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患者中心の新しい医療の在り方、カルテの在り方

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医療との向き合い方を考えつつ、それが達成できるように電子カルテ開発を行なっていきます。
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私はまだベイマックスに向かっています。

私はまだベイマックスに向かっています。

ご無沙汰しております。

風邪を引いて仕事を休む必要があり、急に時間が出来たので投稿することにしました。

noteのことも忘れていたわけではなく、単純にまとまった時間が出来ることが無かったので書くことに向かえませんでした。
時間がたった分、進捗があります。

現時点での到達目標のカルテシステム開発に関して、項目を関連づけることを始めました。

パワーポイントで樹形図というか、マインドマップという

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現状報告2023/07/04

現状報告2023/07/04

かなり時間が経ってしまいましたが、状況報告です。

まず、文字起こしシステム開発については一旦中断しました。
ある程度のものはクラウドワークスを利用して作ってもらったのですが、文字起こし出来る精度が全く実用的なレベルまで達せず、また既存のアプリケーションを見てもほぼ同等のレベルまでで限界を感じたのでストップしました。

その失敗を元に、現在プログラミングについての勉強を開始しました。
なぜ、この程

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クライアントから見たクラウドソーシング

クライアントから見たクラウドソーシング

去年からLancers、クラウドワークスを使わせていただいております。
使った事ないけど、気になってるよーって方は意外と多いのではないかと思い、そういう方へ参考になればと思い記載させていただきます。

まず、依頼の内容ですが、極端な話、なんでもありみたいです。

自分がどうしたいか、っていうのを具体的に決めておかないと、作業する側もどうしていいかわからない、どれくらいのコストがかかるかわからない、

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カルテシステムの方向性について

カルテシステムの方向性について

ものすごくみづらいですが叩き台としてのカルテUIです。

コンセプトとしては一画面にまとめること、直感的に現状把握できる事、少ない入力回数で過不足なく患者情報を入力できること、といった感じです。

また、最終的にはサマリとしてテキストメッセージに全て出力され、そのまま既存のカルテに貼り付け可能。その貼り付けたカルテを元に戻すような操作をする事で、同様の画面が展開されるように読み込み機能まで備えるこ

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M-Flow作成にあたって。2023/04/20

M-Flow作成にあたって。2023/04/20

気づいたら4月20日ですね。転勤になり、いろいろと生活環境が変わって公私共に忙しかったです。でも充実して、休みも十分あって、こちらの活動も継続できるメドが立ってきました。

新しい勤務先になって改めて感じたことは、自分の中で温めているアイデアが必要とされていることでした。

医療機関に限らない話だと思いますが、記録業務には非常に時間がかかるのが事実だと思います。
特に会話した内容って重要な項目ばか

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現状報告2023/03/27

現状報告2023/03/27

電子カルテ開発に向けて、とりあえず試作を始めました。ダラダラ話してても仕方ないんでね。笑

改めてカルテを作る上での理念としては

誰でも簡単に使える

いつでもどこでも記載、閲覧できる

医療技術発展のためのデータベースとして活用できる

というところです。

1はサラッと書きましたが、ここが難しいと思いますし、こだわりたいところ。簡単にするのに難しい事をするってなんか不思議ですよね?共感しても

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タイミングの悪い通知と長ったらしい契約書はこの世から無くなれば良い

タイミングの悪い通知と長ったらしい契約書はこの世から無くなれば良い

余計な通知がつくと腹が立ちます。
毎回余計な通知がつけば、そのうち通知の内容に目もくれなくなって、ただ×ボタンを押すだけになります。

あなたが日常的に仕事をしていて、1日何回通知が出てるでしょうか?

電子カルテを作る上で、通知機能は一つポイントと考えています。

既存の電子カルテでよくあるのは、
「アレルギーあります」
みたいなざっくりした内容が、処方入力しようとした時に毎回出てくるもの。

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病院を受診する意味

病院を受診する意味

私は消化器内科医として勤務している身ですが、患者さんからよく、「また来ないといけませんか?」と言われます。

この問いに答えるのは様々な事情が絡みますので容易ではありません。

まず、病院にかからないと法律に違反する事はないと思いますので、警察に追われる心配はありません。

病院にかかると病気が治るか?という問いに対して、答えはノーです。

病気が治るのは薬や手術などで治るのか、自己の自然治癒力で

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書きやすいカルテをデザインする

書きやすいカルテをデザインする

※はじめにお断りしますが医療者向けの内容になりますのでご了承ください。

2023年現在、皆さんがカルテを書くのは基本的にパソコンの前だと思います。患者さんが居ない場面の方が多いかも知れません。

患者さんが居ない場所で書く理由は何故ですか?
患者さんに知られてはまずいことがあるのですか?
おそらくそうでは無いはずです。

単純に書く余裕が無いからでは無いでしょうか?

同時通訳の方を観ていて驚き

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みやすく、かきやすく。ブロックを遊ぶように記録できるカルテ。

みやすく、かきやすく。ブロックを遊ぶように記録できるカルテ。

どんなデバイスでも初めて使うものには抵抗感があり、ストレスがつきまとうのはやむを得ません。

自分のスマホとの関わりを通して、馴染むデバイスとは何か、いわゆるUxと呼ばれる使用した人の感覚に基づいて新たな電子カルテのデザインを考えていきます。

最初にスマホに触った時、初めて犬に触る時みたいに、本当に緊張した事を覚えています。プレッシャーなんか感じる必要無いはずなのに、自分が試されるような変な緊張

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患者、医療者 双方の立場で考える新しいカルテの在り方

患者、医療者 双方の立場で考える新しいカルテの在り方

初めまして。
2015年に医師国家試験に合格し、2023年で医師として9年目になります。
いわゆる僻地出身であり、地域の期待を感じながらここまで辿り着きました。

医師としても、社会人としてもまだまだ若輩者ですが、そんな私からみて、現代の日本の医療スタイルについてあまりにも無駄が多く、それを患者さんへ押し付けている。嫌悪感に近い疑問を持ちながら日々の診療を行っている毎日です。

現代社会ではGAF

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