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tourist guide

今日は、8月15日。
学校は夏休み、お仕事もお休みの人が多いのか、
通勤で利用する地下鉄は、いつもより少なめの乗客。

私の家の最寄り駅は、大阪城公園の最寄り駅でもある。
出勤時にはもう、多くの外国人観光客が一大観光地を目指して、
続々歩き出している。

そして、帰宅時間には、天守閣や公園内を散策してきたと思われる人々が
写真を撮ったり、腰を下ろしたり、水分補給をしたり、駅を目指して歩き出したり。

以前に、「私は新聞が好きだ」と書いた。
読むのも好きだし、時に投書してみる。
黙ってられないから。

A新聞はデジタル購読。
Y新聞とN新聞は紙の新聞を読む。

黙ってられない私のメッセージを送信する先は、A新聞。
A新聞の主義主張に絶対的に信奉、というわけではないけれど。

昨年、外国人観光客に関して投書した。


梅田のホテルで、偶然エレベーターに乗り合わせた、北欧の老夫婦。
どこに観光に行こうか、どこで食事をしようか、
困っている様子だったので、話しかけてみた。
観光地や、移動手段、名物料理などについてご提案。
別れ際に彼らが言ったのは、来日してしばらくになるけれど、
日本人と会話したのは初めてだということ。

衝撃。
せっかく日本まではるばる来たのに、
日本に住む人々と交流する機会を持たずに帰ってしまうこともあるのか。
たくさんの名所を見て、日本のお土産をたくさん買うのも素敵なこと。
でも、そこに住む人と交流するのも観光の醍醐味のはず。

そして、ふと自問。
わたしも、全国通訳案内士の資格をスペイン語と英語まで取ったけれど、
積極的に外国人ツーリストに声を掛けようとしているか。
通勤時は、イヤホンで音楽やニュースを聞いているし、
周囲にいる人々に注意を払うことが余りない、と自省。

道中で見かける外国人も、何かを探してスマホを覗き込んでいる様子を
見ても、なかなか声を掛けることは余りない。
突然、近寄ってきてきた怪しい日本人と思われるのも残念だな、
と小心者の私が顔をだす。

顔を上げて、キョロキョロとして、私に「助けてー」の視線を送ってくる観光客に、「どうしました?」と言ってみることはあるけれど。
(「ありがとう、助かった!」とお礼を言われる時は、ガイドを生業として生きていけたらなあ、と思ったりもする。観光ガイド業だけで生計を成り立たせることは
日本ではなかなか難しいという問題は後日。)

この前、天神橋筋商店街で、いい感じにお酒を引っ掛けたおじちゃんが、
外国人家族に、コテコテの日本語でジェスチャーを交えて話しかけていた。
家族の方も日本語が分からないながらも楽しそうにワイワイ答えていた。
おじちゃんは、コロッケだったか、食べ歩きができる名物をおすすめして、
家族もそれを買って、美味しい、美味しい、と喜んんでいる様子だった。

私の見解だけれど、こういう現地の人とコミュニケーションを図ったことは、
いい思い出として残るもの。自分自身の経験に重ね合わせてそう思う。

ガイド業を生業にはできないけれど、日本を目指してきてくれた人たちに
何かできることはないかな、と思いつつ、今日は就寝。








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