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わたしとふたりぼっちになる時間。
何日か前のnoteの記事のなかで月経について書いたばかりなのですが、話したそばからPMS(生理前の体調・メンタルのゆらぎ)による “ほぼうつ” 状態で少しの間ベッドから動けなくなっておりました。
誰が最初に言ってくれたのかわからないけれど、生理痛だったり生理前の症状というものは、「この周期中(どれだけ自分のことを見てあげられていたか)の通知表である」というのは本当によく言ったもので、
この期間の体調って、自分にたいして自分がしてきたことを(良いとか悪いとかでなく)そのままきれいに映し出してくれる鏡だなあと、ほんとに感じています。
HSPである私の身体にとっては、恋愛ってやっぱり結構な負荷がかかるらしく、新しい恋をしてからというもの半強制的に毎月生理前になると「自分のことしか考えられない時間」というものが私のもとにもたらされるようになりました。
他の何ものをも視界の中に入れ(られ)ない時間。
自分と二人っきりになれる、最高級に贅沢な時間。
生理前の体調・メンタルの落ち込みという形を通して、「わたしのことをもっと見て」って、わたしさんが甘えてくれているんですよね。
あー愛おし。
まあ、こうして少し離れた視点から見るからこそ「愛おしい」と思えるのですが、実際に体調・メンタルが敏感になっているときというのは、やっぱり大変しんどいものです。
ベッドの上でうつ伏せになったまま動けないわけですからね。。
(でもいつになく気絶したようにスヤア…と寝られるのありがたい)
それに加えて、「生きるのって難しいなあ」とか、「“普通の人生” のハードルっておそろしく高いなあ…」とか、普段は気にならなくなっていたような、自分の根っこにある生きづらさとか絶望感が蘇ってきたり、
自分がこの世で一番生きるのが下手くそな人間に思えたり、「こんなんじゃ人と愛し合う資格ないよ…」なんて思えてきたり。
自分が誰よりも人間不適合に思えたり、まだ起こってもいない未来のことを勝手に想像して恐怖で真っ暗になってみたり。
しんどいなあ…って思うけど、PMSで別人格が出てくるなんて自分の中では常識中の常識なので、あたたかく「よしよし、よく来たね」ってお迎えします🐻
というか、心の闇の部分って言ってみれば “本当の自分の価値” という地下金脈に繋がる通路のうちのひとつだと思うのですよね。
うつとは自分の中に眠る地下金脈へと繋がる通路で、恐怖とか絶望はダイヤモンドの原石。
そんな金やダイヤが無尽蔵に埋まっている心と身体のダークサイドこそが、私の最大の資産だと思ってる。
(調子がよくなっているときだからこそ、のんきに俯瞰してこう言えるわけなのですがね)
人って知らないものは怖いから、心の不調もPMSも多くの人には忌み嫌われるのだと思うけど、それって「よく知らないから怖い」ってだけの話で、
ちゃんと自分のからだのことわかってあげたいって自ら心を傾けていくと、このネガティブの中でしか見つけられない光ってものが、やっぱりどうしたってあるってことに気がつくわけなのだよね。
そしてその真っ暗闇の中で必死に掴み取った光というのは、どんなものよりも強烈だったりするわけで。
だから、「他者からの承認」とか「目に見えるカタチの幸せ」、そして「普通を目指すこと」なんかを追うことに私が偏りすぎてるとき、
自分の中の奥深くにある『根源的な幸福の湧き出る泉』が(体調・精神不良、人間関係のアクシデントなどという)音を立てながら「もっとこっちを見て」と呼びかけてくれるんだなあって、私は理解しています。
からだって本当に正確です。
からだはいつも正しい。からだが正しい。
いつでもどんな状況でも、この命のさいごの瞬間まで、一番いいバランスを保とうと人生を調整してくれるのは、私ではなくからだのほう。
人間って、97〜99%を無意識が占めていると言われます。
無意識の部分に「生かしてもらっている」のが、わたしという人間。
その無意識の部分に手を伸ばして触れにいくことができるのが、(人間的な価値観で判断すると一見ネガティブにしか見えないような)『自分とふたりぼっちになる時間』。
自分の抱える孤独や絶望を通過することで、私たちははじめて潜在意識・集合意識に到達することができるのです。
自分の孤独とともにあろうとすることが、私たちを動かしてくれている潜在意識(ほんとうのわたし)と仲良くなる唯一の方法なのですね。
そう、だから、心のなかの安息の地への回路は、いつだって開かれているのです。
私たちがそれを拒みさえしなければ。
自分の幸せとはなんであるのか、その根源的な欲求(自分の中の地下金脈)を思い出すための贅沢な時間を私に与えてくれるこのからださんに、あまりに無力な私ながらも、今日も愛と祝福を贈りたいとおもいます。
女性のからだは不安定であたりまえ。
波があってあたりまえ。
荒波であって、あたりまえ。
もう、たたかわなくていい。
責めなくていい。
自分のからだのリズムを祝福しよう。
本日もお付き合い誠にありがとうございました。
それではまた。
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