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Naomi_Nが2022年1~3月におすすめしたい都内開催の展覧会12選

毎度恒例、備忘録もかねた 美術館・博物館のご紹介シリーズ。
わたしが行こうと思っている展覧会について、なんで行こうと思ってるかの一言とともに勝手におすすめしています。

この時期はどちらかというと、ミュージアムや展覧会は やや閑散期にあたるらしいのですが(寒いから?)、面白そうな企画展示がもりもり予定されています。
皆さまの展覧会めぐりの参考になりましたら幸いです。

※お出かけの際は、ご自身の体調が万全なのはもちろんですが、各館の公式ホームページ等で最新情報をご確認の上、くれぐれも慎重にご判断の上でお願いいたします。
わたしは美術館・博物館を応援する意味でも、対策を万全にした上で、後悔先立たず、会期スタート後はできるだけ早めに足を運ぶつもりです。


これまでの記事はこちらのマガジンで読めます。行った展覧会のレビューは、書ける限りnoteやインスタにまとめ、これらの記事にもリンクさせてます。ぜひ!!!


美の標準 —柳宗悦の眼による創作/西館(旧柳宗悦邸)

場所:日本民藝館(東京・駒場東大前)
会期:1月10日(月祝)~3月20日(日)
★事前予約不要
★巡回予定なし

竹橋の東京国立近代博物館で、「民藝の100年」展が好評開催中ですね。(2月13日(日)まで。気になってる方は、どうぞお早めに)

民藝、いいなぁと思われた方はぜひ、駒場の日本民藝館へもどうぞ。
タイトルになっている「美の標準」とは、柳さんが提唱したことばです。

そしてせっかく民藝館を訪れるなら、柳さんのお家だった西館開館日(水・土)を狙ってお越しくださーい。

ご参考までに、こんなnoteも書いてます♪
(手前味噌ですみません、人気です。)

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開館40周年記念 白井晟一 入門  第2部/Back to 1981 建物公開

場所:渋谷区立松濤美術館(東京・神泉)
会期:1月4日(火)~30日(日)
★事前予約:土・日曜日、祝日および最終週(1/25-1/30)は「日時指定制」
★巡回予定なし

年末の企画展に続く第2部は、松涛美術館の建物そのものを鑑賞する展示。
正直、わたしはこの建物公開の方がより楽しみでした。

松濤美術館へ行く度、階段や吹き抜け、照明、ドアノブなどの建具のデザインにいつも見とれていたもので。今回はいろいろと撮影できるのかなぁ。
わずか1か月の会期、できるだけ早めにお邪魔せねば!と思っています。

★22.1.8  観てきました!


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Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村

場所:東京都渋谷公園通りギャラリー(東京・渋谷)
会期:1月22日(火)~4月10日(日)
★事前予約不要・無料!!!
★巡回予定なし

昨年末まで開催されていた「語りの複数性」展も記憶に新しい、渋谷公園通りギャラリー。続く展覧会のテーマは、なんと!おかんアートです。

ご存知ですか、おかんアート。
名前は聞いたことなくても、作品を観たら、あーはいはい!これね!となる方が多いはず。特にアラフォーから上くらいの方々。

展示のキュレーションはまさかの、そして納得の、編集者・都築響一さんです。楽しみです。

★22.1.21 内覧会にお招きいただきました!

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特別展「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」

場所:東京国立博物館 表慶館(東京・上野)
会期:1月7日(金)~3月13日(日)
★事前予約制
★巡回予定:なし

2020年夏の開催が予定されていましたが、残念ながら中止になってしまった展覧会が!帰ってきてくれましたー✨嬉しすぎます。
ホームページに掲載された「見どころ」を読み、すでにテンション上がってます。

臨場感溢れる舞台を体感!
展示室内に、原寸大に近い大きさで歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊の舞台を再現します。来館者が実際に舞台に上がり、実演家の視線で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できます。

意匠(デザイン)に込められた自然観を体感!
実際に舞台で使用される衣裳、楽器、小道具などを多数展示します。間近でご覧いただくことにより、劇場の客席からだけでは分からない意匠の細部に込められた日本人の美意識、特に四季や花鳥風月といった自然との関わりを感じることができます。

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/dentou2022/

あの!表慶館の展示室内に、舞台を再現するなんて!!!
どんなことになるんでしょうか・・・。そして、絢爛豪華な衣装や楽器、小道具を間近で観られるというのがもう、楽しみすぎます。

すでに出品リストが公開されていますが、ほんの一部、歌舞伎の衣装のみ前後期で入れ替えするようです。
個人的には、前期展示の「藤娘」藤の精と「京鹿子娘道成寺」の白拍子花子の衣装をぜひ観たいと思っています。

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特別展「ポンペイ」

場所:東京国立博物館 平成館(東京・上野)
会期:1月14日(金)〜4月3日(日)
★事前予約制
★巡回予定:京都市京セラ美術館(4月~)、宮城、九州国立博物館(10月~)

今から2000年も前、現在のイタリアにあった、ローマ帝国の都市・ポンペイ。火山の噴火によって灰に埋もれてしまいましたが、18世紀に発見・発掘が始まって、現在も続いてます。

今回は、その膨大な発掘資料を収蔵しているナポリ国立考古学博物館から、モザイク、壁画、彫像、工芸品の傑作や、豪華な食器、調理具などの日用品まで、盛りだくさんで来日してくれる、豪華すぎる展覧会です。


