いとを

思うところありて、40歳代後半で大学院生になりました。思いの丈を全て注入した論文。 2…

いとを

思うところありて、40歳代後半で大学院生になりました。思いの丈を全て注入した論文。 2024年3月、無事に修士課程を修了。 現在、医療機関に勤務しながら、研究成果を社会実装できないものかと思案中。

最近の記事

Okonomiyaki

英語にもなってる、お好み焼き。 最近、食べてないな、と思うと急に 食したくなるのが人間。 昔は、「コンビニでお買い物するなんて」「冷凍食品買うなんて」と 申しておったこともあるけれど、 いやいや、なかなか、最近は美味しいんですね。 外食すること思えば・・・というリーズナブルなお値段で。 朝活を細々と続けていまして、職場に早めについて、 隙間時間で、お勉強。 医療に関する記事を英語やスペイン語で読んで、聞いて、気になるところを ノートに書き写したり、 インバウンド観光に関

    • THEIR story

      前回は、私の職場である医療機関で出会う人々のストーリー。 2016年4月に「39歳11ヶ月の新人看護師」として 入職してから、2年間の介護老人保健施設を除いては、 対応する患者さんが比較的女性が多かったので、 「HER story」とした。 今回は、2年間の介護老人保健施設(老健)でのお話。 大学院の修士課程の研究テーマが 日本の介護老人保健施設で働くベトナム人介護職員だったので、 非常勤看護師として勤務しながら、 倫理的な配慮を行なった上で、フィールドワークさせてもらった

      • HER story

        病院に勤務していると、日々多くの、 疾患を抱えた人やその家族と関わる。 身体の異常に自分で気づいて受診する人、 健康診断で精査をすすめれらた人、 検査の結果を告げられる人、 治療を受ける人、 治療を受けて社会復帰をする人、 経過観察を続ける人・・・ 様々なステージにいる患者と その人を取り巻く人々に出会う。 私が関わるのはそのような人々の人生の総時間の ごく僅かで、おそらくその人の記憶に、 私と出会ったことは残らない。それは重々承知。 しかし、 様々な局面にあるそれら

        • Specified Skilled Worker

          久しぶりに訪れた某居酒屋チェーン店。 🐓の貴族のお店。 比較的オフィス街なので、土曜の夜は 空いているかと思いきや、お客さんで大盛況。 若者から年配の方まで、席を埋めていた。 私の「いろいろ拾ってしまうアンテナ」が反応したのは 店員さんが全てベトナム人だったこと。 店長さんは、日本人の方で熱い厨房の中で、 調理に奔走しながら、店内にも目を配っていらっしゃる。 隣で、頭にタオルを巻いて懸命に調理する男性もベトナムの方。 店内で元気よく接客して、料理を運び、 手際よく片付け

          carp on the cutting board

          俎上の鯉。 これを英語にしたところで、意味は通じないのだけれど。 carp on the cutting board 病院では、手術が決まった患者さんが、 「まな板の上の鯉です。先生が言う通りにするだけ」と 言うのを耳にすることがある。 勿論、個々の様々な経緯があって、上記のような発言を するに至るのだけれど、 中には、自身の疾患の状況やこれから受ける治療について、 「なんかよう分からんけど、 先生が決めたようにやります」という人もいる。 「質問したいけど、お医者さんも

          carp on the cutting board

          tourist guide

          今日は、8月15日。 学校は夏休み、お仕事もお休みの人が多いのか、 通勤で利用する地下鉄は、いつもより少なめの乗客。 私の家の最寄り駅は、大阪城公園の最寄り駅でもある。 出勤時にはもう、多くの外国人観光客が一大観光地を目指して、 続々歩き出している。 そして、帰宅時間には、天守閣や公園内を散策してきたと思われる人々が 写真を撮ったり、腰を下ろしたり、水分補給をしたり、駅を目指して歩き出したり。 以前に、「私は新聞が好きだ」と書いた。 読むのも好きだし、時に投書してみる。

          tourist guide

          KYOSEI

          真夏の週末の昼下がり。 相方と2人でファミリーレストランへ。 家族づれや友達同士のグループなどで賑わう店内。 噴き出る汗を拭き、扇子であおぎながら 「ビール?ワイン?」とメニューを覗き込んでいると、 隣のシートから、2歳くらいの女の子がこちらをジッと見ている。 子どもが屈託なく気になるモノを凝視する姿は愛らしい。 隣には少しお疲れのようなママ。 女の子がシートとテーブルの隙間から落ちないように、 食べ物の上にダイブしないように左手で抱えながら、 空いた右手でお食事。 ドリ

          blood donation

          約5ヶ月ぶりの献血。 がん検診で引っかかって精密検査したり (結果、いずれもがんではなかった)、 大学院が修了したり、再就職したり、 なんだかんだしてたりで。 ここ2年半ほど、 成分献血で血小板を提供して、 帰る時に翌月の予約をして、を 繰り返していて、誰かのお役にたてたかな、 と思いながら、ちょっとお食事して帰る、 というのが定例行事だった。 今日は酷暑の三連休。 待ち時間が苦手なので、 いつも朝一番の時間枠で予約をして 30分くらい前から並ぶ。 結構、早めに到着する人

