていたようで
肩透かしを食らった取材班とは対照的に穏やかなおじいちゃんの映像が印象的だったのを思い出しました。
山からはきれいな水が流れてくる。
薪でお風呂が沸く。
田んぼがあればお米はある。畑に野菜はある。
山には山菜がある。鶏がいる。
最強やん。
「生きる力」がほしい
僕は「生きる力」ってお金を稼ぐこと、と思っていた。(まあ、今でもお金はもちろん大事やけど)
でも、あの孤立した山の集落のおじいちゃんにも「生きる力」がたしかにあった。
そのころから、僕は田舎で暮らすこと、いつか田舎へ移住する!ってことを考え始めたのです。
のんびり自然の中で暮らすとか、ライフスタイルがどうとかではなくて
「生きる力」を手に入れたくて。
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