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自分は成果を出してない。故にご褒美など許されない。

どうも、ゆうです。

自分は成果を出してない。故にご褒美など許されない。

こんな事、思ったことはありますか?
もう少し具体的な事例でいうと、以下のような感じでしょうか。

・自分は同期より営業成績が悪い。のんきに世間話している権利など無く、成績を上げる努力をしなければ。

・自分は勉強でいい成績が取れない。取れても平均よりもちょっと上。今回も平均より10点高いだけだったから、友達に誘われた「カラオケでのお疲れ様会」を断り、図書館で勉強をしなければ。

・ 自分は要領が悪い。人が10分で出来ることが、私は20分かかる。だから、1つ用事が終わったくらいで休憩している時間など無い。はやく、次の作業に移らなければ。

自己批判で自分のケツを叩くとき、

実は、私もときどきこんな感情を抱くんですよね。
自分はご褒美に見合う頑張りをしていない、だからご褒美など受け取れない、と。

上の3つの例のうち、一番下のやつは最近の私です(笑)。
散歩やカラオケが趣味なんですが、そんな趣味を楽しむ時間は無い、早く次の用事に手を付けなければ、と最近の私は思ってました。

でも、こういう時って、必ずと言っていいほど“ある1つの状態”に陥っています。しかも、その状態は自分では気づくことが出来ません。

(そんなこともあり、今回は将来の自分が同じ状況に陥ったとき用の備忘録みたいな感じで書いています。)

あなたは完璧主義に陥っている。

“ある1つの状態”とは、完璧主義に陥っている状態、です。
自分はご褒美に見合う頑張りをしていない、だからご褒美など受け取れない、と思ったとき、高確率で完璧主義に陥ってしまっているんです。

完璧主義ってのは、すごく平たく言うと『100点でなければ不合格』って状態。つまり、クリアの基準が高く、1つでも条件を満たせなければ、0点と変わらないと考えている状態です。

例)英語の勉強

例えば、「勉強」で考えてみましょう。

Aさんは毎日3時間、英語の勉強をしています。ですが、今日は様々な用事が重なり、時刻は23時半。英語の勉強はまだ1分たりともしていません。

こんな時、あなたはどうしますか?
自分に近い選択肢はどちらか考えてみてください。

選択肢①…まあ、今日は忙しかったししゃーない!また明日から勉強しよう。と、今日はもう時間も遅いので寝る。
選択肢②…ちゃんと英語の勉強をしていない自分には、寝る資格など無い。今日は睡眠時間を削って何としてでも英語を勉強しなくては。

②の選択肢を選んだあなたは、完璧主義傾向があるかも(巷の心理テスト風)。

Q,完璧主義は良いことでは?

とは言っても、完璧にこなそうとする姿勢は褒めるべき姿勢なのでは?と思う人もいるでしょう。意欲的で、成長につながりそうだと。

でも、完璧主義ってのは諸刃の剣なんですよね。
確かに、『英語の勉強?めんどくさいから適当でいいや~って人』よりかは、『この単語の意味って何だろう?復習大事だから文章題の長文の分からなかった単語を全て調べて、全文音読して、暗記できるまで繰り返そう。って人』の方が英語力はUPする可能性は高いと思います。

でも、繰り返しになりますが、完璧主義は諸刃の剣なんです。

完璧を求めすぎて、全てがどうでもよくなる

完璧主義の一番の弱点は、
「全てがどうでもよくなるほど自分を追い詰めてしまうこと」です。

よく聞く言葉だと、「アウトバーン」とか「燃え尽き症候群」、「無気力状態」とかですね。

完璧な状態で居るのは高カロリー

完璧な状態で居続けるってのは、高カロリーなんです。どのくらい高カロリーかと言うと、ビックマックを2個食べた後にポンデリングを3個食べるぐらい(知らんけど)。

英語を何時間も勉強し続けるってのは、すべての誘惑や感情に長時間抗い続けることを意味します。LINEの通知を気にせず、甘いものが食べたい自分を抑え、今週のサザエさんを見たい気持ちに抗わなければいけません。

そんな高カロリーのことをずっと続ければ、やる気の回復に時間がかかるのは当たり前です。もうあんなしんどいことやりたくない!って無意識に思っちゃいますし。

底まで落ちると這い上がるのが大変

一度、やる気が底についてしまうと、なかなか元の状態に戻るのが難しくなります。

例えるなら、焚火。炎が“やる気”だと思ってください。
高火力で一気に燃やしている状態が完璧主義の状態で、一気に燃やせばその分、火が消えるのも早くなります。そして、一度火が消えてしまえば、また1から薪をくべ、火をおこさなければいけません。

これと同じで、やる気(自制心)も一気に使ってしまうとその分消費が激しくなり、復活まで時間を要するようになります。元のレベルにやる気が戻るまでは、「何にもしたくなーい」「全てのことがどうでもいいー」ってなっxちゃうんです。

目指すは“ろうそくの炎”

先ほどの焚火の例でいうなら、
目指すべき状態は、わずかな炎が長時間燃えている状態

火が消えないように火力を抑え、こまめに薪をくべて火を燃やし続ける。一度消えた火をつけるのは大変ですが、小さな炎を灯しつづければ再び火をつける必要はありません。

勉強も同じです。
長時間ぶっ通しで、常に全力を出し自分を極限まで追い詰めるのではなく、こまめにストレッチをするなど休憩を取り、やる気(自制心)を回復させ、たとえ1日の勉強量は少なくても、継続的に勉強することが大事です。

鼓舞して失うものに目を向けよ

もっと頑張らなくてはいけない。
ご褒美など貰う権利がない。

そんなことを思っている人は、自分がそう思うと同時に失っているものに目を向けてみるのが良いのかもしれません。

そして、その失っている物はいずれ爆発して、自分に大きな被害をもたらすということを認識しておくべきなんだと思います。

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①自分を追い込むことのデメリットは完璧主義だけではありません。先延ばしが増えたり、自身が無くなったりもします。解決策も以下の記事で紹介しているので、参考までにどうぞ~。



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