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学びの開始Ⅰ.セルフラブ|ライフキャリアコーチへの軌跡(8)

2021年6月から自分と向き合うための「セルフラブ」のジャーニーを始めました。自らの学びをもとに自分の気持ちを大切にする考え方、自分との向き合い方をセルフラブの視点から発信をされているSofiaさんのもとで学ばせていただきました。
※Sofiaさんのインスタグラムはこちらから。

セルフラブについて学ぶまでの私は良かれと思って積極的に以下のような思考回路を自ら持っていました。


  • 私が頑張ることで収まる問題なら自分が頑張れば良い

  • 誰かが苦しんでいたら自分を犠牲にして助ける

  • 誰かが機嫌が悪くなっていたら私が何か行動をして環境を整える努力をする

  • 自分は常に未熟者だから常に頑張り続けていないといけない、ぼーっとしてはいけない

  • 完璧にしないといけない、完璧でいないといけない

  • 他人に嫌な思いをさせてはいけなくて、させてしまっていたら自分が反省する

  • 違和感を感じる態度をされたら、その人に嫌な思いをさせないために自分の行動を改める

  • みんなが良い気持ちでいられるように、誰も取り残さないように自分が気を付ける


まだまだありますがこの辺で・・・。

振り返ればどれも度が過ぎると、どんどん自分を窮屈にする考え方だと今なら気づきますが、当時の自分はそれらの信念を信じて行動することが「正義」であると信じて疑いませんでした。

だからこそ、仕事では、まるで部活動のように朝練や自主練だと言い聞かせて、誰からも命令されていないのに自ら始発出勤・終電退社をし、自分で自分を追い込んで身を削る働き方をしたり、その反動で逆に業務量が減ると自分は必要とされていないと勘違いしたり、どんな事象も自分を苦しめてしまう悪循環の捉え方をしていました。

また、誰かから悩み相談を受けたら、その問題を解決するために自分が尽力しなければならない、それが自分の力が及ぶ範囲なのかどうかは関係なく、とにかく行動をしなければ、と駆られる状態でした。

学生時代の部活動であれば自分の力が及ぶかもしれませんが、社会に出ると一従業員として会社組織の中で必ずしも部活と同じように自分の力が及ぶわけではなくなります。よく考えればそれは当たり前のことなのに「できないことはないはずだ!」という信念のもと、結果的に自分の力が及ばなかったときに「自分はまだまだ足りていないんだ」という自分に対する不足感を抱いて自分を苦しめていました。

そんな中、初めてセルフラブの考え方を目にして、


  • ありのままでいいんだ

  • そのままの自分で十分なんだ

  • 自分を大切にしていいんだ


それらの言葉を見ても、最初は全くその意味が理解ができませんでした。

今まで自分が信じてきていた「無理してでも頑張らないと価値がない」「辛いことを乗り越えてこそ価値がある」「甘えてはいけないから常に頑張らないといけない」という考えと真っ反対だったからです。
でもどこか「え?それでもいいのかな・・・」とその言葉に吸い寄せられるような感覚もあった気がします。

しかし、最初はそういった新しい心の動きが出る度に、昔から居座っている厳しい自分が出てきて、

「いや、それは甘えだ。これまで自分が周りに認めてもらえていたのは常に頑張っていたからであって、一度頑張らなくなったら、そのぬるま湯から抜け出せなくなって、頑張れなくなってしまう、それは嫌だ!」

という反発心がかき消してくる、そんな流れからなかなか抜け出せませんでした。自分が自分でなくなってしまうような恐怖感もありました。「頑張り屋さん」であることが自分であり、それ以外になったら自分ではなくなる思っていたからです。

当初は「セルフラブ=無理しない=頑張らない=自分じゃない」という方程式が頭の中にできて拒否反応を起こしていました。でも、そのセルフラブの考え方にどこか惹かれる部分を感じていたから情報を完全にシャットアウトはしていなかったのだと思います。自分で気づかない無意識の部分で感じていることって面白いです。またそれは別の機会に掘り下げたいと思います。

今では当初の自分の中にあった方程式をさらに掘り下げることができるようになったことにも気づきます。「セルフラブ=無理しない=頑張らない=評価されない=認められない=ありたい自分ではない」でした。当時の自分にとっては最後の「周りから認められる=自分である」の考え方が強く、「認められない」ことに対する恐怖が大きかったのかな。周りから認められることで自分の存在価値を判断していたので。つまり、自分自身の生き方の軸は「置いてきぼり」になっていたのです。

やりたいことがあったとしても置いてきぼりにして、親が喜ぶ道ってなんだろうって無意識に考えてしまう癖。疲れている気持ちや身体の状態を置いてきぼりにして、誘ってくれた人が喜ぶのが嬉しいからごはんの予定をホイホイいれてしまう癖。習い事の時間を置いてきぼりにして、自分の勉強のため、そしてそれによって一緒に働く人たちが楽になるなら嬉しいと思って早朝から深夜まで働く癖(そして習い事は当日休み)。

たくさん自分を置いてきぼりにしていました。しかし、どれも自分の中では当たり前の思考回路だったので「置いてきぼりにしている」という事実に気づくことは一切ありませんでした。知らぬが仏の状態。自分の選択に疑問を抱くことはなく、自分の方程式の範囲内での幸せにフォーカスをしていました。でも広い視野で見たら幸せじゃなさそうですよね。

1年間、セルフラブについて学び、自分の気持ちに注目する思考回路を意識して過ごしてみただけで、物事の捉え方が変わったことには驚きました。

日常生活に起きる不満や不安な気持ちを客観的に分析できるようになったことが大きいです。嫌な気分を感じたときに「じゃあ、もっとその気持ちを細分化してみよう、そして、何がそうさせているのか」分析してみると、実は自分の疲れを取れてなかったことに原因があったり、自分の思い込みから来ているだけの不安だったり、自分を置いてきぼりにしていたことによって起きていた心理現象が多くみられました。

もちろん毎回スムーズにきれいに分析できるわけではなくて、モヤモヤが続くことも今でもありますが、少なくとも変わったのはその嫌な気持ちに浸る時間が格段に減ったこと!思考の切り替えが早くなったし、より客観的に視野を広げる癖を新たに身に着けることができました。

Sofiaさんの言葉の中で本当にその通りだなと思ったのは「セルフラブも筋トレが必要」という表現。まさにそうで、1、2日だけでは身につかないし、継続してトレーニングを続けることで筋肉がつくように、新しい思考回路が自分のものになっていきます。これからもセルフラブ筋を鍛えていきたいです。

次に続く・・・


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