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記事一覧

詩 ︙ 不特定多数の未来

詩 ︙ 不特定多数の未来

電車から見えるたくさんの灯り

その一つ一つに生活があって

1人1人が働いていて

1人1人好きな人がいて

夢があって 目標があって 未来がある

こんなに沢山あるのに
私にはひとつもない

色んな種類 色んな形

どれも取るに足らない
平凡で ありふれている 素敵な生活

誰かに分けてほしいけど
糸もないから運べない

薄く続く道を歩いてみても

塞がれ落ちて行き止まり

いつか沢山の中のひ

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詩 ︙ ドーナツ讃美歌

詩 ︙ ドーナツ讃美歌

ドーナツはとても甘いけど
穴を覗くと空虚な軌跡

甘い欲望輪になって
みんなで踊るドーナツ生活

甘美な誘惑 微笑み浮かべ
蜜の時間は穴の底

欠けたピースを探しても
孤独が蠢く 縁の縁
心の隙間満たされぬまま

ドーナツの生活 甘美な表面
穴を覗けば喜び溺れ
裏の中はひとり孤独に

ドーナツの生活
繰り返す軌道

穴の底から這い上がる
痛みと向き合い生きる為

ドーナツの生活
零を求めて
一歩進

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詩 ︙ いつか蟹になる日まで

詩 ︙ いつか蟹になる日まで

枯花舞う夜に
闇い疑問が
意味問う声が
響き渡る

夢は彼方の星のように
遥かなる未知への導き手

努力は燃える炎のように
鍛え抜く者の強き盾

生死の螺旋に囚われて
暗雲に覆われた心が揺れる

貧困や時間の虚しさに
迷い出す足跡 追いかけても
縛られた魂が 虚偽のマスクを被り歩く

海に漂う 波立つ感情に 心を只すり減らす

解謎の鍵は 影を背に受け止める覚悟

夢の果てに見える星を 火種で守り

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詩 ︙ 星の夢の夢

詩 ︙ 星の夢の夢

星々の舞台で産まれた光は
貧困な時間に病む花の様

手に繋がれたまま
生きることの意味を探し続ける

闇に包まれた魂が叫ぶ

自由な空を羨む鳥の歌声
巣立つ勇気を求めながら
新たな命へと変わりたい

生まれた時から1人の月

夜空に浮かぶ無関心な星々

でも諦めない

希望の種を秘めている

生まれ変わりたいと願う胸に
新たな光の道が拓かれる
闇の中で輝く魂が証明する
私は自らの存在を受け入れる

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詩 ︙ 夢酉々

詩 ︙ 夢酉々

灰色の世界に迷い込んだ私は
鎖に縛られた鳥

翼を広げることさえ許されずに
心の自由を奪われている

毒の言葉は鋭い棘

重い岩がのし掛かり

迷路は闇夜の森の中

生きることは迷える旅人

首輪の痕跡が深く刻まれていても
心は未だに自由への渇望を秘めている

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詩 ︙ いぬの空気

詩 ︙ いぬの空気

生きてるだけじゃ中身は空っぽ

無意味な努力は無価値と一緒

見えない努力は存在しない

愛は有料

前提ありきの無条件

持ってるひとは見えなくて

地上に出るのは難しい

誰も知らないから

埋まって 凪いで 真っ暗

必要になったとき出せるものがない

入れたくても届かない

騒がれもせず 誰みも見えず

消えて 消えて 消える

詩 ︙ 虚影

詩 ︙ 虚影

ひとは誰かの評価で出来ている
自分じゃ自分を測れない
物差しは外にある

褒められて1cm

怒られて−2cm

告白されたら3cm

誰にも必要とされない人間は価値のないひと
自分の姿を見られないひと

あの子の中に自分を見る
瞳に映る透明な私
憧れのあの子を見てるつもりで
本当は無価値な自分を覗いている

全部の物差しを捨てて
自分の瞳で自分を見たい
でも透明だから何も見えず 測れず 映らない

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詩 ︙ 昇礁

詩 ︙ 昇礁

産まれた時から違う環境
あの子の当たり前は私の特別

常識の違う2人が求める幸せは高さが違う
私は早く普通になりたい
私は早く特別になりたい

最低でも普通
普通でも目標

毎夜幸せになりたいと願う
毎夜普通に暮らしたいと願う

生きてるだけじゃ足りない毎日
普通に生きたくて生き抜く毎日

何者かになりたい普通な私
何者でもないから何者かの私
愚少は希少 普通は平凡

見て 出て 体験 した訳でも

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詩 ︙ やにやに

詩 ︙ やにやに

バイト終わりに煙草を吸う

今日も疲れた
きっと明日も 明後日も その次も

吐いた煙が溶けて消える

振り返った1日も

一緒に溶かす

毎日死んで 毎日溶ける

朝の光で煙が立って 夜には吸殻 雲の中

吸ってる間 生きている
全部上から見てるから 結果 後報 他人事

雲の中から見た私は

よかったら❤️🔁🤝🕊️お願いします

詩 ︙ パンの唄

詩 ︙ パンの唄

今日死んでもパンを食べる
明日死んでもパンを食べる
昨日もパンを食べた

生きてるからパンを食べる
でも 食べていても 生きているとは限らない

生活が死んでもパンを食べる
生活したいけどパンを食べる
生きなきゃいけなくて 生活できない

ただパンを食べるだけ
そこに生はない

食べるのをやめたら 生活は起こる
でも生は死ぬ

いつからかツバメが来た

ツバメはパンを食べる
代わりに宝石を落とす

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詩 ︙ 延延

詩 ︙ 延延

延延の中で延延と

終わりが何かもわからない

出口を知らないから
何処にも着かない

通り過ぎても気づかない

ずっと見えている目標は
誰かの作った当たり前

自分の思考を覗く
でも本当は中から外を覗いているだけ

みんな同じ

でも中身がある
それは外なのに 自分のものみたいにして
大事にしまっている

決めるのは自分
入れるのは誰か

延延続く

怖くて着けないから
今日も廻る

怖いから

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詩 ︙ 揚げパン

詩 ︙ 揚げパン

揚げパンは炭水化物

揚げパンは栄養

揚げパンはお菓子 食パンはご飯

揚げパンを食べられる人は幸せ

気づいているのは食べられない人ばかり

ほんとは揚げパンを食べたいわけじゃない

友達と受けた2限目の終わり

駅のパン屋で揚げパンを買う

自転車で家に向かいながら

紅茶を入れて食べる想像

夕方からはレジのバイト

帰ったらママと夜ご飯

そんな生活 そこにある揚げパンが欲しい

別に買

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詩 ︙ 死々

詩 ︙ 死々

子供の頃は褒められたら嬉しかった

でも今は足りなくて

体の一部をちぎって持っていたくなる

それはひとつじゃ足りない
いろんな人のいろんな場所

集めたら誰かになるかも
でも多分喋ってはくれない

2人目を作っても 3人目を作っても

満足できない

私をちぎって持っていってくれる人はいないから

私も細かくなって
いろんな人のポケットに入りたい

そしたら自分を見ないで済む
意味は持ち主がく

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詩 ︙ 通行

詩 ︙ 通行

知らないことを盾にして
知ろうとせずに刺しに行く
相手が笑えば終わり 怒れば泣く

生まれた時から靴を履き
ただ親切を浪費する
気づいた時には枯れ果てて

でもそれは私の希望

現実は
生まれと育ちで死ぬまで安泰

知ろうともせず 知りもせず
ただ消費して死んでいく

誰が産んでいるのかも考えず

産むしかない私は
今日も消費される