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オラクルの認定資格取得の学習と試験について―Oracle Cloud Infrastructure Foundations Associate (JP)に挑戦!【後編】

こんにちは。
Bitter Orenge Radio、蒲郡みかです。

今回はオラクル社の認定資格の1つで、実技経験が無い人も対象となっている「Oracle Cloud Infrastructure 2023 Foundations Associate」に、IT知識ほぼゼロから挑戦したお話の後編です。
前編では試験の内容や、受験の流れを中心にご紹介しましたが、今回は試験勉強と試験について綴ります。
オラクルの初級的な資格は、どのようなものなのか…。受験した感想など…。
よろしければ、最後までお付き合いくださいね。

↓ 前編はこちら ↓


受験前にOracle Universityのラーニング・パスで学ぶ

「Oracle Cloud Infrastructure 2023 Foundations Associate」の試験を受けるには、Oracle Universityのラーニング・パスで学ぶ必要があります。
ラーニング・パスで試験内容の解説動画を視聴して学んでから、試験にチャレンジするというのが、この試験をクリアするためには欠かせません。
すでにITやOracleのサービスの知識をお持ちの方であれば、さらっと動画を見て、すぐに受験をするという流れでも大丈夫かもしれませんが、知識の無い私の場合、この動画で基礎からじっくり情報を頭に入れていくほかありません…。

このラーニング・パスの動画ですが、とても内容が充実していまして、出題範囲を丁寧に説明してくださっています。
それゆえに、動画のボリュームが結構あります!
視聴時間や内容について、さらに詳しく見てみます。

ラーニング・パス「Japanese: Become an OCI Foundations Associate (2023) 日本語」の内容について

ラーニング・パスには、下記の説明が表示されています。

ラーニング・パスでは、Oracle Cloud Infrastructure Cloud Servicesの基礎知識を提供し、Oracle Cloud Infrastructure Foundations Associate認定の準備を整えます。
コンテンツを最新の状態に保つために、最新のアップデートと新機能が継続的に含まれています。

Japanese: Become an OCI Foundations Associate (2023) 日本語より

ラーニング・パスのページに受験までのステップが示されているので、順番に進めていくのですが、試験を受けるまでに視聴すべき動画が合計13時間30分程度あります
※動画は再生スピードを変えられるので、倍速で視聴すれば時短も可能です。

・Oracle Cloud Infrastructure Foundations:9時間10分
・Oracle Cloud Infrastructure Associate:3時間11分
・試験対策:54分
・練習問題:問題回答時間(60分以内)
・受験手続き:12分

Japanese: Become an OCI Foundations Associate (2023) 日本語より
Japanese: Become an OCI Foundations Associate (2023)のページ

ラーニング・パスのなかで最もボリュームのある「Oracle Cloud Infrastructure Foundations(9時間10分)」の内容ですが、9つのカテゴリーに分けられていて、各カテゴリー内に10分~20分程度の動画が3~5個ほど用意されています。カテゴリーごとにまとめて学習したり、毎日1動画(10分程度)だけ学習したり、自分に合ったペースで進められる構成です。

私は、平日に動画1~3個、休日に5~10個ほど視聴しながら、ラーニング・パスを進めていきました。

無知な状態でラーニング・パスを受講した結果…

IT知識ゼロ状態の私が、Oracle Universityのラーニング・パスの受講を開始してみたところ…。

理解できない言葉のオンパレードで、全くついていけず、頭に何も入ってこない…」という状態になりました。
そのため「分からない言葉が出るたびに動画を一時停止し、言葉を検索して意味を調べ、ノートにメモする」を繰り返すことに。

普通なら視聴時間が1時間程度で終わるはずなのに、気付いたら2時間経過!
いつラーニング・パスを終えられるんだろう…?
と、途方に暮れる日が続きました。
私自身が、ノートに手で書いて覚えるタイプなので、そのスタイルもなかなか学習が進まない要因だったと思います…。

ラーニング・パスを終えるまでにかかった時間は、トータルで25時間くらいだったように思います(計測しておらず、かなりアバウトですが…)。
受講中に連休に突入したので、後半は一気に進められましたが、平日はゆっくりしか進められなかった(全く学習ができない日もあった)こともあり、受講をスタートしてから試験を受けるまで、ちょうど1カ月くらいかかりました

試験対策&本番の試験、合否結果は?

ラーニング・パスでは単元ごとにミニテストがあり、試験前には本番と同じ問題数の練習問題を受けるカリキュラムになっています。
ここで実力試し&本番に備えることができますし、練習問題には解説動画もあるので安心です。
練習問題と解説では、自分の弱点・しっかり覚えていない部分を見直すことができたので、試験対策になりました。
試験直前のおさらい的な要素もあり、ここで解説される内容をちゃんと押さえておくことがポイントだと感じました。

テストの説明動画を見たら、いよいよ本番の試験!
ちょっとドキドキしますが、練習問題と同じ流れで進めていけるので、落ち着いて解いていけば大丈夫でした。
分からない部分や迷う部分は、後で見直すためのチェックができるので、チェックを入れてどんどん進めていきます。
問題のなかには「これはラーニング・パスで解説されていた内容だったかな?」というような、記憶に全く残っていなかった内容の問題も少しあり、勘で選択する場面もありましたが、20分ほどで35問を解き終わりました。
悩んだ問題を見直したり、ケアレスミスをしていないか確認をしたり…それでも60分を持て余すくらいの時間的な余裕がありました。