ただし、チケット代が高いんですよね・・・大人¥2,100です。
高めと言われた、昨年の「鳥獣戯画展」より¥100アップしています。

今年、トーハクの特別展は、空也上人、沖縄復帰50周年記念の特別展「琉球」、そして、祝150周年!国宝祭の「国宝 東京国立博物館のすべて」展も予定されています。
先程ご紹介した、表慶館の「日本の伝統芸能」もそうですが、あれもこれも行く!という方はぜひ、友の会に入会するのが、結果的にお得でお薦めかもしれません。

ちなみに本館では現在、お正月恒例の「博物館に初もうで」を1/30まで開催中です。さっそく行ってきましたよ♪


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御大典記念 特別展 よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―

場所:サントリー美術館(東京・六本木)
会期:1月26日(火)〜3月27日(日)
★事前予約制
★巡回予定:長野・松本市美術館(4月〜)

以前、トーハクで行われた正倉院展で、模造の螺鈿紫檀五弦琵琶の制作過程の映像に、とんでもなくびっくりしたことがありました。それが再びお目見えするという展覧会です。

またそもそも、染織、金工、ガラスに、螺鈿や蒔絵などが施された工芸品が好きなもので、ぜひ間近で見つめたい!と楽しみにしている展示です。

★22.2.15 観てきました!

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とらやと楽しむ寅年展

とらやといえば、トラ。ということで、寅年にちなんだ展示が、2つの店舗内のギャラリーで開催中です。

とらやには、「虎屋文庫とらやぶんこ」という部署があります。
創業から500年にわたって蓄積されてきた、お菓子のデザイン帖(菓子見本帖かしみほんちょう)をはじめ、社内のさまざまな資料を保管・管理したり、日本の菓子文化を調査・研究したりしています。

その虎屋文庫の貴重な資料の数々から、どんなものが展示されているのか。訪れるのが楽しみです。
東京ミッドタウン店ギャラリーでは、2/23(水)まで、赤坂ギャラリーでは、4/5(火)まで。どちらでも無料で楽しめます。

そもそもギャラリーがあるんだ!知らなかった!という方もいらっしゃるかな。素敵なので、この機会にぜひ足を運んでみてほしいです。

★22.1.8  ミッドタウンで観てきました


ちなみに・・・手前味噌で恐縮ですが

好きすぎるあまり、虎屋文庫の方と、ギャラリーの企画をされてる方にインタビューさせていただきました。ぜひぜひこちらもお読みくださーい!!



株式会社虎屋・小谷さん 河上さん(企画ご提案含む)    


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生誕110年 香月泰男展

場所:練馬区立美術館(東京・中村橋)
会期:2月6日(日)~3月27日(日)
★巡回予定:ここで最後?

昨秋、神奈川県立近代美術館葉山で行われた展示の、巡回展です。
ホームページによると、

展覧会の見どころ
1. シベリア・シリーズ全57点を公開します
香月は1943年に満州国へ動員され、戦後はシベリアで抑留生活を送りました。1947年に帰国するまでの戦争体験をもとに描かれた、シベリア・シリーズ全57点が一堂に会します。

2. 東京美術学校時代から最晩年まで、香月泰男の画業の全容をたどります
香月が体験した出来事の順番に紹介されることの多いシベリア・シリーズを含め、代表作と素描などあわせて146点を制作年順に展示します。シベリア・シリーズを同時期に制作された他の作品と並置し、画家が生涯を通じて追求した造形の本質に迫ります。 

http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2021-kazuki-yasuo

とのこと。
わたしは、立花隆さんのドキュメンタリー番組で、香月さんのことを知りました。
が、正直、作品群をちゃんと観る機会がなかったので、この機会にぜひ、と楽しみにしています。

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フランソワ・ポンポン展

場所:佐倉市立美術館(千葉・佐倉)
会期:2月3日(木)〜3月29日(火)
★巡回予定:ここで最後?

待ってました・・・!!!ポンポン展!!!
昨夏、京都からスタートしたこの展覧会も、たぶんこの佐倉で最後でしょうか。
唯一、都内で開催されず、何とか行けそうな佐倉市立美術館での開催を、首を長ーくして待ちわびておりました。

佐倉市立美術館自体も、初訪問の予定。重要文化財に指定されている建物を観るのも非常に楽しみです。

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奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム

場所:東京都庭園美術館(東京・目黒/白金台)
会期:1月15日(土)~4月10日(日)
★事前予約制
★巡回予定:なし?

最初にフライヤーを見た時、これは人気がでそうな企画だなぁ、と思いました。ファッションとシュルレアリスムが交わり、生まれたデザイン、とは。

朝香宮のあの美しい室内に、狂気をはらむ美しいお洋服の数々・・・想像しただけでワクワクしています。


ユージーン・スタジオ 新しい海/クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]

場所:東京都現代美術館(東京・清澄白河)
会期:2021年11月20日(土)〜2022年2月23日(水)
★事前予約制
★巡回予定:なし

そして、最後にこちらの2つの展示を。年始、さっそく行ってきました。
広い広い現代美術館の空間をたっぷり使った展示、存分に体感しました。これは画像やニュース、レビューなどで観てたよりもずっと良かったです。
たぶん2月の会期末が近づくほど混雑してくるかと思うので、気になっている方は、ぜひお早めにどうぞ!

★22.1.7 観てきました!

MOTコレクション展もハシゴして観ました✨


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ということで、今クールは絞って絞って、12選ですねぇ。
・・・あんまり減ってませんね、閑散期っていうのは嘘ですね。そして、書いてないけど行きたい展示がいくつもありますし。楽しみです。
お読みいただきありがとうございました。


2022年も、本当に、体調を万全にし、1日1日、しっかり仕事して、展覧会にも逃さず足を運びます!!!
毎度毎度のことですが、あぁ、どこでもドアが本当にほしい。

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