ファイナンシャルフリーへの道
ファイナンシャルフリーという言葉を聞いたことあるだろうか?
最近ではセミ・リタイアやアーリー・リタイヤメント(早期リタイヤ)などという言葉もよく耳にする。
自分の好きなところに行き、自分の好きなことをやり、好きな趣味に没頭できる。職場でのストレスから解放されて自由に生きていく。そんな生き方にあこがれる人も少なくはない。
その条件として経済的な自由を手に入れなければいけない。
ファイナンシャルフリーとは、お金のことについて心配いらない資産を持つことや仕組みを構築することで、労働をしなで経済的な自由を手に入れる状態である。
一生働かないで暮らせると聞けば巨額の資産が無いといけないと思っている人も多いだろう。
しかし、その必要な資産額を決めるのは生活レベルである。
その生活レベルを計るのが支出である。
1年間の支出が300万円の人や500万円、1,000万円の人もいるだろう。
逆に200万円でも十分な人もいる。
実際に最近では50代で田舎暮らしのセミ・リタイヤする人も増えてきた。
土地も家も畑も確保して普通に生活すれば年間支出300万円で十分に生活できる。
たまの外食や旅行にも行けるし、時間は有効に使える。
年間支出が高ければそれなりの金額が無いとファイナンシャルフリーは手に入れられない。
そのために長期間の労働が必要になり、セミ・リタイヤやアーリー・リタイヤメントは厳しくなる。
ファイナンシャルフリーを手に入れる金額は?
では、ファイナンシャルフリーを手に入れるにはどのくらいの資産が必要なのか?
その答えはリタイヤ年齢が大きく影響をする。
特に年金受給前になると収入はほぼゼロになるので若いと金額も多くなる。
リタイヤが50歳だとすると年金受給まであと15年ある。
年間支出を300万円とすると、15年間で4500万円必要になる。
45歳だと6000万円必要となる。
では、50歳で4500万円の資産があれば大丈夫なのか?
それではファイナンシャルフリーとは言えない。
4500万円を取り崩していけばやがて資産は枯渇してしまう。
なので、この4500万円の資産をそのままにして、なるべく取崩さないようにしなければいけない。
そのためには資産を有効に活用するしかない。
その仕組みづくりが資産運用である。
ファイナンシャルフリーの仕組みづくりとは?
4500万円を株式や投資信託等で運用すると年間300万円の利益を出すためには税金まで考えると約7%の運用が必要となる。
7%となるとかなり積極的な運用をしないと厳しい数字である。
そしてブレ幅も大きくなる。
理想とするのは5%ぐらいと考えると、4500万円では足りない。
となると6000万円は必要となる。
もう一つの方法として、不動産を購入して賃貸収入を得る。
この方法だと6000万円は要らないかもしれないが、入居率が下がってきり、修繕費がかさんでくると安定した収入が得られないので予備費の準備が必要となる。
株式や投資信託などの証券運用と不動産運用のどちらがいいかどうかは自分の好みでいいと思う。
証券運用と不動産運用を併用するのもいいだろう。
更に高度なやり方として、早めに独立して起業し、会社を成長させて安定的な企業にしたら役員から退き事業承継し資金確保する方法もあるだろう。
ファイナンシャルフリーの条件
ファイナンシャルフリーになるためには資産と仕組みが不可欠である。
その資産をいつからどのようにして準備するのかが重要になる。
普通では決してファイナンシャルフリーは手に入れられない。
たまたま宝くじが当たる。
たまたまひらめいて事業を行い成功する。
たまたま遺産が舞い込む。
これ以外は努力が必要になる。
まず、将来において支出が高い生活をしないことが重要である。
リタイヤまで優雅な生活を行い、リタイヤ後にいきなり質素な生活にするのは絶対に無理だ。断言できる。
ひとは一度贅沢の暮らしを体験すると元には戻れない。
そうなるとファイナンシャルフリーを達成するにも巨額の資産が必要になる。
そのためには収入を上げなければいけない。
そして、収入が上がれば支出も多くなってくる。
なので、永遠とファイナンシャルフリーは手にれられない。
ファイナンシャルフリーを手に入れたければ、若いうちから支出を抑える生活を身につけておかなければいけない。
ただ、必要な支出については容認し、無駄と思われる支出については厳しくカットしなければいけない。
その一時的欲求のための支出と将来のファイナンシャルフリーとを天秤にかけてどちらを優先するかである。
なるべく支出を抑えて、毎月のファイナンシャルフリーのための積立を行わなければいけない。
そして更にリタイヤ時期を早めるためにはその積立も投資しながら行うとよい。
まず、リタイヤ時期を決めてなるべく早めに取りかかるのが何よりも成功のカギとなる。
時間を有効に使えば決して無理ではない。
ただ、あなたが70歳まで生活の為に働き続けたいと思うのならファイナンシャルフリーを気にすることはない。
それは、あなたの生き方だから!
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