なつあき

IFA/FP 金融資産コンサルタント 佐賀市在住

なつあき

IFA/FP 金融資産コンサルタント 佐賀市在住

最近の記事

報酬4円の仕事

私の仕事はIFA。ちょっと馴染みの名前ではないが欧米では医者と匹敵するぐらいのリスペクトされている職業だ。 もっと具体的に説明すると、お客様の大事な資産を増やすお手伝いをするコンサルタントだ。 IFAとして独立して5年が経つが、地味でコツコツと顧客の口座数と預かり資産を増やし続けている。欧米のようにIFAの知名度も高くないので店を構えただけでお客様の方から相談に来ることはほとんどない。いや、たまにHPを見たと言って来る人は自分がネットで調べた情報が正しいのかを比較しに来る場

    • 私のイノベーション Part1

      イノベーションの始まり15年前に私は一つの決断をした。 それまで勤めていた政府系金融機関を退職して独立する道を選択した。 決断を実行するまで約10年の月日を費やしたが、43歳の時についその思いが叶った。 叶ったというより半ば強引に行動したのかもしれない。 そうでもしないと自分と家族に対して納得させることが難しかったから。 自信は無いわけではないが、過信だけは十分にあった。 それも根拠のない自信ばかり。 そもそも、何故独立をしたいのかを正直に言えば、働いた環境に違和感を

      • 私とドラッカー

        出会い今から10年前に初めてドラッカーと出会った。 出会ったというよりも知ったといった方が正しいかも。 その時既にドラッカーはこの世にはいなかった。 当時の私は脱サラして3年目でした。 勢いと過信で独立はしたものの、理想と現実の大きな違いに悩んでいました。 ハッキリ言って経営をナメていました。 全てが上手くいかず、行動すれば裏目に出ることばかりでした。 そんな時にあるビジネスセミナーがあったので参加してみた。 その内容はドラッカーのマネジメントの講演でした。 ドラッカー?

        • 認知症になったらあなたの資産どうなりますか?

          100年時代を迎える中で、高齢化と老後資金が問題となるが、2000万円不足ということだけがクローズアップされている。 もっと大事なことに気づいていない人が多い。 マスコミと業界の情報に踊らされている感じは否めないが、高齢化で一番のリスクは認知症である。 例え2000万円の準備をして老後を迎えても、そのお金が凍結されたら何の意味もない。 実際に認知症になった方の財産は家族であっても勝手に引き出しや解約・処分することは出来ない。 これは法律で本人の権利として守られている。

        報酬4円の仕事

          ファイナンシャルフリーへの道

          ファイナンシャルフリーという言葉を聞いたことあるだろうか? 最近ではセミ・リタイアやアーリー・リタイヤメント(早期リタイヤ)などという言葉もよく耳にする。 自分の好きなところに行き、自分の好きなことをやり、好きな趣味に没頭できる。職場でのストレスから解放されて自由に生きていく。そんな生き方にあこがれる人も少なくはない。 その条件として経済的な自由を手に入れなければいけない。 ファイナンシャルフリーとは、お金のことについて心配いらない資産を持つことや仕組みを構築することで、

          ファイナンシャルフリーへの道

          経営者が知らない社員の事情

          経営をするのは大変である。 かつて、マネジメントの父といわれるピーター・ドラッカーはこういった。 「会社は潰れるからいい」 この意味するところは、会社は潰れないように考えて行動して改善する。 何もしないと会社は衰退し、やがて社会に対して貢献しなくなり事業が出来なくなる。 そのためにはイノベーションが大事になってくる。 特に、最近では時代の変化速度が以前と比べて早すぎるように感じる。 そんな中で会社は流れに乗り遅れないように必死である。 時として思わぬ試練も訪れる。 今回

          経営者が知らない社員の事情

          あなたの会社の福利厚生はもう古い!

          時代の流れで働き方も変わってきた。 政府も働き方改革と唱え、従来の働き方を見直そうと動き出した。 そして企業も徐々にではあるが働き方について意識をし始めてきた。 労働に対しての価値観は平成に入ってから変わってきた。 仕事が人生のすべてと言った考え方は平成時代で終わったようだ。 仕事とは、より豊かに生活するための手段と考える人が増えている。 実際に新社会人となる人は、職場での出世よりも日々の生活を優先する考えが強くなってきた。 職場には働きやすさを求める傾向にある。 働

          あなたの会社の福利厚生はもう古い!