          blood donation

          declining industry

          以前に「中年の危機」について、少し書いたと思うのだけれど、 年齢を重ねると共に、いろんなことを知ったり、考えたりする機会が 蓄積されて、世の中のことに「それって、おかしい」と思うことが 増えているように感じる。 「”間違ってると思います!こっちが正しいと思います”と声を挙げることが 社会を変える一歩なのだから、主張すべきでしょ!私が声を挙げなくて誰が やるのよ!」 って熱くなる私と、 「いやいや、大きな声を出したところで、誰も聞いてくれないんだから、 黙ってる方がいいって

          declining industry

          medical terms

          無事に、息子が退院。 病院、クリニック関係者の皆様に感謝申し上げます。 お陰さまで予定通り帰宅することができました。 私の代わりに退院の迎えに付き添ってくれた弟にも感謝。 しばらくは週に3回程度リハビリや受診のために通院。 バスで通えるかと思っていたが、松葉杖での移動は難しそう。 代替案を思案中。 さて、前回の、医療関係者が当たり前と思っている業界での 言葉や習慣が、一般の皆さんには(当然なのだが)当たり前ではない、 という話。今日またふと関係することを思い出した。 日

          jargon

          「他山の石」という故事成語が思い浮かんだ今日の出来事。 そして、同業者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになった今日の出来事。 17歳の息子が、半月板損傷の手術を受けた。 4歳の時に扁桃腺摘出で全身麻酔手術以来の一大事。 幼稚園の時は、当たり前のように、私が同室付き添い。 簡易ベッドを入れて24時間一緒。 今回は「付き添いしようか」と声を掛けると 「なんで?」というつれない返答・・・・ まあ、予想通りの反応だけれど。 自分自身が勤務する病院での経験から、手術は普通前日に入院

          reunion

          昨夜は、高校時代の同級生との同窓会。 卒業したのが1995年3月だから、あれからもう30年。 5人のメンバーのうちの一人のお家で開催。 驚異的にお料理上手で、自分でお品書きまで書いて 手際よく仕上げていく。朝から買い出しにも 行ってくれて、有り難うご。 クラフトビールもたくさん用意してくれて、 お家にワインセラーもあって、 いい感じの温度に保たれたワインを次々と空けてしまった。 私は、彼女ら彼らと30年間ずっとお付き合いがあったわけではなく、 どちらかというと高校生時代

          research subject

          「すごいねー、大学院に行くなんて」 (その年齢で、学生に戻って勉強?それで、どうすんの?) 「へー。今更勉強なんて、できないわー。むりむりー」 (何を研究するん?それ、何の役に立つ?) というようなお声は何度もいただいた。 「何?何の研究?」という質問に対して、私は嬉しくなって、 一生懸命に熱意を込めて説明すると・・・・ 相手さんは途中から、視線を逸らして ちょっと遠いところを眺め始める・・・ そんなやりとりも数多繰り返した。 血気盛んな中年の私は「今、この問題を

          research subject

          running at night

          続く猛暑で、この頃は専らジムで走っている。 けれど、今夜は久しぶりに屋外ラン。 割と有名な観光名所の近くに住んでいて、通勤の時は そこを横切るのだけれど、 新型コロナウイルス感染拡大前とは格段に多くの 外国人観光客。 その隙間を縫うように走り、これでもか、と汗を流しているランナーを 横目に見ながら、今日の帰り道に 「私もたまには外を走ろうかな・・・」と思っていた。 意外とそよそよ風も吹いていて、日没前とは違う感じ。 日焼け止めを塗る必要もなく、行き交う人とぶつかる心配もな

          running at night

          serendipity

          「私」が「今」に至るまでのきっかけや決断について、 「こんな経緯で、こう考えて、こう決めたんです」と長々と書いた。 しかし、そこには用意された環境、偶然の出会いや、 意図したように見えて実はたまたまの選択などが、 きっと関係している。 当たり前のようだけれど、分岐点が数え切れぬほどあったのに、 今、ここにいるのはなんだか不思議。 「なるべくして、こうなりました」というよりも、 「きっと運命や縁も、今日の私を創るのに関わっている」と 考える方が神秘的で悲壮美を感じさせる。

          Midlife Crisis.....?

          人生が半世紀近くになると、誰しもあれこれ経験したり、 いろんな思いをしたり、 過去を振り返ったり、未来のことに思いを馳せたり、 書き尽くせないほどのライフストーリーがあるはず。 第三者から見たその人の人生と、本人が内側から見たストーリーは、 当たり前だけど違っていて。 昨日の自己紹介で記した「なんで、まだ勉強するの?」という周囲の 言葉に、私は一言で答えられない。これまでの全てが繋がって 辿り着いたから。でも、全部説明してたら、興味のない人は、 だんだん眠たくなってくるだ

          Midlife Crisis.....?