「Oracle Cloud Infrastructure 2023 Foundations Associate」の試験は、試験完了のボタンを押すと即時、正答率と合否が表示されるシステム。
自分でボタンを押すのも、ちょっと緊張するのですが…えいっ!と押します。
すると、この画面に切り替わります。

合否の結果画面

「Passed」の文字が表示され、無事に合格することができました!
下には、得点率も表示されます。

スコアは満点とはなりませんでしたが、知識ゼロからチャレンジにしたわりには、なかなか健闘したのでは…と、思える結果でした。

試験終了後30分ほど経つと、合格証明書がダウンロード可能になります。
合格書を実際にダウンロードしてみると、自分の名前もちゃんと入っていて感激です!
こんなデータもダウンロードできます。

Oracle Cloud Infrastructure 2023 Foundations Associateの合格を証明するバッジ

IT知識ゼロからの受験対策&ポイントは?

「Oracle Cloud Infrastructure 2023 Foundations Associate」は、実技経験が無くても受験できるOCIの基礎的な内容の試験です。
その試験に合格するためには、当たり前のことではありますが「ラーニング・パスの動画の内容をしっかり理解し、覚える」これに尽きると思いました。
私の場合は動画を見ながら、分からない語句を都度調べて、自分なりにノートにまとめていく方法で進めました。
時間はかかりますが、後で見直して復習することができるので、ノートに書いていて良かったと思います。

また、IT用語について別の表現(言い回しの違い)や、省略した言い方があったりすることも…(例:ルート表=ルートテーブル)
それを理解していないと、回答の選択ミスにつながることもあったと思うので、動画のなかで「こういう言い方もします」という解説を聞き逃さず、メモなどをして覚えておくことが大切だと思いました。

試験問題では図や表が出てくることは無く、全て文章問題でしたが、ラーニング・パスで解説される図をまるごと記憶しておくと、正しく理解でき、勘違いやケアレスミスも防げると感じました。

また、前編で記載したとおり、試験の出題内容や割合が示されているので、その部分を意識して勉強することも、効率良く合格を手にするためのポイントだと思います。
私の場合はIT知識を身に付けることも目的だったので、勉強効率は良くなかったかもしれませんが、どの内容もおろそかにせず学ぶ姿勢は無駄ではなかったかな…と思っています。

受験にチャレンジして感じたこと

今回「Oracle Cloud Infrastructure 2023 Foundations Associate」にチャレンジしましたが、IT用語をあまりにも知らない状態で受講すると、ラーニング・パスの動画を理解するにもかなりの時間を要するということを痛感しました。

ラーニング・パスを受講していて難しいと感じたのは、仕事でOCIのサービスを直に扱うことが無い業務をしているので、OCIのサービス内容の具体的なイメージを持ちにくかった点。
自分で操作したり、扱ったりすることが無いので「こういうことなのかな…?」と、自分のなかで消化し覚えていくしかありませんでした…。
実際にどんな場面で生かされているのか、誰がどのように関わり、どんな作業をしているのか、という部分を受講内容と結び付けられたらもっと理解が深まったと思うので、今後は自社のサービスと結び付けて理解していきたいと思っています。

試験をパスしたことで、基礎的な内容を一通り学んだとは言えるのですが、実際の業務と結び付けられていないので、十分な理解ができているかと問われると自信が無いのが現状…。
知識として定着させ、しっかり理解するために、自ら積極的に情報に触れ、学んでいかないといけないな…と思っています。

今回、私が受験した資格は2023年の秋に開始された「Oracle Cloud Infrastructure 2023 Foundations Associate」なので、あくまでも2023年版の資格。
今年の秋には2024年版が発表されると予想されるので、リリースされた場合は、知識の定着&アップデートのために再びチャレンジしたいと思います!

まとめ

「Oracle Cloud Infrastructure Foundations Associate (JP)に挑戦!」を前編・後編でお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

ITの知識ゼロのライターが、「Oracle Cloud Infrastructure Foundations Associate (JP)」にチャレンジした結果…
ラーニング・パスの動画の理解に苦しみながらも、約1カ月で合格することができました。
IT知識が無くても、ラーニング・パスで専門用語をしっかり覚えながら、OCIのサービス内容や特徴を理解できれば、資格の取得は可能だと思います。

ラーニング・パスで理解に苦しんだ用語は山ほどあり…、いくつか紹介しようかと思ったのですが、膨大すぎるので今回は掲載せずに進めることにしました。
もし機会があれば、私がつまづいた用語の数々をまとめてみたいと思います(興味がある方がいらっしゃるか分からないですが…)。

それでは、ITの知識ゼロから「Oracle Cloud Infrastructure Foundations Associate (JP)」にチャレンジしたお話は、これにて終了です!
最後までお付き合いをありがとうございました。

あなたの日常にフレッシュな彩りを!
いつでも「Bitter Orange Radio」でお待ちしています。
蒲郡みかでした。

※当記事はライター個人の体験・感想によるものです。

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