文学フリマ京都 in なにがし⭐前編
2024年1月14日⭐
人生初めて
文学フリマに売り手として参加しました。
ふふふふふ。。
以前お話していた文学フリマ京都です⭐
文学フリマの存在を知ったのは去年のこと。
しかしながら、去年はどのようなイベントなのかわかっておらず、
そういうイベントもあるんだなぁ👀💭
などと思いつつ、結局その存在を知ったのはすべてが終わってから。
SNS上で他の方の楽しかった報告や戦利品報告を眺めて知ることとなる。
行っておけばよかったと思ったのはあとのお話。
(こういうの多いです。反省します。)
望月先生のブースは
本当にたくさん並んでいたんだよー!
のちにどのようなイベントだったのかと伺うと、誰に聞いてもそう話してくれました。
それはもうどれが列がわからないくらい。。
と。
さすがは望月麻衣先生です。
来年こそは行ってみたいな。
朝から京都入りして、全力で臨もう。
楽しみな気持ちでいっぱいでした。
そんなわたしが、
まさかの売り手になれたのは、
あるコメントのおかげでした。
『そのうち書籍化してくださいね』と。
そんな他愛もない一言。
昔から楽しかったことは記録に残しています。
感謝が溢れすぎると感謝をこめて、その日のこと、そのときの想いを伝えたい気持ちでいっぱいになって絵日記をつけている。
そんな個人的な絵日記に対してそんな風に言ってくれる人なんていなかったから驚いたけど、そうあればいいな♡と思いつつもどこか他人事な返答をしたものです。
とても夢のような話だと思ったけど、
その未来はきっとこない。
曖昧なわたしの返答は
未来の可能性を完全に打ち消していました。
したいといいつつひとつの形にすることはできないのだろうなと思いつつも、夢だけを見ることに。
川床のイベントに参加をしたとき、
自分の日常でいいことがあった日のことを絵日記に収めているとお話をしたらみなさんが見たいと言ってくれたから、それならたまにはアップしてみようかなと気まぐれにSNSに上げるようになりました。
これがそのきっかけの日です⭐↑↑↑
そんな数日後、
まさかの望月先生から
『文学フリマ京都に出しませんか?』
とお声掛けいただく。
え?正気ですか?
最初は目を疑う。
自分目線の、
しかも自分の都合でしかない絵日記ですよ?
と驚く。
だ、誰得なんだ? そんなの……
けれども、脳裏に閉ざされた扉が見えた。
この扉を開いたら、新しい世界が見える。
本能がそう訴えかけてきたようだった。
今までのわたしなら、
いや、ちょっと……となっていたと思う。
さすがにこのクオリティでは……😓と。
すぐに自分の限界を決めたがる。
でも、今のわたしは新しい世界を垣間見ることでわくわくできるということを知っていた。
はじめの一歩を踏み出す大切さを知って、
考えがずいぶん変わりつつあったのです。
だから、すぐによろしくお願いしますと返答を返しました。
と、簡単に言うけど恐ろしいお話です。
頭上からお宝が降ってきて、
頭に激突したような衝撃ですよ。
こんな有難いことがあるでしょうか。
新しい世界は世界でも、
新しい世界のレベルが違います。
この機会に全力で取り組もうと決意します。
そこからは必死でした。
慌てて自分の絵日記を集める。
みなさんに見てもらうために描いたものもあれば、個人的に保管したものもある。
自分だけに描いていたものを人様が見ても違和感がないようリメイクする必要があった。
そのため、慌てて参加したイベントを時系列にまとめ、描いていなかった作品も一気に描き始める。
描いていなかった内容だけを描くなら
どれだけ楽だったことでしょう。
(楽!? 本当に?😀(笑))
でも、そんな間にも先生の魅力的なイベントはあり(サイン会は二度ありました✨)、描きたいことは次から次へとあふれています。
どうせ描くのならすべて描き切りたいと同時進行で過去編、現在編と描き進めることとなる。
なかなか進まなかったのは、
誰が読むんだこれ!?(´⊙ω⊙`)
とあまりにしつこいラスボス(自分)が
突然攻撃してくることもあり、
そのたびにちょこちょことSNSにアップして
みなさんのコメントに癒やされていました。
描くことを始めてから、
イベントも描く目線で臨むことになりました。
頭を空っぽにして臨みたくても
脳内が自然と起承転結の瞬間を探している。
空き時間は、ネタを練ることと描くこと、色を塗る日で分けて作業を行う毎日になりました。
加えて、最初のころは1時間弱で完成していた1枚の漫画が2時間ほどかかるようになりました。
それには理由があって、人に見てもらうものを描くように意識をしたため、描くときは下調べをして描くようになったということ。
見てもらうのに情報が間違えていたら大変ですからね。
また、
仲よくしてくれる人が増えたということ。
登場人物が増えたというわけなのですよ。
(すばらしーいっ!!)
