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安全ピンの唐突な自分語り

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先日Xでそれなりな反響を頂いた唐突な自分語りを連載記事として公開。ここにまとめていくよ。 当時高校生である安全ピンことnao少年は軽音学部を作るべく新しい高校へ入学する事に成功…
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カンタロウという男

カンタロウという男

カンタロウはヤマハのミュージックレボリューションっていう大会に出るためのバンドメンバーを探していた。

そこで目立ちまくってるドラムの安全ピンを誘ってきたかたちだ。

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代償

代償

高校生2年生になったあたりからずっと一人の女の子とお付き合いをしていた安全ピン。途中少し別れたりもしたけど結局よりを戻すみたいな高校生特有のあれだ。
おおよそずっと一緒にいた。
深夜まで実家の居酒屋を手伝って、朝6時に起きて髪をセットして彼女の家まで迎えに行って、バスセンターまで送ってた。
バイトがない日は必ず一緒に過ごした。

唐突な自分語り大学編 導入

唐突な自分語り大学編 導入

大学生になった安全ピンこと俺。

高校生の終わりにバイトしてたパン屋さんが北九州にもあるからこのまま社員にならないかと提案されるも、テレビ局の求人が気になって断る事に。

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高校編は一旦最終回

高校編は一旦最終回

ここからは駆け足で話を進めて行こうと思う。

当時バンドとバイトと女の子に現を抜かす高校生、安全ピン。勉強しなさい。いや、そのままでいいぞ安全ピン。

やはり同級生でもライブハウスで場数を踏んでるやつは手強かった。ライブハウスに居るといつもうずうずした。

あいつらも今はどうしてるのかわからない。
いまだにバンド一本道の馬鹿野郎は俺くらいかもしれない。

ストリップキングでもいろんな事があったはず

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部室に来る女の子

部室に来る女の子

ここまで自分語りを聞いてくれているあなたはもう気付いているかもしれない。

番外編 世紀末な日常

番外編 世紀末な日常

高校生になった安全ピンは原付の免許を取った。

そして魚屋のたばこ君の家に眠っていたメイトちゃん(スーパーカブみたいなYAMAHAの50ccバイク)を安く譲ってもらってとにかくいろんなところに行った。1番安く買えたお気に入りの花柄ヘルメットを被って。

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第四話 パンク

第四話 パンク

ストリップキングはオリジナルをやる。
そう意気込んでいたが誰も曲をかけなかった。

第三話 散歩とファンタ

第三話 散歩とファンタ

ドラムを叩きまくってた俺は本格的にバンドが組みたかった。
軽音学同好会に来る奴らはあんまりぱっとしない感じだった。良い奴らなんだけど。

バンド組みたいなぁ。

第二話 夕焼け空とパワーコード

第二話 夕焼け空とパワーコード

部室という名の秘密基地を手に入れた安全ピンことnao少年。めくるめく青春の日々はだいたいここで過ごす事になるかと思いきや、そうでもないのだがそれはまた今度。
曖昧な記憶の自分語りは続きます。

部室には肝心の楽器がなかった。
片っ端から知人に掛け合ってクソボロいドラムセットと割れに割れてもはや反り上がったシンバル。あと幽霊部員の持ち込みで小さいギターアンプとベースアンプをゲット。
みんなも知ってい

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第一話 安全ピンの自分語り

第一話 安全ピンの自分語り

私はとある高校の第一期生だった。高校まではチャリで1時間くらいかかる遠い学校だったけど新しい学校で部活が作りたかった、軽音学部を。しかもその学校デザイン課があった。

小6の頃から思っていたがスタジオ代は高い。当方ドラマーなもので家で少年ジャンプを組み上げて自作のドラムを作って叩いてみたものの相当な近所迷惑。
親父が拾ってきたギターを昔店(実家は居酒屋さんでした)で使ってたカラオケのスピーカーに直

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