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恋というやさしいエゴ。

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ななびのトークだけを、まとめて読めるマガジンをつくりました。さらっと私のことが知りたい場合の流し読みに、大変便利です。
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#雑記

置かれた場所で咲きなさい。

それを聞いたとき、子供ながらにおもいました。

私はカゴの中の鳥なのだなあーと。

でも大人になったいま、

私のこころがさけぶのです。

咲くことにかわりはないけれど、

置かれる場所をえらぶことはできる。

私は花でも鳥でも風月でもないのだから。

誰かが私のためだけに作ってくれた。

そういう夕飯が食べたい。

カップラーメンをすすると、おなかがすく。

どうしてだろう?と思っていたけれど、ようやく分かった。

時間効率じゃないの。

どれくらい手間暇掛かったか、あなたのことを考えたか。

愛情とは、時間の密度なのですね。

あなたの文章が、"スキ"です。

たくさんの皆さんのそれが

私には

"Welcome to the World."

と、きこえてしまいました。

ある日突然文章が書けなくなり、しばらくつらい想いをしていた数年前。

見かねて、先生は言いました。

『何を書くか』より、『誰に伝えたいか』。

自分を吐露するよりも先に、考えるべきことですよ。

それからいつも、私は足りないあたまをつかいます。

想像します、文章の向こう岸を。

旅行というのは、おきゃくさんでいられる自由がゆるされる時間です。

住むというのは、じぶんで生きていく、と決めることでしょう。

話をすれば、その人がほんとうに外国に住んでいたかどうか、

すぐ、わかります。

「将来のゆめはなあに?」

と幼いころに訊かれたことをおぼえています。

なぜだか、その問いにしっくりこなかったことも。

数ある『しごと』という選択肢のなかに、

『わたし』は入っていなかった。

そのとき感じた、胸のもやもや。

わたしはけっして、忘れるものですか。