自分だけなら適当でもよかったんです。
でも、人様を描くときはそうはいきません。
時間がかかります。
ともに過ごした思い出を
しっかりと思い出したいですしね。
そうこう考えているうちにあっという間に時間が経ち、1枚の漫画を完成させるのにずいぶん時間がかかるようになっていました。
でも、その時間さえも、自分の変化だと思えば素晴らしいことのように思えました。
望月先生にご相談し、印刷所は『ちょ古っ都製本工房』さんにお願いすることを決める。
余裕を持って、12月初旬にはデータの入稿予定を決めていました。
だったのだけど…原稿を並べてみてふと思ったのは、あと一作描けば、2022年、2023年分の作品が完成する。
そう、
最後の大イベント、クリスマス会。
これさえ描き切れば、
きれいに2年間分を収めることができる!
そう思ったのですが、
クリスマス会は12月17日🎄.*
ネタが見つかるかも(いや、絶対ありますけど)わからないのに完成させて入稿……と、とても無謀なのである。。
だけど、一か八かとクリスマス会の終わった直後のホテルから描き始めました。
敗因は、クリスマス会の直後に数年ぶりに体調を崩したこと。
あなたはしばらく休みなさいと言われたように寝込んだ2日間。
おかげで寝クリスマスになったわけですが、すべてを放棄し、完全に引きこもりを発揮し、せっせと描き終えたクリスマス🎄編✨
なんとか間に合いそうで、
ほっとひと息だったのです。
そこまでは🤣🤣🤣
印刷をしてもらうにあたって、
サイズの違いで泣かされることとなります。
用紙設定など、聞かれている意味がわからないのです。
本当に本当にご迷惑をおかけすることになります。
そんな……描いているときに、まさか製本するなんて思っていないじゃない。
用紙のサイズが違うだなんて意識したこともなく。
だから、用紙もそのとき表示された用紙の適当なサイズで描いていたわけなのですよ。
すべての枚数をまとめると98枚はある。
直す枚数も同様である。
ひとつひとつ丁寧に教えていただくも、あまりにも高度なお話しすぎてどこを直したらいいかわからず電話ごしに唸るなにがし。
(本当にすみませんでした😭😭)
こだわりよりも完成すれば何でもおっけーです✨精神さえ生まれてくる。。
(いえ、本当に完成しただけで嬉しい♡(後日談))
そうしているうちに
まさかの年末がやってきて、
まさかの年明けまで入稿できないかもという
………崖っぷち。
自業自得だけど、なぜこうなった?と。
すべては不備のせいだ。
自分の甘さだ。
絶望的であります。
しかしながら絶対に落とすわけにはいかず、必死に試行錯誤を繰り返す。
もしもあるかもしれない次回にも生かせるよう教えてもらったところや直したところはすべてメモをするようにした。
ご迷惑をかけてご迷惑をかけて。
ようやく年明け、入稿が叶いました。
脳内でクラッカーが飛び交いましたね。
というか、
『ここからはこっちで対応します』
と言ってくれたのです。
(ほ、本当にすみませーん😭😭😭)
完成したらもうなんでもいいです!!
といって、届いたのがこちら。
想像よりもはるかに素晴らしい物語届き、びっくり仰天。。
な、なんとも言えない感動よ。
い、色がいいっ!!!
最高にいいっ!す、好きっ!!!
想像を超えた感動でした!!!
もう自分の作品とは思えないくらい
完璧な仕上がりでした!!(印刷面は)
みなさんが
どんどんどんどんお品書きをお披露目し、
文学フリマモードになっていくなか
そわそわしていましたが、
ようやくわたくしも文学フリマに行ける!!
そう思えたものです🙌🙌
もうしばらく印刷はこりごり……
と、まさかのまさかで
印刷は100部刷りました(笑)
これでしばらくは刷る必要はありません。
完成後も不備三昧なので
残念ながらそうはいかなくなりましたが。
(またも後日談)
100部よ……ずしりと圧巻でした。
『思い切りましたね!』
と皆さんに言われたけど、
何かあったときに刷り直す元気は
もうわたしにはなかったのです。
(不備だらけなので刷ることになりますけどね(後日談))
ひとりだったら諦めたのではないか。
そう思えるくらい何度かがっかりして。
パソコン、iPad、携帯を
同時進行で一気に操作しました😓(笑)
(3台ともありがとーう!!)
それでも今回だけは絶対に落とせないと前回は諦めた場所からの限界の限界を全力で超えることになる。
そう。
はじめて1冊の作品を自分で作ったのですよ。
この上ない感動ですよ。
そりゃ、100部も擦りますよ。
(あまりにも適当(笑))
とはいえ当日も
そんなに持っていくつもりもなかったし、
いつか本業語り部の自己紹介のときにお渡しするひとつのアイテムにできたらいいな、と思ったりしていました。
『せっかくだから
全部持ってきたらどうですか?』
と望月先生が言ってくださり、
持っていってもいいなら持っていこう😀
と、完全にお言葉に甘え、
95冊を抱えたのはこのあとのお話し。。
そうしてなにがしは、
文学フリマ京都の当日を迎えることとなる。
ここからのお話は、
後半へ……つづく✨
(読んでくれてありがとうございます⭐)
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