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research subject

「すごいねー、大学院に行くなんて」
(その年齢で、学生に戻って勉強?それで、どうすんの?)

「へー。今更勉強なんて、できないわー。むりむりー」
(何を研究するん?それ、何の役に立つ?)

というようなお声は何度もいただいた。


「何?何の研究?」という質問に対して、私は嬉しくなって、
一生懸命に熱意を込めて説明すると・・・・

相手さんは途中から、視線を逸らして
ちょっと遠いところを眺め始める・・・

そんなやりとりも数多繰り返した。

血気盛んな中年の私は「今、この問題を考えるべき時。
10年後、20年後、私たちが、高齢者になってからではもう遅い。
いや、もう既に問題は山積みになっている」と自論を
展開した(つもりだった)が、
やはり大きな声で訴えても、自分のこととして
考えてくれる人は多くなかった。

確かにそう。誰だって、今日の自分や家族のことが一番大事。
私だってそう。私や周囲の人の幸せを最優先に考えたい。
多分、それだけに専念すれば、いいのだろう。

でも、加齢ともに、自分の周りで起こる「あれ?これ、
おかしくない?」ということに黙ってられなくなってしまった。
自己満足なんだろうな、と思うけれど。

私の関心事は、「日本の超高齢社会を支える外国人介護職員」
多分、この中に、”ピンとこないワード”が詰まっているんだろう。

「高齢者、介護、外国人」

多くの人々が日常生活を送る中で、触れる機会はあまりない。
例えば、がん治療の専門病院に勤めていた時の同僚の看護師に、
聞いてみても「あんまり関心を持ったことがない、
自分の生活に直結しない」という率直な回答。

「そうは言っても、大事なんですよ!」と大きな声で言うのはやめよう。
伝わらないのは、私の伝え方が上手くないから。
「どうすれば伝わるんだろう」と2年間悩んだけれど、答えは出ないので、
引き続き考え続けたい。

「外国人 介護 ニュース」と検索してみれば、いくらでも記事は出てくる。
最近の記事からふたつ挙げてみる。私は「これ、すべての人が読むべき、観るべき!」と熱くなるのだけれど・・・・・・

https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240723-OYT1T50118/

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240619/k10014485751000.html



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