          私が福利厚生コンサルティングを行っている理由

          やっぱり私は経営者が好きだ。 23年間公務員として勤めて、12年前に独立。 サラリーマン時代だった公務員では民間企業との接点はほとんど無く、別世界の社会が常識と思っていた。 そして独立後に自らが経営者となった。 それまで経営の勉強をしてきたわけでもない。 また、経営者との交流も全くなかった。 その結果は悲惨な現実になるのは想像できるだろう。 全くの素人の公務員が経営者になるとこうなるのだ!とのいった見本のようなものだった。 そこで初めて経営の大変さを知った。 そして経

          私が福利厚生コンサルティングを行っている理由

          CSよりもES

          顧客にどんなサービスが提供できるのだろうか?と日々悩んでいる経営者も少なくはないだろう。 顧客というよりも社会に貢献してこそ事業の存続価値がある。 顧客本位、お客様ファーストなどという言葉が10年以上前からよく耳にするようになったが、その前は「お客様は神様です!」といったフレーズこそがサービスの根本だと思われていた。 これらのお客様へのサービスはエスカレートし、その弊害としてクレーマーやモンスターカスタマーなどが出現することになった。 行き過ぎたサービスは顧客の為だろ

          CSよりもES

          不動産投資と金融商品投資のリスクの違い

          最近再び不動産投資マーケットが勢いを増している。 老後への不安の解消に不動産投資を勧める業者が増えているのも事実のようだ。特に都内のマンション投資はバブル状態の様だ。 ただ、投資というからには必ずリスクが付き物である。 このリスクを理解していないと投資なのか、投機なのか、消費なのかがわからなくなってしまう。 金融商品の場合にリスクとリターンは分かり易い。 市場の変化によって資産が増えたり減ったりするので。 しかし、不動産投資になるとリスクが複雑である。 ●物件価格の下落

          不動産投資と金融商品投資のリスクの違い

          挨拶でわかる社員満足度(EC)

          最近特に力を入れて取り組んでいるのが、企業や団体に対しての福利厚生コンサルティングである。 コロナ禍において、会社が社員に対しての考え方・扱い方によってその会社の体質がハッキリと部外者の私にもわかる。 どんな状況に置かれても一番に考えるのが社員のことだと考えている経営者と、いやいや、一番に考えるのはお客様だろう!と考える経営者では社員が感じる満足度化違う。 一見、お客様第一と考える企業はいい会社だと思われがちであるが、確かにお客さまを大事にする会社はお客様にとってはGoo

          挨拶でわかる社員満足度(EC)

          iDeCoよりお得な企業型確定拠出年金DC

          2017年1月より個人型確定拠出年金が公務員や専業主婦にまで加入者が拡大されて、愛称もiDECo(イデコ)となり注目を浴びている。 2001年10月から企業年金の確定拠出型としてスタートした日本版401kが個人でも年金の上乗せで加入できる制度として進化してきたiDeCo。 元々バブル時代の企業年金として適格退職年金を採用していたところが多かったのだが、当時は無謀な5.5%の運用予定利率で設定した。国のお墨付きだったので退職金準備を適格退職年金で準備している企業も少なくなか

          iDeCoよりお得な企業型確定拠出年金DC

          女性のためのマネーセミナーの罠

          「女性のためのマネーセミナー」 「ママためのセミナー」 このように女性を対象としたセミナーが各地で開催されている。 メディアで活躍しているとプロフィールにあるファイナンシャルプランナーが講師となり、ホテルでスイーツ付きでしかも無料で参加されるとあって、各会場どこも盛況の様だ。 セミナーは慈善事業ではないこれらのセミナーには必ず意図がある。 冷静に考えると1セミナーにどれだけ費用をかけているか計算してみたらボランティアや記念事業ではないことがわかる。 一般的に1セミナーど

          女性のためのマネーセミナーの罠

          専門家に聞くのは苦手な理由とは?

          「昔は○○だった」と言えば最近の若い人は「時代が違うし!」と返答が来る世の中だ。 なので、過去のことをいうのが言いにくいが、敢えて言うとすれば「情報に溺れるな!」と言いたい。 情報入手が困難な時代 35年前と言えば昭和の終わりのころである。 その頃社会に出たばかりの私は何が正しく、何が間違いなのかを知る機会もなく、もちろん誰かが教えることもなかった。 問題に出くわしたり、疑問に思うときは本を買って調べるか、人に聞くしかなかった。 もちろん、その頃はAmazonも無いので

          専門家に聞くのは苦手な理由とは?

          日本人がライフプランを作らない理由

          ライフプランって作りたいですか? この質問をすると、表面上は「作った方がいいのかな?」と考えている人が若干名要る程度で、ほとんどの人は「面倒臭そうだな」と感じているのではないだろうか? ファイナンシャルプランニングを行う上で、ライフプランを作るのは欠かせない。 しかし、実際にライフプランを自ら希望して作る人は殆どいない。 必要に迫られて切羽詰まった人は進んでライフプランの作成を依頼する場合もあるが、とりわけ現状に著しい不安を抱えていない限り進んでライフプラン作成を希望す

          日本人がライフプランを作らない理由

          コロナ維新

          最近での時代の大きな変革は、152年前の江戸幕府の終焉と75年前の第2次世界大戦での日本の終戦ではないだろうか。 そして今回の新型コロナウイルスによる新生活様式による「新しい価値観」はこれらと同じぐらいの変革となるのだろうか? もしそうであるのなら75年周期で変革が訪れることになる。 この変革には必ず生活様式の変化が伴う。 江戸時代から明治時代に変わったときには、刀を捨て、ちょんまげを切り、身分制度もは解放になって世の中が大きく変わった。 第2次世界大戦で敗戦を負った

          コロナ維新