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blood donation

約5ヶ月ぶりの献血。
がん検診で引っかかって精密検査したり
(結果、いずれもがんではなかった)、
大学院が修了したり、再就職したり、
なんだかんだしてたりで。

ここ2年半ほど、
成分献血で血小板を提供して、
帰る時に翌月の予約をして、を
繰り返していて、誰かのお役にたてたかな、
と思いながら、ちょっとお食事して帰る、
というのが定例行事だった。

今日は酷暑の三連休。
待ち時間が苦手なので、
いつも朝一番の時間枠で予約をして
30分くらい前から並ぶ。
結構、早めに到着する人が多いと思う。

予めネットで問診票を埋めていたので、
受付は円滑に進む。体重は自己申告ではなく
しっかり体重計に乗って実測。
その後、フリードリンクの自動販売機(お金は不要)から
出てきたホットココアを受け取ろうとするくらいに、
お呼び出し。
医師による血圧測定や口頭での問診。
「今日は激しい運動しないでくださいね」
「イソジンとかアルコールの消毒とか大丈夫ですか?」
「心電図は最近取られました?」などのやりとり。

その後、再び待合エリアで、ココアを飲み始める頃に、
採血コーナーへのお呼び出し。
「いつもどちらの腕で献血されますか?」
という看護師さんの質問には、
「左です!」とすかさず答える。
右でも左でもどちらも、自分で言うのもアレだけど、
結構いい血管を持っている。
でも、1時間近く比較的太い針が入ったままになるので、
利き腕ではない方が良い。

再び待合エリアで、温かいお飲み物をいただき、
先ほど、右腕(献血で使わない方)から
少量採取した血液が検査に回され、今日の献血の実施可否を待つ。
OKなら、受付で持たされたポケベルが鳴る。

その前にちゃんとトイレに行っておくことが重要。
一度献血が始まると、抜針ができなくなるから。
以前、水分不足で、血液の出が悪いことがあって、
看護師さんに「しっかり水分を摂っておくといいですよ」
とアドバイスをもらってから、献血の朝は大量に水分摂取。
その分、献血の途中でトイレに行きたくなるリスクが高まる。

靴を脱いでリクライニングシートに座らせてもらう。
寛いだ状態で血液を送り出そう、と。
Amazon primeで、イタリア映画を予めダウンロードしておいた。

いい感じで血液が流れ出したので、
「さて、観ましょうか」と思ったら、

シートごとの個別のテレビで、
BSの放送大学の番組発見。興味津々のテーマ。かぶりつきで聴講した。

https://bangumi.ouj.ac.jp/v4/bslife/detail/15297147.html

そんなこんなで、今日は順調に終了。
いつも通り、施術後は血圧低めなので、ちょっと休憩してから、退室。
看護師の皆さん、ありがとうございました。


再び待合エリアへ。
受付担当者の方から献血カードを受け取る。

献血後のご褒美「17アイス」のサービスが終了になった、と。
アイスクリームなら、帰り道にコンビニなんかに
寄り道して自分で買えばいいのだけれど、
献血が無事に終わって、17アイス用の交換コインをもらって、
どれにしようかなー、
と迷う時間もまた楽しかったなと思う。

ふと、献血ルームの他の人を見回すと、私と同じような40代や50代の人ばかり。
特に男性が圧倒的に多い。私調べでは、9割くらい男性か。

若者は献血にあまり興味がないのだろうか。
17歳の息子にも、「一緒に献血行く?」と聞くと、
注射が怖い、とか、クラブで忙しい、とかで
いまだにデビューしていない。
(まあ、半月板損傷の術後でしばらく松葉杖生活が続くから無理か)

病院で勤務していると、日常的に輸血が行われているから、
献血の必要性は日々感じている。
訪問診療でも、輸血ができるところが増えている。

2025問題が目前、というよりも既に超高齢社会の日本。
例えば、5年後、10年後の病院では、輸血治療を受けることができるだろうか。
この血液ルームには、今日と同じようにドナーが
たくさん集まっているだろうか。






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